2016/12/14

市場推計は推計なのだ

デジタル広告収益、GoogleとFacebookの総取りは本当?:ネットの謎
https://shar.es/18R9Fl

売上が大きい企業、上場している場合は収益が公表されているので、市場推計の時には相対的に過大評価される場合があるよって毎度の話。
日本では広告市場に関して、公的機関じゃなくて私企業、である電通が市場推計を発表している。
ご存じの通り、ネット広告も含まれている。

この市場伸び率に媒体社が嘆いていたのが
「うちは、こんなに伸びてないよ。」
というため息交じりの年度末。
2月に発表されるんだが、この市場推計の元になるデータの範囲は、前年度の1月~10月という事は知っていただろうか。

歳末セール期は推測値お手盛りである。
推計であって、実績ではないのだ。
暦年である点もポイントで、自社の決算期と成長率が違うのは、そういった勘違いも含まれていると思われる。(やっちまった本人なのであった・・・。)

あと、記事に指摘されているロングテール部分であるが、ネットならではという事もあって、日本は推計対象というか範囲と定義が調査主体である電通基準だ。
電通は自社負担でずっと統計調査しているんだから、当然である。(これだけのリソースが割けるのも、電通だからとも言える。)
これは、他の統計数値と比較したりすると火傷する。
調査対象からして違うんだ。
なので、事業企画書の市場規模とか見ていると、面白いことを書いてちゃう人がいる。(やっちまった側の方だけど・・・。)
くれぐれも、他の推計調査と混ぜないように・・・。

そんなわけで、リリースから読み取ることは不可能だが、調査会社の市場推計と「広告」の定義や対象は購入すれば見られるので、使い分けをした方が良い。

プレーヤーが少なくてベンチャー中心だと数字にブレがありすぎるし、逆に多いと補正が上場企業に引っ張られるし、そんで事業計画を盛りすぎて行き詰まる会社も増えていく・・・という気がする。
収穫逓増とか、ネット時代の法則(マーフィーの法則と似たり寄ったりだとしても、経験則は大事。)は知っておくべきだと思うんだよね。

ちみなに、個人的に市場を席捲する商品やサービスって、登場から三年で売れるようになって、その三年間でスタンダード化すると考えている。
ほとんどは、三年待たずに消えるんだけどね。(笑えねぇけど。)

2016/12/13

デジタルエージェンシー側の団体かな

デザイン&テクノロジー協会(略称:DaT)は、2016年8月に発足。
リリースがあったのか、気が付いてなかった。

会長はデジハリの杉山学長。
なるほど、これでつじつまが合う。(半年前から動きがおかしかったので)
こっちの話は別にして、こういう団体は設立経緯と構成メンバーが「名称」よりも真実を物語る・・・と思う。

役員・運営委員
ここから見ていくと、
アドバイザリーボードにデザインだけでなく広告要素が入っている人選であり、デジタル系の広告主として大きい会社が入っている。
エンジニア・・・が入っていないのは何故・・・。

委員会を見ていくとエンジニアが入ってくる。
しかし、オートデスクは別として、日本IBMが入っている。デジタルエージェンシーだよね後ろにいるのは。
岩城氏が中心に動いていたようなので、資生堂が入っているのは、つながり的にわかる。
結構な割合で日本IBMが入っているのである。

他の広告主がこれから入ってくるのだろうか。
その場合、日本アドバタイザーズ協会Web広告研究会の幹部メンバー経験者として、仕切りはどうしたんだろう。扱うテーマはデザインとテクノロジーという立て付けになっているが、サイトを見ると「デジタルマーケ」が最終的な落とし込みになっているよね。

日本側の広告会社とか媒体社とか、執筆時点ではメンバーにいない。
単に間に合わなかっただけなのか、この枠組みに不要なのか、どっちだろう。
アドビやIMJ(独自で数千人のコミュニティ持っているから参加不要だと思うけど)とか、コンサル系が入っていないので、推測する材料が足りない。

無難な見方だと、デザインができるエンジニアが欲しい資生堂とIBMが、デジハリを支援するって格好だけど、わざわざ団体にする部分が引っかかるんだよね。

一点、記載を誤ったのか本音が見えたのか分からないが、リンク先ページの下部右側

企画立案の際に、価値や適正な費用について正しく判断したい
これって、料金表とか作るんでしょうかね。
サイト制作から広告料金など、企画立案の段階で見積もりに含まれる項目は多岐に渡るので、ぼやっとしてるけど・・・。

2016/12/07

PMP、プライベートマーケットプレイスって何?

三文字略称が多いネット広告業界。イノベーターとアーリーアダプターとフォロワーには、圧倒的な距離感があるのだが、ネット広告市場が拡大して専門職が多くなると、知らなくても業務はできる状態が出来上がるというブラックボックス化が進む。

以前、「アトリビューション」という言葉を日本のマーケターでは、実に6割がよくわかっていないという調査の発表がアドロールからあったようだが、まぁ、それが現実である。
そもそも、ネット広告自体が世間から良く思われていない向かい風な状態で、その一員である企業の営業や販促担当からすれば、テレビなどのマスメディアの方が棚も取りやすいし説明しやすいフォロワー層なのだと思う。
当然、企業内のマーケ部門や担当も、これに引っ張られる結果は予想に難くない。

一方、専門家であるべきネット業界も、みんなが最先端の情報に群がって、ガシガシやっているかというと、そんなことはない。
下手をすると、情報を日々更新して理解に充てる自己研鑽の時間などなくて、もはやロボットのように機械的にやっている状態である。(過労死や超過勤務常態で想像はつくと思う。)

アドテクが生み出すジレンマでもあるが、効果効率を手作業で追及するには無理があるのでシステム化すると、最初の設定をするとき以外は結果がはじき出されるだけになる。
何が起きているのか、システム化される以前をしらなければ、説明されても理解は難しくなる。

そんなところに、アドネットワークにリアルタイムビッティングで掲載するときに媒体は選べないが、プライベートマーケットプレイスを導入すれば、媒体を選べる。
という情報を投下されても、運用型広告に関わっていないと関心もないだろう。
PMPとか略されたらスルー必至である。

そう、波乗りペンギンもスルーしてた。
業務でネット広告の配信と解析について、理解しなきゃならなくなった先月まで・・・。

前置きが長くなったが、ここから調べたことをメモっておく。

なんとなく市場ができると集まりができる。
一社だけだと視点や話が偏りがちだが、グループになると市場を見渡す話になりやすい。
「パブリッシャー・マネタイゼーション研究会」というものがあるそうな。
あ、横山さんだ・・・。

日本のメディアが「広告連合」を作ったワケ J-PADが「運用型広告」に一石 | DIGIDAY[日本版] - 東洋経済オンライン
http://toyokeizai.net/articles/-/144781

ちょっと、内容がPMP市場になっていて読むのも辛い。
もうすこし、解説があるものを探してみた。

プログラマティック市場拡大の起爆剤となるか/PMP専門企業intelishが描くネット広告の未来 (1/3):MarkeZine(マーケジン)
http://markezine.jp/article/detail/22020

インタビュー形式なので、頭に入りやすいかと思う。
いくつか冒頭のポイントを引用すると、
というのは、RTBはメディアの広告枠ではなく、オーディエンスベースで広告を売買していたため、ブランド広告主からすると「どのメディアに出稿されるかわからない」わけです。
これまでのオープンなRTB市場との相違点は、限定された広告主・広告枠で構成された、優先権のあるオークションであること。
こんなところ。
記事に電通とグーグルの取り組みが、切っ掛けで知られるようになったというので、さらに調べると、

電通報 - 電通×Googleで拓くプログラマティック新市場 ~電通プライベート・マーケットプレイス(PMP)~
http://dentsu-ho.com/articles/2548

PMPとは何かという説明がある。
続く連載で、プログラマティックについての解説もあるので、ついでに目を通しておくといいかも。

これだけの情報なのか、こんな情報なのか、判断は皆さんにお任せするが、大雑把な理解はできるだろう。

アドネットワークに広告を出すと、売買が成立した場所に掲載されるが、どの媒体に出るのか分からない。これは、n対nの取引だし、仕組的に相手を選べないから仕方ない感じ。
これを媒体が分かるようにするために、広告主も媒体も数を絞って選べるようにしとけば、いいんじゃないか。
という整理。(ザックリ過ぎだが。)

他のニュースとか解説記事を読んでも、似たようなことが書いてあるが、説明の仕方や図表が違うので、しっくりこない人はググってみよう。

ここまで調べてきて疑問が出てきた。
・PMP導入って費用が掛かるの?
・媒体の選定は誰がやるの?
この2点であるが、明確な記述を見つけられなかった。

以下は、ソースはないが、
・導入費用は掛かる
・選定は結局、広告会社
のようだよ。

これだと、数千の媒体から選択していく労力は変わらないわけで、広告会社は大変だろう。
手を抜いて、媒体サイトを見なければ、楽だろうが・・・。

2016/12/02

DeNAキュレーションメディア問題

広告媒体であったDeNAが運営する8つのメディアが非公開となった。
雑誌であれば休刊という措置なんだろうが、また、復活する前提なのがネット媒体ならではだ。

「大きな間違いだった」 DeNA守安社長が“WELQ問題”謝罪 「iemo」など8メディアも非公開に - ITmedia ニュース
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1612/01/news142.html

読者に悪影響を及ぼす媒体に広告を掲載するのは、広告主のモラルも問われる問題なのだが、アドネットワークで媒体を問わずに「ユーザ属性」などで自動的に掲載されるため、他社によるチェック機能が無くなってしまっている。
今の構造だと、キュレーションだから問題なのではなく、ネット広告は記事がパクリだろうがコピペだろうが掲載されれば収入を得られてしまうことが、問題ではないかと思う。

分析レポートに媒体の信頼度はないのである。

そして、配信サイトを選択しようとすると、設定する運用担当者は過労死してしまう。
それを確認する広告主がいれば、同様に過労死できると思う。
なにしろ、アドネットワークで配信されるサイトの数は、10や20で済まないのだ。
(やったことないので、実際の数が書けない。サービスによって数百から数十万サイトになるはず)

もはや、個人のブログやSNSの投稿にも広告は掲載されている現状で、記事の良し悪しとか判断する以前の問題だ。
引用とか抜粋、原典表記などのルールは、普通の人なら知らないだろう。
著作権肖像権を守ろうとすると、ほとんどの人が違法になるしね。
(自分のプロフ画像に有名人を使ったり、ネットで拾った写真やイラストは、許可をもらっていない限り違法。)

追記

延焼中。お金儲けのためなら許されるのか?という部分と、上場企業であり球団を持っている会社だから問われるモラルという倫理観で語られる論調もあるが、著作権的にどうなのよ!というコンプライアンス問題がずっと燻ってるよね。

DeNA炎上騒動は任天堂が協業を見直してもおかしくない深刻な問題のはず(徳力基彦) - Y!ニュース
http://bylines.news.yahoo.co.jp/tokurikimotohiko/20161203-00065085/

徳力さんが書いてて、結構長い文章になってるけど、波乗りペンギンが広告視点のみなので、こちらを読んだ方が経緯も含めて「まとまっている」と思う。
DeNAだけじゃないという部分もあって、

「NAVERまとめ」が新方針 “キュレーションサイト問題”受け「まとめ作成者の信頼ランク」採用へ - ITmedia ニュース
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1612/05/news128.html

うーん、良い方と自己定義の問題は別にして、ユーザから見た場合の対応を軸に考えてほしかった。結構、酷いのあるよ。
投稿者ランクを運営側がつけるんだったら、もはやプラットフォーマーなので知りませんという話はおかしい。ガイドラインもあるんだし、情報の真偽や著作権の問題がどっか行ってしまっている。と、感じる。

DeNA運営「WELQ」の発注先だったクラウドソーシング、大手2社の対応は? 
http://japan.cnet.com/news/business/35093081/

ランサーズが品質向上委員会を設置--管理体制強化でガイドラインに適さない依頼は排除へ
http://japan.cnet.com/news/business/35093234/

問題ライターを提供したとされるランサーズも対応を発表。
フリーランスを管理する会社になると、業容が変わってしまうので、中途半端になって延焼拡大しないか心配になる。
なんにしても、進行も品質も安定させるためには、個人の集合体では難しいわけで、会社組織が必然である理由を発注側も考えてみるべきだと思われ。

エセ“キュレーション”逃亡続出、WELQに続いてMERYもCAも これはモラル問題ではなく法律問題だ | Web担当者Forum
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2016/12/06/24553

安田編集長は著作権問題が本質だと強調・・・怒ってる
確かに、キュレーションされていないコピペ改ざん記事を集めればキュレーションメディアになるという事態は、社会的に問題があるってことではないかという気がする。
この片棒を担いでいるのが、コンテンツを問わないグーグルをはじめとするネット広告なんだよね。
ビジネスとしては成功したため、経済活動的に行き詰った媒体単体の枠売りは壊滅的な打撃を受けて市場は縮退してしまった。運用型広告が隆盛を極めている。
もはや自主規制は倫理観の欠如した会社に意味はなく、法的規制や行政による管理という方法も検討すべき時期かも。

追記

時機を逸した記者会見となったが、ご主人をなくした直後の南場さんが同席するという対応が、会社が子供なんだなと感じられて、ちょっぴり同情した。
正義を振りかざして糾弾する記者もいたようだが、ライブ中継を見続ける余裕はこちらに無かったので、メディア記事を待とうと思う。

彼とは名刺交換程度はしているだけで、周辺事情しか拾えないが、抱えている問題はDeNAだけでなく大企業なら構造的にあるわけで、そこを刺しておくマネジメントが難しいのは分かる。
最近、グレーゾーンに突っ込まないと業績を上げられない会社が増えている気がするけど、社会的な問題が根本にあると思う。

追記

担当役員は移住先?の海外から戻らないそうだ。
サイバーエージェント出身ということで、人によっては「納得」の展開かもしれない。(少なからぬ人たちが良い思い出が無かったりする。その恨みだね。)
村田マリさんという方らしいが、面識ないので記事に書いてあることぐらいしかわからないね。
が、会長である南場さんは、旦那さんを失った直後でも会見に出たのに、なんか、体調不良とか逃げてるのか隠していねのか分からんが、なんか憤りを感じる。

追記

ネット広告系だと、こういった事件の見方や考え方もある。
忙しいのに(おそらく短時間で)ここまで考えられるのは、うらやましい。

DeNA他キュレーションメディアが起こした”事件”は、検索エンジンが資本主義に負けたということ。
http://www.mediologic.com/entry/2016/12/08/121204

それから、人のフンドシで相撲とってるよね~という話を、立場上難しいといいながら後編ではサクッと刺してるので読んでみて。一見関係ない話のように読めるんだけどね。

新聞社が持つべきネットへの意識…JIAA(前編) : 読売新聞
 http://www.yomiuri.co.jp/yolon/ichiran/20161128-OYT8T50024.html

追記

今回の問題はモラルのなさが根本的な原因であるが、社会的な問題なので義務教育期間に、頭の中に押し込んでおくべきことだろうと思う。
人のものは勝手に使っちゃいけないとか、幼児レベルの倫理教育だが、子供の数が減って核家族化が基本の現在、兄弟や近所の子供たちが遊びながら覚えていく社会的なスキルは、親ですら持っていない可能性が高くなっている。

ネットバブルの時代に「グレーゾーンを狙え」それが、ネットビジネスで成功する方法だったわけで、成功体験が身に染みた連中はトップにいる限り、大きく変わることはないのだと思う。
五月蠅いことをいう連中は、社員なら煙たがられて弾かれるし、業界的にも支持する人は数少ない。(経験者談、波乗りペンギン)
もちろん、それでも数少ない理解者がいればこそ、業界の片隅でチマチマとやっていられるので、希望が無くなってはいないと思う。

とりあえず、デザインセンスを磨くとか、プログラミングのスキルを伸ばすとか、今日を生きていくために必要な知識だけ考課基準にしている会社に、就職しないように労働側に情報提供するしかないだろう。
労働人口が減っていく日本にあって、人員の確保は企業の存続に最も影響する。
モラルやマナーを評価する人事評価をしなければ、優秀な人材が集まらないようにするのだ。
社内に落ちているごみを拾う、挨拶をする、使った後は元に戻す、そんなことも最近はできていない社員が多いからね。(これ、笑えない現実・・・。)

追記

ちよっ、笑えない余波でうろたえてる。
黙ってパクッてないよな確認が・・・。
そう迫られると、自信なくなる。

追記

キュレーションメディアだけでなく、料理レシピもプラットフォーマーという括りにおいては、投稿内容に責任があるんじゃないか~という話が出てきた。

プラットフォーム事業者の責任はどこまで―、クックパッドがはちみつレシピへの対応を発表  |  TechCrunch Japan
http://jp.techcrunch.com/2017/04/11/cookpad-responsibility-of-a-platform/

プロバイダー責任法みたいに縛りを入れる流れにならないように、媒体社側で再点検したほうが良いんじゃないか。(ネットメディアを中心に・・・)

追記

DeNA単独では対外的にも厳しいと思ったら、小学館に助けを求めたようだ。
辞書もあるし、規模や歴史の観点からも良い判断だと思う。(上から目線)

DeNAと小学館、新デジタルメディアを検討 - ITmedia NEWS
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1704/20/news108.html

記事の質を担保する編集がポイントだという向きもあるが、体制と経験だと思う。
週刊誌とか、チーム制で記事を作っていくのである。
辞書とか、大量の情報から定期的に更新したり、まぁ、百年の歴史に学ぶべきところがある。活用できるリソースがある。

2016/12/01

それ、間違ってます。就活の情報はリアルで探しましょう。

微妙に違うとを書いてあると、気になってしまう波乗りペンギンです。

今回の素材はこちら。

(2017卒必見)広告系業界まとめ - NAVER まとめ https://matome.naver.jp/odai/2143652019593402501

のっけから雑な説明ですが、広告なんて普通の方から見れば、そんな解釈なんだろうと思って読み進めたのが間違いでした。
広告業界とは?
新聞やネット、テレビなどのメディアにある広告枠を使って、企業の依頼を受けて広告やCMなどを提供する仕事です。
違います、違います。提供するんじゃなくて、企業に販売して手数料を得ているんです。
テレビ番組の最初と最初にある「この番組の提供は~」というフレーズを連想しましたが、まさか、その提供という意味じゃないでしょうね。
今後は色々な企業が新しい市場を求めて海外進出をするので、広告みたいな宣伝方法というのは、今後も企業の経営戦略の中では、必須の技術となります。
「広告みたいな宣伝方法」「経営戦略の中では、必須の技術」といった謎のフレーズは、どこから出てきたのでしょうか。
ソース元が日本語と解釈を間違っています。
もはや、何を説明したかったのか読み取れないですよ。
広告業界の今後
このパラグラフは日本語に訳した文章を読んでいる気がします。
「テレビ、雑誌などのメディアの視聴率」って漢字の通りであれば、雑誌は聴くことができないので「視聴率」という言葉は使わないんですよ。普通に、「影響力」とか使えばよかったのに。
その後、何の脈絡もなく交通広告の話とか出てきます。ここは、スルーしておきましょう。

総合広告代理店
ここの説明は「テレビや雑誌、新聞、ネットなど様々なメディアを扱う広告代理店の事」となっていますが、大体そんな感じでしょうか。
あとの説明は、ソースが一体どこなのか気になるほど、なんか違います。もう、全文引用して指摘するのが面倒になりました。

ざっくり否定しておくと、総合広告会社はテレビ媒体の売上比率が高いのです。少なくとも、十年前なら。

専門広告代理店とハウスエージェンシー
ここの説明も涙目です。
専門というより専業という単語を使う方が現代的かと。
また、ハウスエージェンシーは株主が広告主で、外出しの宣伝部です。
規模が大きい場合は、グループ企業や広告主の取引先、通常の取引も行います。

その後もネット広告ベンチャーへとページリンクがあるのですが、あまりに怖くて見れません。









2016/11/30

デバイスは用途によって使い分ける方向

とはいえ、使い分ける人は多いわけじゃないからね。

PC、スマートフォン、タブレットなど各デバイスとコンテンツの利用動向 - ニールセン
http://news.mynavi.jp/news/2016/11/29/314/

記事よりリリースを見た方が早いだろうという事で

ニールセン 消費者のマルチデバイスの利用状況を発表
~ 新しい知識や面白い情報を得るのはスマホから ~
http://www.nielsen.com/jp/ja/insights/newswire-j/press-release-chart/nielsen-pressrelease-20161129-DCD2016-multidevice.html

図があるので、見た方が早い。














いうほど差が出ていないと思う。
これは、パソコンとタブレットとスマホを保有している人が少ないからであろう。
スマホだけという若者が多いので、その辺も織り込んで解釈すべきだろうと思う。(※リリースの後段に指摘されているので、最後まで読んだ方が良い。)
ただ、パソコンの代わりにタブレットが使われているだろうことは想像に難くない。
いやいや、2in1はパソコンなのかタブレットなのか定義はどうなっているんだろう。

この後は利用傾向について話があるが、ターゲットを知るというプランニングの基本からいうと、ネットだからという話でもない。
ネットの向こう側に人がいるという事、それを忘れなければいいだけのことだ。(そもそも、人を見ていないなら思い出しようもないが・・・。)

さて、スマホで情報を仕入れて購買する女性が増えているというザックリな感じだが、古典的なデモグラで軸を切ってしまっていいのかと毎度考える。
一昔前は、ある程度の年齢になると結婚して子供がいるのがスタンダードであったが、現在は違う。遺伝子的な性別を問いかけるのも、どうなんだと思える昨今。(中性とか、そういう項目を作るのは違うと思うぞ。)




2016/11/18

56.4%の人が私物のスマートフォンを業務に利用

BtoB広告にモバイルが使えそうだ。
ネットの初期と同じ現象だが。

業務で私物スマホを使う人の6割が「セキュリティ対策をしていない」と回答--MMD調査 http://japan.cnet.com/news/service/35092364/

MMD研究所はコンシューマ向けの調査が多いのだが、今回はビジネス向けと珍しい。
セキュリティの調査結果なんだけど、業務用端末を支給されているのが、
「支給されている」と回答した人は14.7%。
と多くはない。
そのうち、
「iOS」が69.9%、「Android」が30.1%だった。
なんと、七割がiOSって凄くないか。
別の調査でも六割だったので、業務支給端末の定番はiOS(iPhoneと若干のiPadと予想)だ。

波乗りペンギンは少数派の方だ。
支給端末はAndroidで、MDMでしっかり管理されている・・・。

キャリアの公式発表はないが、法人契約は全体の一割程度という体感値であったが、iOSが半数を超えているとなると、ドコモが圧倒的に強い法人市場という認識を変える必要が出てきたかもしれない。



2016/11/15

ネイティブ広告媒体の選定に関する疑問

前回はJIAAのネイティブ広告ハンドブックをピックアップしたのだが、その流れで記事をチェックしていたら出てきたのがこれ。

切り口の異なるネイティブ広告を運用・最適化--オールアバウトが新広告ソリューション http://japan.cnet.com/marketers/news/35092137

記事を読んだが意味が分からない。
説明としては分かるんだけどね。
オールアバウトだけじゃなくて
また、ネイティブ広告への誘導枠は「All About」内に限定せず、他のネイティブアドネットワークも活用することで、より多くの関心層へのアプローチが可能だとしている。
あれ、オールアバウトのリリースなのに?、これアドネットワーク型なのか?、という読む前の前提というかネット広告界の常識がないから、読み取れなくて意味が分からないのかもしれない。
念のため、媒体資料を見てみる。

All About メディアガイド
http://corp.allabout.co.jp/files/2016/05/mediaguide.pdf

別に変わっところはない。
違和感といえば、

広告商品一覧
http://corp.allabout.co.jp/adinfo/lineup/
All Aboutスポンサードコンテンツ
編集記事と同じフォーマットで展開する、 ネイティブ広告です
という文言も気になった。
うむ、ハンドブックを見直してみよう。

で、ネイティブ広告を掲載する場合に媒体選びって、どうするのだろう。
コンバージョン率が高い広告原稿やターゲットを絞っていくだけなら、普通のバナーとかテキストで、アドネットワーク使うのと何が違うんだろうか・・・。

2016/11/14

JIAA「ネイティブ広告ハンドブック 2017」無料で読めるなんてスゴイ

ネイティブ広告に関して「まとまって」「体系的に」読める「公的な」コンテンツが発表された。
しかも、日本語である。(IABから同様のものがあったのよ・・・)

ネイティブ広告ハンドブック 2017

まず、これだけのボリューム(P52)あって、歴史的な背景も含んでの一時間程度で一気に読める内容である。
私企業のPR本、宣伝記事、寄稿という名の広告だと、我田引水な商品紹介の話になるのだが、これは一切ない。表現は堅いが、しっかりしているので、破綻なく読み返しが可能である。(読み返すと、矛盾があったり日本語がおかしいしか気が付いて、内容理解に至らないことも多い)

まずは、一読を勧める。それも、強く

さて、ガイドラインで読むべき部分は・・・全部です!!
身も蓋もないか。

広告に対する楽天的な人たちには

4P 「もともと「広告」は嫌われものであるという考え方は、古くからあっただろう。」
~ 7P
を読んでもらいたい。

30P 「Ⅵ. ネイティブ広告はマーケティングのミッシング リンクを埋める新たな広告」
ここは、ある程度マーケティング知識と広告効果測定の実務経験がないと辛いかもしれない。
購買ファネルを軸に話を進めている。これは、執筆者がいろいろ練った部分じゃないのかな。
P39 「Ⅶ. ネイティブ広告におけるディスクロージャーの 重要性について 」
どうして広告と表記しなきゃなんないのさっ!
という人たちに対して、淡々と語りたい部分である。
オグリビー「ある広告人の告白」を、副読本にしたい。

以上

追記

次のエントリーでネイティブ広告について気になったことを振り返ろうとしてググったら、

JIAA『ネイティブ広告ハンドブック2017』騒動と、広告サイドとメディアサイドの「溝」(ふじいりょう) - Y!ニュース
http://bylines.news.yahoo.co.jp/fujiiryo/20161111-00064313/

という記事を見つけた。
なるほど、炎上していたのね。すいません、情弱でした。
ふじいりょう氏が記事にしてくれなかったら、気が付かないところで感謝を申し上げたい。

さて、ザックリ読んだのだが、リンク先もあったりして苦労して読んでみました。
えーっと、もっと炎上して拡散して、ネイティブ広告とかステマとか、皆さんに関心を持っていただけるようになれば、よろしいんじゃないかな!?

波乗りペンギンは、そう思った次第。

読みにくいし難解だという意見については、個人の感想として分かる。
そもそも、ネット広告というかデジタルマーケティングそのものがカタカナや省略語のオンパレードだわ、多様な解釈で勝手に市場拡大しちゃうわ、ニューカマーが言い散らかして消えていく世界なので、仕方ない部分もある。だからといって、放っておいていい問題ではないが。

それに対して、プロなら読めよ、というのも煽りとして一発狙ったんじゃないかと思うわけだ。

これって、対価を貰ったら広告=金を貰って書いてる人はプロ、という類似性を匂わせている。
素人でも金貰って書くことはあるだろう、対価のない広告もあるだろう、という話へ煮詰まってもらえれば幸いである。

避けたいのは、広告事業の登録制とか認可制ね。戦前みたいな。
それと、ライターの国家資格とか表現の自由を考えると、避けたいよね。
そこまで大きな話じゃないって!?
杞憂に終われば・・・、いいんじゃないかな。

2016/10/24

Time WarnerがAT&Tに買収される方向へ

AT&T、Time Warner買収合意--通信とコンテンツの巨大企業が誕生へ
http://japan.cnet.com/news/business/35090963/

通信は土管に流すコンテンツが必要という事で、メディアコングロマリッドをお買い上げのご様子。
成功したといい難い過去の歴史はあるものの、移動体通信という環境変化があり、動画に象徴されるようにエンタメを流せるだけのインフラも整ってきた。
市場も東南アジアを中心に新興国が伸びている。

では、成功するのかというと、そう甘くないんじゃないかなと思う。
顧客基盤の統一、クロスセルは経済効果としてシナジーがあるだろうが、「土管に流すコンテンツ」に付加価値を通信会社が用意できるのか疑問。

何か一つ足さないと、ただ土管を通して流すだけなら他の会社でもいいわけだ。
タイムワーナー側にもメリットないし、AT&Tにもメリットがない。
新しいコンテンツが生まれるって、本当に生まれたためしはなかったと記憶している・・・。

2016/10/18

海の向こうの出来事から日本の未来に繋がるのか

オムニコムによるマクドナルドのアカウント奪取から見えてくる「未来のエージェンシー」とは? | AdverTimes(アドタイ)
https://www.advertimes.com/20161018/article236266/

ニューバランス鈴木さんのコラム。オチは、AIがCMOになっちゃうんじゃない・・・か、というシニカルな締め。好きです。

たぶん、日本にいると「メディア」「クリエイティブ」が別の会社が当たり前だとは、最近のことに感じるおじさんたちも多いかな。
ネットが登場してから、「アナログ」「デジタル」は別だけどね。

欧米と日本の違いは、ありすぎるのだが、チーム編成型は人の移動(転職)が環境的に自由でないと難しいことが過去から見えてくる。キャリアという考え方も出し、フィー制度もそうだ。
雇用にかかわるシステムが違うし、当然報酬もスタープレーヤーは桁違いだ。

日本でもトップクリエイターが頑張っているんだが、構造が変わるところまでは遠いかな。
イベントで盛り上がったり、それはそれで悪くないんだが、フォローアップ系ばかりでパイオニア系がないんだよね。いや、金儲けのスタートアップとか、見せかけのハッカソンはイノベーションを狙っているとはいえ、哲学っぽい芯を感じられないんだよね。
いわゆる突き抜けた感、ある意味狂気。

PDCA回すだけならAIで行けそうだし。

2016/10/17

火の中の栗を拾う特集、WD「インターネット広告の費用対効果」

マイナビ発行のWD12月号は、世の中を騒がしているネット広告特集。
ストーリーは編集部が広告掲載するところから、わからないことに躓きつつ専門家に話を聞いていくというスタイル。
良いんじゃないか。

でも、不正事件にかかわった会社が誰も出てこない安心感はあるのだが、その社員の多くが持っていた資格取得団体などの記事があったりして、当事者だけ出てなきゃいい感じになると、業界全体で抱えている根深いネット広告の闇が怖い。

特集はSNS系の広告掲載になっている。
読者はプロか準じる人たちなんで、違いは分かっているだろう。
リスティング広告をメインにするところから、編集で内容差替えとかしたんじゃないかなと、タイトル見ながら思ったんだが、それは読み手次第かな。
インタビュー相手がオプト、ソールドアウトなので、そう感じただけだけど。他意はない。

最初はネット広告の概論があって、その後にSNS系の広告媒体紹介になっている。親切。
ここに書いてあることを、広告会社のみんながやっているのかと思うと、コスト合うんだろうかと思ってしまうのは俺だけか。
広告主側と制作会社側にも、同等の知識と経験があるならショートカットもあるだろうけど、どこかで分からない人が出てきたり、教えなければならなくなると、無理っぽい。
この特集に書かれていることを、引っかかりなく読み流せる人って少ないと思うんだよね。
WDって広告専門誌じゃないのに・・・。

さて、相手を絞って掲載されるってことは、大きなメリットと致命的なデメリットがある。
大きなメリットは、訴求メッセージが対象に合わせたものにできること。
致命的なのは、対象を誤解したりメッセージを誤ると、逆効果になる。
そして、試行錯誤とかPDCA回しているうちに、焼き尽くしてしまう。
AIが運用する前に、ネット広告自体が破たんしていないことを祈るばかりの今日この頃。

2016/10/12

コンテンツ化する広告へ!?

広告がブロックされてしまう時代に、広告主の姿勢はどう変わるべきか | AdverTimes(アドタイ)
https://www.advertimes.com/20161011/article236054/

今回は広告ブロックからの、生活者からスルーされているネット広告の話。
広告主様のお話なので、首を縦に振る次第。

いやいや、広告主が媒体を選ぶというステップを入れてくれれば、結構改善するんですよ。
CTRだけじゃなくて、ほら、なんか、あるでしょ。
ネット媒体はたくさんあるけど、アドネットワークでぶん回すだけじゃなくて、最低限のフィルターを通すとか。

2016/10/08

ネット広告業界で怖いと思う人

つまんない奴だなぁ、と思ったことが重なった一方で、
本当に怖いなぁ、敵にしたくないなぁと思う人がいらっしゃったので、
書き留めておこう。

・偉くなっても、ちゃんと対応してくれる人。
・どう見ても立場が上なのに、腰の低い人。
・圧倒的な実力があるのに、ごり押ししない人。

この逆パターンは最悪なんだけどね。
・役職が上になると、急に尊大になる人、滑稽。
・会社の規模で、相手を見下したりする、アホ。
・自分本位で、横車押してくる、バカ。

別軸では、受け入れるしかない人もいる。
・興味がなくなると、音信不通になる自由人。
・最初は中心で盛り上がっているけど、気が付く後ろで煽っている人。
・火を点けといて、すぐ逃げる人。
・気が付くと、何処でもいる人。

どうにも掴めない人もいるよね。
・どんな意思決定もしない人。
・自分の事を話さない人。
・空想交じりのオリエンする人。
実害が大きいのが、空想オリエン。
会社の方針とか部署の会議で決まったことや上司の意見、指示と、
自分がやりたいことや感想をごっちゃにして話す人が相手だと、
何が決定事項で修正されたのか、目的すら分からなくなることが多い。
すべて作り直しになったり、惨憺たる結果しか生まない。
相手の同僚や上司に裏取りして進めたりすると、空想オリエン担当はブチ切れるんだよね。
次の異動で、大抵はいなくなってたからいいんだけど。

それから、個人的なあるあるなんだけど、
・業績好調
・優秀な人材
を上場してもいない社長が触れ回り始めるとヤバイ。
実際は行き詰っている場合が多いように思う。
次の一手が無かったり、狙った事業が育っていなかったり、思うように進まない時だよね。
なるだけ、生温い目で見守ることにしているが、こういうのに引っかかると火傷する。

2016/10/05

広告もレビューも、根っこは同じ

アマゾン、報酬付きレビューの取り締まりを強化
http://japan.cnet.com/news/service/35090039/

アマゾンの電子書籍で不正に利益--「キャットフィッシング」詐欺の実態
http://japan.cnet.com/news/commentary/35089790/

最初の記事は、報酬付きレビューを排除するという話。
まぁ、口コミでも問題になったが、その評価が何らかの影響を受ける可能性があるなら、ちゃんと記載しなきゃダメだよってことだったんだが、もう全部ダメにして排除したほうが早いことになったようだ。

最初の記事のリンクにキャットフィッシングがあったので、これもピックアップ。
この仕組みがクラウドを使って個人で行われたらしい。
これにAI使ったら、なんだか怖いことになりそうである。

「食べログ」標準検索に「広告優先」と明記 - ITmedia ニュース
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1610/04/news071.html

例の炎上した件であるが、広告優先という明示がされたそうだ。

広告なのかレビューなのかコンテンツとしては違ったものだが、報酬を得られる行為を第三者に関係ない者です・・・という感じでだましているのが問題である。
広告といったら効果が落ちるとか、それは広告に対する背信行為である。
広告は広告として、堂々と明示して掲載すればいいのである。ぷんぷん。

2016/09/28

広告が生活者に敵視される理由

思わず記事を読んでしまう徳力さんの切り口。
社長を辞めてCMOに就任した方ならではである。

超アウェーな現状を受け止めたうえでの「広告の未来」とは? | AdverTimes(アドタイ)
http://www.advertimes.com/20160927/article234919/

基本、同意である。
同じ内容を15年くらい前に書籍に書いたけど、「マス・プロダクション=マス広告=スーパー」という大量消費に向けたプロセスを整えた高度成長期、認識は同じ。

後段は徳力さんと、一か所ちょいと認識が違う。
顧客の趣味趣向が多様化している以上、1種類で日本全国1億人に感動される商品やサービスの開発が難しいのと同様、1つのテレビCMで日本全国1億人の賛同を得ることは非常に難しい行為なわけです。
「分衆」という言葉が定着したころ(1990年代)に、同様の話が出てたと記憶してる。(※ググったところ、博報堂生活研究所が1985年に定義しているそうだ)
まぁ、その頃は下っ端社員なので、いろんな意味で分かってなかったんだけど、「広告が届かないよね~」という話は毎日してて、クライアントの担当者とともに頭抱えてた。
つまり、インターネットの登場は、潜在的なものを加速的に顕在化させただけだと思っている。

しかし、具体的にはどうしたらいいものか、悩ましい課題だ・・・。


ウナギを美少女化したら炎上した動画

志布志市、“うなぎ擬人化”PR動画を配信停止 「性的差別」など批判受け - ITmedia ニュース
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1609/26/news113.html

エロくて犯罪助長する差別的な内容だからダメとのこと。
少女が「養って」というところからダメ出しのようで、恐ろしい事態が連想される方がたくさんいらっしゃるようである。
ペットボトルを「ぬるっ」と掴めないところもダメだとのことで、いったい何を連想されたんだろう。

もう、動画は削除されて確認することができない。

2016/09/23

ネット広告で不正請求、あの電通が!? からの過労死問題

日本国内のデジタル広告サービスにおける不適切業務の発生につい
http://www.dentsu.co.jp/news/release/2016/0923-009050.html

電通のプレスリリースに直リンク。
報道は、シルバーウィークの谷間だが、続々と挙がっている。

電通、ネット広告で過大請求 4年で最大2億円か 午後4時から会見し説明 - 産経ニュース
http://www.sankei.com/economy/news/160923/ecn1609230016-n1.html

電通、ネット広告で不適切取引 過大請求の可能性:朝日新聞デジタル http://www.asahi.com/articles/ASJ9R4R83J9RULFA01S.html

電通、2億円過大請求 ネット広告に冷や水も  :日本経済新聞 http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ23HPH_T20C16A9000000/

電通、ネット広告で過剰請求など「不適切な業務」 広告主111社・約2億3000万円 - ITmedia ニュース
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1609/23/news107.html

どれも、発表通りの内容。
電通のリリースを読んだ方が早い感じなので、冒頭に直リンクを持ってきた次第。

気になる箇所があるんだが、順にリリースから引用する。

当社および国内グループ会社の一部が国内で行った運用型をはじめとする広告主向けのデジタル広告サービスにおいて、複数の不適切業務が行われていた事実が判明いたしました。
これは、電通本体とネット広告関連子会社という解釈で良いらしい。
「運用型をはじめとする」という表現から、物事の発端は「運用型広告」なんだけど、業務の関連性から他の広告やサービスまで芋蔓式に不正があったらしいとも読める。
故意または人為的なミスに基づく広告掲載期間のずれ、未掲出、運用状況や実績に関する虚偽の報告が含まれており
「故意」って言語道断なのだが、「人為的なミス」というのは気になる。
理由として「広告掲載期間のずれ、未掲出、運用状況や実績に関する虚偽の報告」が挙げられているのだが、
実態とは異なる請求書が作成されて、過剰な請求が行われる結果
これを逆から読んで解釈すると、基幹システムへの登録が面倒なんで在版流用にして定期請求にしてたら多くなったんじゃないかと推測する。
これは旧来の広告会社なら同じことがあり得るわけで、今後の展開が怖すぎる。

当該調査は、具体的には、請求データなど実態の把握と不適切業務が発生した原因の解明に必要とされるデータが保存されている2012年11月以降のデジタル広告サービス全般を対象
過去四年分しか遡れませんよって話だが、媒体社側のデータやら含めて検証するだけでも膨大な件数と金額で、死にたくなる。
問題は、法的には適正な書類や資料の保管がされていても、事態の経緯を調査するに足りるデータとは何か、どのくらいの期間の保管が必要かは、議論されていないと波乗りペンギンは認識している。
業界的にも法律的にもだ。
ちょうどいい機会なので、広告業界団体だけでなく、関連団体も含めてガイドラインの作成を始めてみたらどうだろうか。
少なくとも、「広告主側」「制作会社側」「広告会社側」「媒体社側」「配信会社側」という立場のが話し合う必要があるはず。
保管するデータの種類や定義、フォーマットは共通化しておかないと、重複したりゴミを貯めるだけになるしコストも嵩む。最適化しましょうよ。
(合意形成は課題かな、もはや声が掛かる立場にはないが。)

追記

電通、不適切な広告取引で謝罪 | AdverTimes(アドタイ)
http://www.advertimes.com/20160923/article234779/

関わった子会社名が記載されている。
なんか、詳細や経緯については別の情報もある。
有料記事なんで中身を読めていないけど、記者会見の全文書き起こしとか。
でも、偉い人の話だと丸まるのが世の常。

追記

登録しないと読めない記事を読んできた。
つまり、引用とかリンクは貼れないので感想だけ。

とりあえず、重要な順番に対応いうことて、実際の架空請求は300万円が記者会見時の見積もり。
掲載期間ずれや金額調整を含めると2億越えという話だが、全文書き起こしらしいので前後の文言とか語尾も正しいとすれば、結構正直に話しちゃってる気がした。

以上が感想。
以下はソーシャルとかの反応を見つつ追記。

ネット広告業界にいらっしゃる方々もクローズドであっても慎重な物言いが多い。
まぁ、不正に関与した会社名を見たら知り合いなんて沢山いるだろうし、当事者もいるだろう。
もし、これが電通特有の問題ではなかった場合、明日は我が身である。

さて、違った視点で分析。
人材不足が原因というが「運用型広告」に関する人材教育はどうだったんでしょう。

かかわったグループ会社はDAサーチ&リンクとサイバー・コミュニケーションズ、旧ネクステッジ電通(現在は電通デジタル)。
ということで、
cciはリクルートページを確認。全社員向けの研修を見る。
流石である。新人や中途採用も含め電通の研修もあって充実ぶりが凄い。
が、選抜型にある「WEB解析士研修」があるけど、役立っていないのか?

DAサーチ&リンクの差異を確認。研修のページを見る。
cciとは違って、運用型広告に特化した細かい指導内容が売りのようだ。
これだけ一人一人に手厚く育成を行っていたとしたら、何が足りなかったのかが分からないほどだ。

次はネクステッジ電通なのだが、衣替えして「電通デジタル」。
採用ページはあるものの研修内容はない。
本文中には「各領域のプロフェショナルがそろっています。」とあるので、数は揃っていなかったと解釈すべきだろうか。

と、関係した子会社を見るに研修は文字通りなら、かなり充実しているはずだ。
もはや電通本体には人材が残らないかと思うくらい新会社(電通デジタル)にいるんじゃないのだろうか。
そうすると、運用スキルには問題がなくて人員不足だったのか、運用以外の部分で人材不足だったのかだろう。
自動化ツールもたくさんあるが、運用型広告はPDCAが肝であるため、常に改善のために設定変更しての分析という実務(これこそが運用のハズ)は人手が必要だ。
AIはレポート分析やアドバイス機能で活躍し始めの段階で、システム間の連携も一部が自動化されている程度だ。
グーグルだけなら問題ないんだけど、それでもタグの管理は面倒である。
自動化といっても、対象となるデータや設定について、すべてを知っている人は多くないはずである。( 調べてもわからない、理解できないことも多い。 )

1万クリックを消化するために、どのくらいの期間と費用が必要だろうか。
キャンペーンの期間や月跨ぎ、期跨ぎの請求処理はどうしたらいいのか。
そのための契約や確認作業フローは、どうあれば良いのか。
この予算はブランド別なのか全社なのか、何処まで確認されているだろうか。
ネットワーク型広告配信の場合は、掲載サイトを指定することができるのか。

うむ、いろいろみんな知っておくことが必要な知識は少なくない・・・。

経営側が知らないというか分からない事は、現場業務が日進月歩のインターネット広告じゃなくても、マス広告だってある。某地方局のテレビスポット間引き問題とか、波乗りペンギンと同じ年代なら覚えているだろう。
今回の騒動と共通点があるなと、メディア担当の役員になるぐらいだから、たぶん、脳裏をよぎったはずだ。うっかり検索したら、違う記事がリストアップされたんだが・・・。

追記

電通の女性新入社員自殺、労災と認定 残業月105時間:朝日新聞デジタル http://www.asahi.com/articles/ASJB767D9JB7ULFA032.html

この業界にいれば、残念なことに珍しくない事象である。
毎月、120時間を超える残業などやった日にゃ、若かりし波乗りペンギンですら数か月でダウンした。もう、うん十年前の話だが・・・。

さて、リンク先は新聞社にので半年でリンクは切れる。
引用しつつ、話を進めよう。
今回の舞台は
インターネット広告を担当するデジタル・アカウント部に配属された。
そうです。不祥事が起きたネット広告部署です。
記事でも言及されています。
電通は先月、インターネット広告業務で不正な取引があり、広告主に代金の過大請求を繰り返していたと発表した。担当部署が恒常的な人手不足に陥っていたと説明し、「現場を理解して人員配置すべきだった」として経営に責任があるとしていた。高橋さんが所属していたのも、ネット広告業務を扱う部署だった。
東京新聞:電通新入社員自殺 繰り返された悲劇 長時間労働是正、道半ば:社会(TOKYO Web)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201610/CK2016101002000122.html

別の新聞の記事を見ると、
高橋さんが書き込んでいた会員交流サイト(SNS)では、上司からパワハラとも取れる発言を受けていたことも明かしている。
という記載があり、単なる超過残業による過労自殺ではない可能性も示唆している。

電通新入社員:「体も心もズタズタ」…クリスマスに命絶つ - 毎日新聞
http://mainichi.jp/articles/20161008/k00/00m/040/117000c
「君の残業時間の20時間は会社にとって無駄」などと上司からパワハラ発言を繰り返されていた様子も書かれていたという。
パワハラなのか?確かに、締め切りまでに業務が仕上がらなくて追い込まれた若手には、死刑宣告にも似た気持ちになるかもしれない。
頑張って良い大学入って、電通に入社したのにね。報われない気持ちに苛まれたのだろうか。

毎日新聞の記事にはSNSのつぶやきが表にまとめられている。
女子力のなさをいぢられて凹んだようだ。

ネット広告だからというわけじゃないが、何か荒んでいたんだろうか。

合掌。

追記

電通社員過労自殺 厚労相「地方の子会社も調査」 | NHKニュース   http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161018/k10010733541000.html

立ち入り調査が子会社に入り、二人目の過労死認定が報道されて、不正請求から労働問題へと話は変わっている。
どちらもコインの裏表なのだと思うが、そういう論調は少ない。

いったん整理すると、
・社員を管理するには業務理解が必要
・イレギュラーは営業がコントロール
・急激に拡大しすぎた人事の歪
・業界のルールを関係者間で調整
という部分に課題があるわけで、残業時間を減らして効率化するなんて絵に描いた餅だ。

いまだ広告はマス広告が中心の会社と、デジタル専門では社員の知識や経験が段違いなので、管理する側は研修教育が必要なんだけど、既に老化し始めているので覚えられない。
波乗りペンギンですらGAIQに四苦八苦でクリアできていないのに、尚更だろう。
的確な業務指示や改善指導ができないよ。

もちろん、オーダーは広告主や営業から来るわけだが、防波堤というか緩衝役は営業の仕事のはずだ。内勤に負荷が掛かって死なないように調整しなければだめなんだけど、どれだけ大変なのかが分からないからという事だろう。
現場で無理って言ったら、上司同士で殴り合うくらいはしてもらわないとね。

それもこれも、人間関係があっての調整になるので、中途や異動で寄せ集められた上に、子会社や関係会社の出向者が入り乱れると、カオスでしかない。
大人の決着を社内ですらできなくなるはずだ。
同期や出身大学とか、横つながりの調整は期待できない。

かといって、業界ルールは用語統一すらできていないので、絶望的なレベルである。
いや、作っている間にプロセスは変わるし、市場が無くなっているんだけどね。
しかも、マス広告と違って24h/365dでPDCA回しちゃうから、人力限界は突破してしまう。
秒速の広告枠取引は、ターゲットを焼き尽くすだけでなく、人も殺すんだ。
けどね、だから辞めるって選択肢を選べっていうのは違うと思うんだ。
そうならないように、設計し直さないとならないんだ。

追記

話の矛先を「無理難題を言う広告主」にしているコラムも散見されるが、これを根本的な原因とするとネット広告の扱いはしない方向になりそう。(だから、デジタル部門を分社化して切り離したのか)
そもそも、マス広告だって「広告」には変わりがないのだが、インターネット上で行われることで知識と経験不作から来る人材不足に陥っているだけじゃないか。
その原因は各広告会社の黎明期にいた人材を保持しなかった自身の失策である。

続いて育成ではなく中途、出向、契約社員などによる一時的な補強策が事態を悪化させたのではとみている。
スピードが格段に速いネット広告で、一定の市場シェアを確保するには仕方ないという話もあるが、そもそもネット専業が生まれる以前から手掛けていたはずなので、人材は居たわけだ。
兼務も含めて業界全体でネット広告担当は、1990年代は100名もいなかった(媒体説明会の参加者とか名刺交換の実体験値)時に、大手は二桁ほどの人員を擁していたのだ。
まぁ、当時の皆さんも転職やら独立、部署異動して残っている人は一割程度だ。

モバイル広告やら運用型広告、Web解析やらと知っておくべきことは増えたにしても、黎明期からの積み上げが使えないってのは、魂のない仕事・・・作業しか引き継がれないと思うよ。

広告主側に「残業できないので、納期は遅れてもいいですか。」なんて、言えるわけがない。
それを工夫してナンボという切り返しをされてしまうだけだし、現場はさらに闇深いところへ追いやられるだけだろう。
システム連携よりも、人的連携を。

「IT化・メディアの多様化で業務量激増」 電通社員の過労自殺受け、広告労協が声明 - ITmedia ニュース
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1611/01/news085.html

追記

加藤さんのインタビュー記事。

電通不正が暴露した“悪しき体質” 「費用対効果ブラックボックス」 ネット広告の革命児が語る業界の真相(withnews) - Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161104-00000002-withnews-sci&p=1

実務的な問題として、加藤さんが指摘しているのは
「管理画面を見せていなかった。理由はそれだけです。うちは必ず見せます。だから、急に数字が落ちれば『何があったんだ』と思って企業側も連絡してきます」
これ、見せてなかったのか、見せなかったのか、という二択なら簡単なんだけど「見なかった」場合も想像できるが、真実は如何に。
広告管理画面は見る側に一定の知識がないと分からないし、指摘する事すらかなわない。
広告主側が要求しない限り見せないだろうし、そのためのレポート(エビデンス)だったろう。
確かに、通販だと販売とデータが直結しているので、売り上げの変化で察知ができる。
ほぼリアルタイムで注文されるから、流通に乗っけて月締めでしか把握できない企業とは比較できないだろう。

追記

長時間労働、異例の立件へ 電通を強制捜査  :日本経済新聞 http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG07HFO_X01C16A1EA2000/

もはや生贄として確定感が強いが、こんなことやっても何も解決しないわけで、インタビューに応じてた電通社員なる人の「外的影響力で改革を期待」なんて、なんか仕込みなのか?
残業しないで帰る社員だけになったら生産性が落ちるどころの騒ぎではない。
別の抜け道を作ってでも、その売り上げを守るために闇深くなるだけだろう。
戦後の気概は社員から無くなったとはいえ、腐っても鯛なんだ。
放さないよ・・・、いろんな意味で。

上層部こそ「意識改革を」…電通社員冷ややか : 読売新聞
 http://www.yomiuri.co.jp/national/20161108-OYT1T50015.html

なんつーか、インタビューは「広報を通してください」とか言わないのね。
答えちゃうんだ・・・という、自由な感じが電通だな。
ただ、地域電通で深夜残業しまくりなのは多くないはずだし、本社だって一部の社員だけのはずだ。業務配分とは言うものの、能力がある人に仕事は集中するので、無理があるかなぁ。
今回の新入社員については、別の問題だと思う(行政がどう判断するのかな)。
作業は分配できるんだけど、仕事は分配できない
分配できるはずの作業を傾斜負担で分散させられなかったこととは、労務管理の問題だろう。

追記

「電通鬼十則」、社員手帳からも削除へ
http://www.yomiuri.co.jp/national/20161117-OYT1T50108.html

単なる言葉狩りになってしまい、根本的な解決がなされない危惧がある。
そもそも、鬼十則なんて暗唱できないだろう。
どちらかというと、就職とか電通のことを調べているときに、歴史の一ページとして出てくるに過ぎない気がしている。経験的に、本社内や100%子会社や関係者との飲み会でも、出たのは、裏十則だった・・・。気がする。
50歳を超えた波乗りペンギンですら、こんな調子だ。
鬼十則の削除は象徴的で分かりやすいけど、ほんとうにそれでいいのか。

すくなくとも、「死んでも放すな・・・」という一節がニュースで問題だとされているが、死んだら死後硬直で掴んだままという事はあるかもしれないが、目的完遂はできない。
目的完遂が主であって、死んでも放すなが従である。
目的を果たせるなら、放しちゃっても構わないと解釈してたよ。
先輩からは、「仕事の代わりはいくらでもいる、だが、お前の代わりはいない。」って自分と家族を大切するように説教された。
恵まれていたんだろうな。

企業文化という点では、上場の前後辺りから、電通はおかしくなったと思っている。
失くしてはいけない人たちと想いを捨てちゃたんじゃないかな。

追記

紺屋の白袴。
炎上は鎮火せずに年末となった。
組織が大きくなると機械的というかシステマチックな対応になるんだが、こいつは厄介だ。
何がどのように大変だったか、上層部はたぶん理解できていないだろう。
もはや、退社時間を早めるなどの一律的な方法では、現場が潰される。
売上が落ちるだけでなく、荒んでくる。
申請とか承認とか、社内ルールとシステム化は、原因を取り除いた後でないと意味がない。

欠陥商品は広告できないだろ。いや、しちゃいかんのだ、我々の矜持として。

追記

ということで、人事も動き始めたようだ。

【人事】電通(2017年1月1日、1月4日、2月1日付) | AdverTimes(アドタイ)
https://www.advertimes.com/20161219/article240919/

半年前は、電通本社から電通デジタルに異動していたはずだが、今回は数人戻っている。
出向者がローテーション、または定期的な異動で一部が動いたのかもしれない。

しかし、現実問題として作業軽減による労務環境の改善は難しいはずだ。
特に運用型広告は、前提をひっくり返さないと、作業を簡略化したりシステム化するだけでは追いつかないからだ。

ところが、掲載レポートの簡略化による広告掲載の負担軽減策は、グーグルと解析大好きな方々によって崩壊してしまった。せっかく、当時の最大手ポータルと歩調を合わせてガラケー広告で切り込んだのに・・・。

何を言っているか分からない?だろうね。
そもそも論ではあるが、広告の効果検証は有償で広告主の発注により、行うものだ。
広告の買い付けと掲載までが役務だったんだが、ネットによってデジタルだとデータが出てくるものだから、効果検証となる解析まで広告会社の役務になってしまった。
もちろん、利益に含まれていないわけだし、そこまで考えたビジネスモデルでもない。
破綻するわけだ。

また、不正問題に関しても、モニタリングや視聴率に関して、広告会社や媒体社が出資した会社がやっているというのも変だと思う。グーグルみたいに広告媒体として事業してる会社が解析ツールを提供しているのも、同じ観点からすれば変な話だ。
この点について、誰も触れないよね。

追記

あけましておめでとうございます。
広告業界新聞に電通の名刺広告も社長インタビューもないという異常事態だが、社長の引責辞任が発表されたので仕方ないか。
年明け、パラパラと落ちてくる情報も悲しいものがある様子。
年頭所感にもあるダイバーシティは、去っていった方々に対してではないかと思いつつ。


追記

まだ、追及は終わらないという事です。な、何したんだ電通・・・。

電通「社長1人の引責辞任で済まない」…厚労相 : 読売新聞
 http://www.yomiuri.co.jp/national/20170106-OYT1T50055.html

昨年末で決着したかと思ったんだけど、少なくとも2016年度内は終わらない模様。
これって、ビジネス的にも大きな打撃になるんだが、社員が捜査の対応で過労死するなんて本末転倒な事態を危惧している。

追記

不正請求について記者会見があったそうだ。

電通がデジタル広告の不適切業務で会見、「業務を統括する経営の問題」
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/092302776/

過労死の書類送検で、JRAに続き地方自治体も対応。

書類送検の電通 滋賀県が入札参加停止へ
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170118/k10010843821000.html

金額の多寡は別として、この指名停止で何が起きるのだろうか。

追記

バタバタしてしまってニュースに追いつけていないが、人事異動を見なおしてテレビ局出身者がデジタルのトップを電通は占めているのを改めて知る。
出身媒体の派閥はないという話だが、炎上している現在では火の中の栗。
しかし、ここで拾い切らないと分社した電通側にボディーブローのように効いてくる気がする。
懸念は、電通一社にとどまらずネット広告全体に影響が出る事態だろうか。
頑張ってほしい。

一方で、がっさり複数社をまとめて作った会社が、うまくマネジメントされた例を多く知らない。
トップが頻繁に変わり、管理職も少なからず異動している。
どうやって立て直すのだろうか。
いい意味での企業文化という武器を使えない状況と見ている。
しかも600名という大所帯だ。
いくら優秀な人間がいるといっても、マーケティングの知識と経験の差は大きいだろう。
資金を投入して業務のシステム化だけでも、相当困難な気がしている。
責任分界点とか・・・、調整というか社内政治も入るし。
割り切れなかったり、イレギュラー処理が増えたり、分社した故の問題もあるだろうし。

追記

年度末も差し迫ってきたが、広告業界も第二の電通とならないためなのか、動きが出てきている。いや、関係ないと思っていたんだが、籍を置いている会社から「働き方改革」のお知らせ。
ビックリしたぜ、永遠のお暇を言い付けられたかと思ったよ・・・。
とりま、年次付与される分の有給消化をしろとのことだ。
うーん、うーん、目標達成のためには連続だと一ヶ月、小分けしても月に二回のペースで有給取得しないといけないんだよね。
日々の業務が大変になる気がするけど、ほとんどの中小企業は残業規制も有給消化もできない中で、俺休むわ~帰るわ~って取引先に行ったら、「仕事できないのに何言ってんだよ」と思われそう。
結構、ルーティン業務は削って効率化してるけど、ほとんどがイレギュラー対応に時間割かれているんだよね。新しいことだったり、前例がない事は調整と相談の積み重ねになる。これを変えるってことは、権限委譲による調整・承認先の工程を削減するとか、構造を改革しなきゃダメだよね。

あれ、俺いらないんじゃないか・・・。


2016/09/15

あれ、消えたなという会社

ふと、業界イベントとか記事とかみていると、
旧モバイル系の会社名が無いなぁ・・・と気が付いた次第。

グリーとかDeNAは決算とか他の話題で見かけることもあるが、広告となると少なくなる。
一頃に比べると、セプテーニやオプトも見かける数が少なくなっている。
CAはネガティブな記事も多いが、そんなに減っていない気がする。

今年は電通や博報堂がデジタル専門の子会社で発表が相次いだこともあるし、気合が入っているのか目立つ感じがする。
積極的に売り出している感があるってことね。

業績もあるが、ネタを日々作っている会社だと違うんだろうなぁ、と思うんだが分析ってどうしたらいいんだろうね。
純粋に数を数えるのは違う気がするんだよね。
まぁ、ゼロってのはないと思うけど、印象というか認知の閾値を超えて記憶しているかどうかという話だとは思っているからかも。

こっちの認識フィルターが変わっているだけかな。

2016/09/08

価格コムの食べログ、レビュー点数の不正操作を疑われて炎上

営業拒否で「食べログ」の点数を強制リセット?--「関係ない」とする人気店も
http://japan.cnet.com/news/service/35088690/

「食べログ」の標準検索は「広告枠」とカカクコム 「いきなり3.0点にリセット」の理由は - ITmedia ニュース
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1609/08/news116.html

食べログの点数「予約機能利用と無関係」  :日本経済新聞 http://www.nikkei.com/article/DGXLASFL07HKM_X00C16A9000000/

食べログの評価が3.0に突然リセット 飲食店オーナーの書き込みが物議 - ねとらぼ
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1609/07/news109.html

カカクコムの株価が午後の取引で一時10%超安 「『食べログ』点数を操作」との指摘が嫌気 - 産経ニュース
http://www.sankei.com/economy/news/160907/ecn1609070032-n1.html

いろいろ並べてみたが、真偽のほどは判断できない。
しかし、広告ならば広告またはPRとかユーザに向けた表記しなきゃダメだよね。
そこが基本。

2016/08/26

デジタル広告が広告会社売上ランキングに波乱を起こすのか

広告代理店の世界ランキング2016:電通と四強を脅かす「デジタル」の新興勢力 アクセンチュアやIBMがランクイン!|ビジネス+IT
http://www.sbbit.jp/article/cont1/32562

残念ながら、登録しないと記事の後半は読めません。
なので、前半だけ。
とはいえ、ランキング表は見られるので十分。

さて、他の記事でも同様のことはレポートされていたので、傾向的に変わったところはない。
ここにグーグル、フェースブックを入れてないのは、「どうなの?」と思う人はいないのかな。
媒体社のように見えて、直接広告販売をしているという営業機能があるのに。

記事では、「五大グループ」と電通に気を使っているのか、五大陸とゴロがいいので使っているのかわからないが、WPPとオムニコムの二大シンジケーションに見えるのは波乗りペンギンだけか。
ピュブリシスと電通が資本提携してグループになっていたら、見え方は違っていただろう。
日本にいると、だから何なの?でしかないけどね。

ランキング表に戻ると、デジタル系が入っているのだが、これってコンサル。
コンサルはレポート出して終わりから、実践してナンボという時代。
アナログ時代はクリエイティブと媒体口座でロックアウトだったんだが、デジタルでは人もビジネス慣習も障壁は少ない。ここぞとばかり入ってきた。
このペースで成長されたら、旧来の広告代理店は潰れていくんじゃないのかと思える。
さらに、ネット制作系のプロダクションもヤバい。

ネットワークでつながってクラウドに保存されるデータは、誰でも使える。
取引先をすげ替え易いといってもいいだろう。
ネットが分からない広告営業からのネット制作プロダクションへの発注は、広告主が態勢を整えたら不要になる。そうできないレベルの付加価値がないと厳しい。
特定の業務はAIがやるので、最初の戦略と戦術に合わせてシステムを設定すると、たぶん、後の業務は自動的にPDCA回しちゃうんじゃないかな。
車の自動運転(現段階では補助的な自動運転だが)みたいに、目的地を設定したら乗っているだけでいい感じ。
サイトのLPとか広告も自動最適化だろうし。
宣伝費用が潤沢にあって、こだわりのブランド以外は、人の手による制作物は必要されなくなるだろう。( 裏返せば、一定の広告主はAIを使うのが限定的になると予測 )

いまや広告会社はデジタルに限らず、人手をかけた手作業が必要だから成立している部分が大きい。( バナー、サイト、LPといった制作 )
これが手間いらずになると、広告主が内製化に走るケースも珍しくなくなるだろう。
そうなると、同じ社員だから販売データとか見られるため検証の精度が高まり、デジタルマーケティングの実行は工程と時間の圧縮によりアップしやすい。
これは、店舗でも棚割りシステムが登場したり、POSによる販売データが、チェーンストアの発展をもたらしたものと変わらないとみている。
ECの場合は、一気通貫できる環境がもともとある( リアルではシステム間の連携がない、データ形式が異なるため変換できないとか面倒な問題が多い )し、怖いと思う。


2016/08/19

デジタル、デジタル、いつ変わる

ふと気になったというか、並べて記事があったので。

博報堂のデジタル化、価値最大化の方法は「データ」:博報堂DYデジタル設立の裏側
https://shar.es/1w0fOY

電通がデータに投資する理由:データコンサルData2Decisionsを発足
https://shar.es/1w0fQE

データドリブンな話だ。
だが、当分は広告主が持つ販売実績データには届かない。
結果を共有してくれる広告主がいれば、ものすごい武器を作れるかもしれない。
SCMと何か違うものになるのかわからないが、マーケティングが商品製造と変わらないもの(プロセス)であるなら、低コスト生産は可能になり逐次生産もできる。
そこに本当の価値があるのだろうか。

インターネットの出現によって、到達コストは安くなったし、キャンペーン中であっても変更もできるし、効果測定もついてくる。

0.25インチの穴をあけたい顧客に、最新の電動ドリルセットを売りつけてなければいいんだけどね。

2016/08/18

インターネット広告業界をどう見るか、見えるのか?

世間は夏休みの後半だが、休むタイミングを失ってしまった波乗りペンギンです。

さて、いろいろあって更新をしていない業界相関図、最近はグラフィカルにグルーピングされたカオスマップが基本だし、MS VISIOで作っていたのだがバージョンアップされないしで、二十年近く作っていたのだが、自分の頭の中の整理もあるので、このままではイカンと思いつつ今日に至る。



数年分を更新するのって面倒・・・。
しかも、資本や提携で結んでも、みんなが繋がっていくだけ。
それと、アナログ世界に比較するとデジタルは人の移動(転職や起業)もあるし、国内市場規模一兆円もの産業に成長したし、すべての情報を追いかけるには一人の手には余る。
こういうの、AIがマッピングしてくれないもんかな。
あ、それができたら人間要らなくなるか。

どう整理すりゃいいのか考え直した方がいいんだけど、これって切り口(軸)が思いつかないんだよね。

2016.8.19.追記

資本系列は意味が無くなりつつあり、かといって、業務内容(サービス)でグルーピングするカオスマップでも数年するとグループが成立しなくなるわけで、業務内容で識別する場合の定義も新ジャンルだと難しい。
DSP,SSP,DMPなど言葉はあっても、それって細かく分けるべきなのか、アドテクで括ってしまうべきかも視点に依るか・・・。

電通や博報堂がデジタル系を別会社化する方向に進んだ2016年、とはいっても提携や出資は本体や出資会社などで盛んにやっていて、業務別に子会社を作った程度ではないかと考えてしまう。
海外を参考にするとして、シンジケーション化されていて、日本よりひどい。一業種一社制なので仕方ないけど。
ガラパゴス日本らしく、国内だけ見つめることにしよう。

その日本は、「広告会社」を見ていれば良かったのはスマホが登場するまでで、イノベーションにかかわりそうなベンチャーに出資をして体制の維持を図ろうとしていた節があったんだけど、やっぱりユニコーン企業が日本に進出すると押されてしまうのね。
グーグルとかフェースブック、アップルなど広告費を海外企業に奪われ続けている。
運用型広告が伸びていますとか、それ、グーグルに持っていかれているだけですから。
ただ、国内売り上げが不明なので、どのポジションにあるのか決めかねる。
米国でのデジタルエージェンシーランキングではIBMとかアドビとか入ってくることを考えると、プレーヤーの増加と連動して悩み深くなってくる。
メディアレップもカテゴリーとしてシュリンク(cciもDACも本体に子会社化、モバイルはなくなった)し、ポータルサイトのカテゴリーがなくなったようなもんだが、それぞれ吸収されたり変化したりで適者生存。

ある程度、狭い意味でネット広告を定義するという手もあるか・・・。しかし、それでは小さな業界相関図になっちゃう。作る意味がないな。
うーん、程よい感じに収まる切り口がないかなぁ。

2016/07/26

IT系の圧力団体?「日本IT団体連盟」

「日本IT団体連盟」が発足、政策提言やIT人材の育成に「一丸となって取り組む」 -INTERNET Watch
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/1011724.html

業界記者もQAで突っ込んでたようですが、新経済連盟とは水と油のような気がする。
そもそも、eビジネス推進連合会という初期段階ではヤフーも加入していたわけで、ところがヤフーは脱会して経団連に残った。
たしか、原発政策が問題だったと記憶している。

それが、今度はヤフーを中心に行政と極めて近い協会、老舗を傘下にまとめて新連盟ができたというから、ヤフーもビジネス的に楽天と競合してきたこともあって、外堀を埋めていこうということかもしれないと邪推している。
人口減が止まらない日本市場はシュリンク中。
少ないパイを奪い合って生き残りをかけることになるので、仕掛けるなら早い方がいい。
海外に出て行っても成功しなくても赤字にならなきゃいいんだけど、みなさん真っ赤になって帰っててきちゃう。
メルカリ頑張れ、ポケモンGO頑張れ、外貨を稼がないとやばい。

さて、雇おうと思っても人材いないとビジネスが止まっている会社も多いようだが、育ててないんだから人材なんていない。
昔は年功序列で、生き字引ならぬ教育係のおじさんが各職場でOJTを手厚くしてたんだけど、最近そんなのはなくなってきて、子会社に出したり首切っちゃうという悲しい状況。
いえ、最新スキルだけ覚えても仕事では使えないんだ。そのスキルを使うまでに身に着けておく知識やマナーがあるだろう・・・と。
パソコンだけで仕事ができるってことはないと思うのよね。

某社でも業務転換で、営業をプログラマーにしようとしたら失敗したらしい。
うん、当然だよね。誰でもジョブチェンジできるゲームじゃないんだから。
人には金と時間をかけないとダメだよ。

2016/07/21

媒体の視聴読者はモバイルシフト

モバイルシフトで変わるメディア価値~メディア定点調査2016時系列分析より~ | AdverTimes(アドタイ)
http://www.advertimes.com/20160719/article230019/

メディアガイド2016 (博報堂DYメディアパートナーズ)のコラムという形で、しっかり本の宣伝にもなっているネイティブアドとも言えなくないかと思いつつ、有り難い内容です。
さっくり、スマホでネット情報は、生活者に早く伝達されて拡散されているんだよね・・・という結論で終わりなんだけど、企業の宣伝や広報担当は、それだけじゃ済まないと思う。

データに従うなら、ネットを中心に予算を組んで企画を立てるということになるんだけど、現実はそうなっていない。6兆の広告費は1兆円程度しかネット広告に使われていない。
データがないので長年の感でしかないが、電通の日本の広告費でカバーされていない広告周辺の市場まで含めると倍ぐらいはあるらしいのだ。
ネットも広告を出すにはサーバも含め機材調達やソフトなど、周辺の支出予算もあるので同様なのだが、意外と周辺の予算もかかってたりするので、広告市場規模で見ていても見誤っちゃうんだよね。

まだ、ネット広告はビジネスでは半分以下のマイナー世界であって、ネットよりテレビを見るシニアが比率を高める日本では、当面は変わらない状況を覚悟するべきだと思う。

たしかにスマホの利用は通販電車や街中でも、必ず誰かが使っている。
使っているけど、マスメディアのような受動系ではなくて、情報発信もするという能動的なものなので、コミュニケーションの取り方というか働きかけ方は、メディア調査の結果を横並びにして比較検討するのは違うと思うのよ。
だから、テレビで到達でない人にネット動画で補完しようというのは、同じCM素材を流せばいいんじゃないかという部分は、懐疑的になるんだよね。

新聞社がトップページで流す動画広告は腹立たしくてかなわない・・・という最近の怒りもあるんだけど。

2016/07/07

D2Cによるインターネット広告市場規模推計調査はラスト?

2015年のスマートフォン広告の市場規模は? ~「インターネット広告市場規模推計調査」(D2C/CCI独自推計)より~

D2Cのオウンドメディア「D2Cスマイル」の調査担当者が記事を上げていたのでピックアップ。
電通「日本の広告費」がザックリなのを補足する調査として重宝していたのだが、

スマートフォン広告がインターネット広告媒体費の過半を占めるまでになり、今後更にインターネット広告全体の成長を牽引する原動力となっていくことは間違いないでしょう。こういった状況を踏まえると、デバイス別に集計しスマートフォンの成長を追う本調査も一定の役割を終えたのではないかと捉えています。
今後は、別の切り口でインターネット広告市場の動向をウォッチしていきたいと思います
最後の一文に何やら終了を匂わせている。悲しい。
確かにスマホ広告が大半を占めるようになっていると意義は薄れるのだが、統計調査は継続することにも意義があるはず。いや、それは国の役割か。私企業が続けるのは辛すぎるよね。

で、次の切り口はどうするんでしょうね。、運用型広告が過半数を超えているのでカテゴリーも意味ないよね。
ネイティブ広告、純広告、タイアップ(スポンサーシップ、記事広告)を調べるとか?

波乗りペンギン的には、広告費というよりデジタルマーケティングの市場推計調査にしてほしいかな。
マーケティングオートメーション、メール配信システム、DMP、CMS、アナリティクス、というツールの導入率とか活用状況は知りたいなぁ。現状は、惨憺たるものだと思うので、数年後を考えると統計的には、いま始めるのが美しいと思う。
あとは、サイトの運営は自社完結なのか委託しているのはどの部分か、どの部署がサイトを管理して予算を持っているのか、営業と連携しているのか、CIOとかCMOはいるのか、いろいろあるんだけど検討してよ。(笑)

ちなみに、波乗りペンギン的に聞いている話だと、大企業だからといってデジタル対応ができているとは限らないというより、業種によっては今後の対応という企業が多くて、マーケティングのデジタル化の夜明けは遠いと・・・。
ネット広告費だけ増えても、それってさ、媒体構成比が変わっただけのことでしょ。
もっと他にインパクトのある動きを追うべきじゃないのかな。

2016/06/16

電通がデジタル・ビジネス局を廃止

【人事】電通、デジタル・ビジネス局を再編 | AdverTimes(アドタイ)
http://www.advertimes.com/20160613/article227028/

やはり、電通デジタルを設立したからだと思ったのだが、違った。早合点
デジタル・ビジネス局を廃止し、同局の機能を新設する「デジタルアカウント室」と「デジタルプラットフォームセンター」に移管する。顧客対応をデジタルアカウント室、メディア業務はデジタルプラットフォームセンターがそれぞれ担う。
媒体と企画推進という古い言い方にしてもらったら分かったのだが、機能分化させたようだ。
カタカナと略称で組織名からわけわからん状態なのだが、組織図が公開されていないので聞きようもない。昔は親切だったなぁ。

さて、組織が変わっても広告会社の営業は変わらないので、テレビ(広告)を売ってもネット(広告)は売れない状況は同じはず。
ネット専業でもない限り。
だから、「顧客対応をデジタルアカウント室」が必要なわけだ。
おそらく、客先への同行とか対応は担当営業がブン投げちゃうんだろうね。

ネット広告費が一兆円越えだというのに、そんな馬鹿なことはないと思うでしょ。
大手は二兆円のテレビ広告費で稼いでるので、日本の広告費とは違うんだ。
それと、ネット広告の手離れの悪さ、PDCA回す終わりなき作業、人事ローテで広告主の担当が数年で変わるリセット、実権はシニアが握る日本の会社。頑固です。
物珍しかった二十年前と比べると、今の方がつらい気がする。

やはり、上手い事切り離すしかないんだろうなぁ・・・と思った次第。

2016/06/07

若者が新聞に振り向くの?

若者を、振り向かせろ
http://adv.yomiuri.co.jp/ojo/tokusyu/index.html

いつの時代も、若者は分からない存在である。大人たちは、若者が何を感じ、何を考え、どうしたら若者の興味や関心を引けるのか必死になっている。今回は、遊園地、プロ野球球団、中高生向け新聞をそれぞれ取り上げ、若者を振り向かせるための挑戦と格闘について聞く。
ということで、読売ADリポートから特集を取り上げる。
実に興味深い。

新聞は10代の新しいメディアになれるかもしれない|ojo 
http://adv.yomiuri.co.jp/ojo/tokusyu/201606/201606toku5.html

ほかにもあるのだが、もはや新聞媒体の課題は棚上げ。
記者しか言及していない有様。
残念である。
興味深さは半減どころかなくなってしまったよ。

気を取り直して、記者の最後の段落から引用。
彼らは新聞を「読まない」と拒否しているわけではなくて、そもそも新聞を「読んだことがない」。
そうです。もはや発行部数が示す通りで、紙媒体としての影響力がなくなってます。
しかし、掲示板やSNSでニュースのソースとなっているのは、もともとは新聞記事だっりするんですね。
なのに、新聞社は対策というか適応をしなかった。

キュレーションの前にポータルへの記事提供とか、個人サイトの記事引用とか、チャンスは過去にたくさんあったのですが、とっても簡単なことで新聞社は許可以外のリンクは認めないことにしてしまった上に、リンクは半年で切れて、収益に対するコストが重すぎるから、直リンクはダメ。

そこから先は現状の通り、発行部数は減り、ネットでの影響力もなくなる。
だったら、事実報道じゃなくて取材特集でスクープ取ればいいじゃんというのも無理で、そりゃ週刊誌だろみたいな。
うん、日本の新聞社はテレビやラジオの親会社的な余裕があるのよね。

でも、そもそも読まれない紙媒体は意味がないわけで、広告主も販売契約を削減して新聞を読まない方向にシフトし、新聞を読まなくても困らない世界が出来上がった。
受験や就活では必須だったんだけどね、子供の数も減ったし、絶対数が違うんだよね。

月々の新聞代も家計から考えると分かりやすく減らせる支出だし、テレビとスマホがあれば代替可能だし、困るのは小学校の授業で用意しろと言われた時くらいだ。
風呂やキャンプの焚き付けに使う機会もないし、便所紙に使ったり、兜を作ることもない。トイレットペーパーに交換する光景も見なくなった。

紙である必要がなくなったとして、どうするんだ新聞社。
という十年前の話を書いても今通じるとしたら、それはそれで怖い・・・。



2016/06/02

アドウィアジアが始まる

アジア初開催、「アドバタイジングウィークアジア」始まる #ブレーン | AdverTimes(アドタイ) http://www.advertimes.com/20160601/article226277/

だからなんだという話だろうか。
輸入イベントとしてはアドテックがあるという話はあるのだが、ここ数年の気になることが現実化してきた象徴なのでピックアップした。

一つはインターネット広告の伸長と共に、デジタル化を進めていこうという人と
デジタル化を取り込もうとする人がいるってことね。
前者と後者は似て非なるもので、アンチデジタルではなく広告を崩していくのか守っていくのかという根っこが違う。

アドテックのボードメンバーから電通が消え、参加者もコアな方が参加しなくなっているらしい。世代交代とか、適材適所という言葉もあるんだけど違和感あったんだよね。
そこで、「広告」をテーマにアドテクも含むというアドウィアジアが、電通に事務局を置き代表に電通出身者がなっていることで、納得がいったんだよね。

確かに、海外ではインターネット広告が主力となっているし、日本もそうなるのであろう。一方で、ネット広告が広告であり、広告は悪いものだというイメージが定着しつつある。これは、大手広告会社だけでなく広告主も媒体も都合が悪い。
焼畑的な購買にだけ絞れば効果効率を高めるネット広告は歓迎だが、広告を見なくなるだけでなく嫌悪感が強くなると、掲載するだけ一部のユーザからの突き上げを回避するためにインパクトのある尖った広告が打てなくなり、競合他社と表現的(メッセージの強さ)に差違化できなくなってくる。(カップヌードルの不倫元アイドル批判とか)
そして、リーチをローコストで獲得し新規顧客の誘引を図りたいのだが、それもできなくなる。では、事前にターゲティングしてやれば問題ないじゃんという話もあるのだが、それだと数が確保できないし事前のターゲット設定が間違っていなければ、という現実に直面する。
テストマーケや調査は精度が上がっているとはいえど、どの企業もできるものじゃない。
発売前の商品に数千万単位でお金を使うのだがら、開発費は高くなる。
日本は消費者の嗜好に合わせて商品開発サイクルが海外よりも短い。
規模の問題もあるしね。(日本は1.2億人なのよ、所詮)

そうすると、広告を長年作ってきた人からすると、アドテクとか言って広告をデジタル化したような言葉を使ってはいるものの、だれの為にもならなくなっているのを変えなきゃならんということだろう。
二十年掛かっているが、今さらでも遅くはない。
ただ、かなりダメージは深刻なので、イベントを通じた教育や発信は長い時間をかけて浸透させる必要があるし、もっと多くの人を関係者を巻き込まなくてはならない。
こっちに協力要請も来ていないところから見ると、不安だ。

2016/05/26

刷り物がなくなる日

E Ink、“フルカラー”電子ペーパー技術「ACeP」発表 まずはデジタル広告から - ITmedia ニュース http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1605/25/news138.html

ビットコインなど仮想通貨を規制する法改正案が成立 - ITmedia ニュース http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1605/25/news139.html

顔写真1000万件から特定人物を8.31ミリ秒で発見―――東芝、ビッグデータの高速照合技術を開発 - ITmedia ニュース http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1605/25/news157.html

かたやポスターを印刷しなくてよくなるし、仮想通貨は紙幣を印刷しなくてよくなる。指名手配犯のポスターも印刷しなくてよくなる。
そう考えると、デジタル化もリアルに感じられるようになる。

一方で、ビッグデータ解析なんて話は、アナログで済ましていたことがデジタル化されることで格段に容量が増えそうで、AIでなければデータの掘り起こしすらできない気がする。
デジタルサイネージでは効果検証のために、通行人の年齢や性別を自動取得するシステムもできている。これを指名手配犯探しに応用すれば行ける。
仮想通貨は匿名性がカギなんだけど、これが追跡できるようになると詐欺などの経済犯罪は検挙率アップは間違いない。
でも、どんだけのデータ量になるか・・・。

デジタルマーケでもデータがあるのかないのか、取得する必要があるのか、あっても使えるのか、取り扱いがむつかしい。
これを一意性を持たせた顧客番号に紐づけて分析するとなると、どんな処理が必要になるのか考えたくない。
クラウドで処理速度や記憶容量は確保できたとして、運用維持費はどのくらいになるのかな。外部のデータベースとも連携しないとダメだろう。

だったら、普通に広告出してリード獲得したらメール送って、購買者だけ会員化した方が人の処理範囲に収まってコントロールしやすいのではないだろうか。
少なくとも、大企業しかできない世界になりつつあると思うんだが。

スマホ動画広告市場は必ず来る!?

スマホ動画広告市場はいったん踊り場が来るが、その後スパークする。~その間でテレビがプログラマティック対応できないと主役は逆転する~
http://g-yokai.com/2016/05/post-381.php?platform=hootsuite

言わずと知れた業界人間ベムこと横山さんのエントリー。
もう、神です。

そて、波乗りペンギンは記事の指摘にある従量課金制の通信問題がWifiで解決されても、スマホ動画広告はゆるりとした拡大になると予測してます。
テレビがスマホに移らない(映らない)と、ドラマや映画だけでは隙間時間を埋められないからです。そう、モバイルは隙間を埋めるメディア端末です。

モバイルで勘違いするケースが多いのは、一番利用している場所を出先だと思っていることなんだ。調査によると自宅だよ。
その点では、従量課金やバッテリー問題は解決するんだけど、なぜ動画視聴が今後伸びるのかという部分があるよね。
もう、流行ってていいわけじゃない?
そう考えていくと、コンテンツの問題しか残らないんだよね。

追記 2016.9.6.

日本で投資拡大、ツイッター副社長が方針  :日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO06889940V00C16A9X1D000/

米国ではツイッターをブランディング動画広告のメディアとして使っているそうだ。
日本の利用者は多いということで、専門チームを編成して頑張るって記事だ。
他の媒体に執筆している記事では、大人の事情でマイルドな書き方をさせてもらっているが、ネットでブランディングをしようとする広告主は多くないうえに、対象は若い層になるので広告主は絞られる。また、テレビの影響力が落ちているとはいえ、それでも半分以上にリーチするのがテレビだ。
あくまでも補完、としての利用からスタートになるはずなので、すそ野が広がるには中長期的な取り組みになろうかと。

いくつか調査結果を見ていると、動画視聴にはコアな層ができているので、定着はしているとみていいだろう。ただし、普及ポイントは超えていないと現時点で見ている。
いや、普及ポイントを超えられずに数年が経ってしまっているといった方が良いかもしれないね。

2016/05/19

テレビCMを止めてネットシフトのボンカレー

残念ながら、有料記事だったり登録利用者しか読めないコンテンツなので、読めない。


ボンカレーが広告宣伝費6割減なのに売り上げ微増、コンテンツ「熟読率」を測定して動画に誘導強化
http://business.nikkeibp.co.jp/atcldmg/15/132287/020900110/

マス広告からの転換で売上成長120%も達成!ボンカレーが進めるプロモーション施策 (1/2):MarkeZine(マーケジン)
http://markezine.jp/article/detail/22554

仕方がないので、別ルートから読む。
だが、有料なので内容は書けないじゃん!!

記事には直接関係ないところで話を書かねばならない。
大丈夫、この手の話にはパターンがあってオチがある。

・認知率が高い社名や商品名を持つ会社が既存広告を減らしたり、予算削減をする。
・ターゲットが絞られ(母数が減るのが現実)て、広告の費用対効果(ROAS)は上がる。
・効率を追求し、売り上げも落ちないため、数年に渡り施策継続する。
・数年後、売上下降し商品単価が下落、会社の業績が悪化する。

以上かな。
ボンカレーは違うかもしれない。店舗への営業力が強い場合、競合他社の影響、によっては市場環境という前提が崩れるからだ。

エクスキューズはこれくらいにして、実際見たケースから話を書いておこう。
ネットに限らず商売は、「新規」「リピーター」によって構成されている。
 ※リピーターは細分化して分類するんだけど、ここでは問わない。
アドテクで効果効率を追求しているのは、実は広告のリピーターなのね。
だから、ネイティブアドと組み合わせるのは新規の流入増大が本当。
しかし、どっちにしてもターゲットが絞られれば絞られるほど、ROASは上がるんだけど、ターゲットでない人たちには広告は届かないので、状況によってはブランド力が弱くなる。
企業の言い分だと、顧客の囲い込みが出来て安定する様な言い方になるんだけど、顧客の年齢が持ち上がったり、趣味嗜好が一方向になっていたりして、変化が起こらない顧客層に対応する企業になってしまう。
こうなると、競合他社や異業種参入による市場環境の変化には弱い。
新規顧客の流入を少なくして数年経つと、知名度はあってもブランド力は相対的に弱くなる。価格が同じなら、他社へ逃げてしまうのだ。

2016/05/06

ネイティブ広告って、何なのか。

これスゲーよと二年前に社内で誰彼構わず話をして、ガン無視されて何の関与もしていない波乗りペンギンです。
悲しいです。

今回は、ツイッターからの勉強になるtogetterです。
高広伯彦さんによるネイティブ広告に関する公開講義http://togetter.com/li/968296
以上

ココから下は蛇足なのでネイティブ広告と直接関係ない話です。


もし、月額課金で広告のないが、良いことしか書いてない情報サイトがあったら、良いと思いますか。まぁ、誰にとって良いのかによると思いますが、そこには商品や企業から人に至るまで、良いことを取り上げるだけです。比較なんかしません。批判なんかありません。でも、事実しか書いてません。

また、無料で広告がたくさんあるけど、比較に批評に辛口で辛辣な記事がある情報サイトがあったら、良いと思いますか。主観的で感情的な文章です。事実かどうかはわかりませんし、主義主張は一貫してません。昨日批判していた商品が、他社との比較では絶賛されてます。

という極端な組み合わせのメディアがあったとして、どれなら信用できるのでしょうか。
単なる思考実験みたいですが、あるパターンを実践して流行りませんでした。(苦笑)

やったのはこんな感じの情報サイトです。
・無料です。
・情報は広告主から提供されたものです。
・すべてに読者の得になるメリットが必須です。
・掲載する情報は確認できる事実以外禁止です。
・リンク先のサイトも同様に確認して、修正に応じない限り掲載しません。
・法規制に絶対順守で、未成年に悪影響があるものは掲載できません。

気が狂っているとしか思えないでしょうか。
実際は、もっと気が狂った内規で運用してましたけど、何か?

とにかく、ユーザーからのクレームをゼロにする前提で作りましたから、当時のネット代理店からの抗議に営業は四苦八苦してました。これは、広告ではない!と・・・。
関係者は分かりましたね。そう、あれです、あれ。15年前にこの業界にいた人なら知っているはずです。呆れたはずです。

今は影も形もなくなったという結果だけが残りました。
まぁ、ネイティブ広告が凄いと思った個人的な背景です。

以上、蛇足でした。

2016/04/27

偉い人による広告会社のデジタル化問題

なぜ日本のエージェンシーはデジタルシフトできないのか?:対談 電通アイソバー得丸氏 ✕ 元オグルヴィ馬渕氏
http://digiday.jp/agencies/how_japanese_desital_agencies_survives/

出世しないから。
辞めちゃうから。

クライアントも広告会社も・・・。

あと、人を育ててないよね。
横の関係も金になるところだけ。

ネット広告で位置情報は上手く使えない

なぜなら位置情報の精度が低いから。
米国のGPSは軍事利用されない様に、ワザと精度を落としている事もあって、誤差が生じるのはご存知の通り。
そして、ほとんどの端末はGPSデータと基地局情報から位置を割り出している。
日本の準天頂衛星を使えば、誤差数センチになるらしいが、対応チップを搭載してないのよね。

【情報更新タイミング】

スマホで地図アプリを使っていて、現在地点と全く違う場所を表示された経験はないだろうか。
あれ、GPS情報が更新されていなかったり、プライバシー設定でGPS情報をサイトに渡さないようにしている場合に起きる。

それと、GPSからの情報を受けるには屋外でも開けていなきゃ測位精度が落ちたり、複数のGPS衛星から電波を受けられないと駄目らしい。
時間も掛かる。

この状況でO2O利用とか、周辺に来たぐらいの話で、本来出るべき効果が反映されない。
悲しい。

【ズレの許容】

実際、5Mもズレルと違う通りやビルになる。
小さな店舗だと3Mで違う店になる。なんで、ビーコン使って精度を高める必要がある。
ただ、ビーコンとWebアクセスを紐付けるのって、どうするのか不明。
個人情報的にも気掛かりだ。
店舗用のアプリであれば可能だが、結構限定的なデータだよね。

【サイトの対応】

広告主というかWeb制作会社が、位置情報を使った広告からの流入を、どう返すかという問題もある。
クーポンとか発行して、近くの店舗をGPSデータを端末から貰って表示する程度だろう。

なんか、盛り上がってないんだよね。
チラシ配りをネットで劣化したみたいな感じ!?

【どう使う位置情報】

大体近くにいる人、という前提でシナリオ組むしかない。
店舗内だと専用アプリにビーコンから配信するセール情報やクーポン程度。
これ、フェリカで失敗した経験なんだけど、顧客からのアクションは期待してはいけない。最初の一歩は、どんだけ敷居を下げるかに尽きる。
やりすぎると嫌われるし。

位置情報については海外から日本参入した会社もあるので、聞いてみるかぁ。

ウェブ制作会社の選び方

もっとも広告主が悩んでいるだろう課題。
そして、広告会社も・・・。

裏返せば、選ばれるWeb広告会社も、どうやったら選ばれるのか悩んでいる。

なんとか探せないものかと、考えたのだが結論がないまま数年が過ぎている。
どうせだから、書くだけ書いてみることにする。

なお、「料金が安い」とか「早い」とか相対的な評価はしない、できないため、
発注先の候補を数社に絞り込むまでとする。

【検索で探す】

検索で探したらどうかというと、「ググれ」についてSEOとアドワーズ(グーグルさんの広告枠)で、もはや見るだけ判断できなくなる。
「ホームページ制作」「Webサイト制作」「サイト制作」など主だったキーワードは汚染されている。
検索アルゴリズムによって表示順位も変わるし、制作実績数や取引先の情報を見たところで、情報の真偽も判断できない。
よって、直接的な検索による候補選びは、候補を探す段階では使わない方がいいだろう。

【系列で探す】

サラリーマンなので、この方法が手っ取り早い。
大企業グルーブであれば、系列会社にサイト制作を請け負う会社もあるだろう。
安心をお金で買う(発注金額は高くなる)ことになるが、寄らば大樹の陰。

・大手広告会社の子会社一覧から選ぶ。

 言わずと知れた、「電通」「博報堂DY」「アサツーディ・ケイ」のトップスリーが筆頭。

・大手インターネット広告会社の子会社から選ぶ。

 上場している「サイバーエージェント」「オプト」「セプテーニ」。

・インターネット関連の子会社から選ぶ。

 有名どころから「ヤフー」、「GMO」、「トランスコスモス」、「デジタルガレージ」かな。

・大手電気、システム開発、ソフトウェア会社の子会社から選ぶ。

 系列子会社を見るだけでも大変な数だが、「日立」「NEC」「富士通」「東芝」。

・通信系の子会社から選ぶ。

 これも数が多いが、「NTT」「KDDI」「ソフトバンク」。

以上、これだけで数百件のリストになるはず。
年間予算が4桁万円、サイト制作に3桁万円あれば、提案に参加はしてもらえるはず。
もし、
・広告予算が潤沢なら、宣伝部から紹介してもらった広告関係の系列
・基幹システムに億単位の開発をしているなら、システム部からの開発系列
・通信会社と法人契約をしているなら、調達部門からの通信子会社系列
と、既存の取引に準じて話ができるので、料金的にもサービス的にもメリットがあるだろう。
新規取引とか、社内申請や契約が大変だから承認されやすい条件があると楽だよね。

【こだわって探す】

何にこだわるかというのがポイント。
それが分かっているなら、ググってもOK。
ただ、予算と選ぶ側の力量も試されるのでリスキーだと書いておこう。

・アワード受賞作品を作った会社で選ぶ。

 主なアワードは「カンヌ」「ワンショー」「クリオ」、「スパイクス アジア」など。
 国内だと、業界団体の主催するものから私企業まである。

・Webニュースサイトから探す。

 業界専門誌である宣伝会議「アドバタイムズ」のインタビューされたり、
 コラムを執筆している会社または個人。
 ITメディア、テックランチ、CNETなどでも、手間はかかるが探せる。
 なお、記事のように見える広告があるので要注意
 サイト内検索で探そう。

・大規模イベントの講演者から探す。

 ほとんどがイベントの協賛企業だったりするので、判断が困難。
 講演者の会社が協賛していないことを確認しよう。
 その上で、講演を聴きに行ったりするとベスト。

業界団体加盟から探す

 入会審査があったり、年会費を払うなどの負担できているのが分かる。
 「Web広告研究会」「日本インタラクティブ広告協会」「日本Web協会」の
 会員リストが使える。
 団体の理事や役職を務めている会社は、それなりの実力があると思われる。

・書籍の執筆者から探す。

 本を出しているから安心とは限らないことを先に書いておく。
 昔は雑誌での執筆実績があっての書籍出版が多かったが、今は違う。
 なので、専門誌やWeb媒体での連載実績があることを確認しよう。
 もとかしたら、PR書籍かも知れない。

以上を組み合わせた方が、リスト作成の精度を上げるはず。

【安心できる会社を探す】

そんなネットで検索できないし、誰も保障はできない。
だから、ネガティブチェックが精いっぱい。

・ネットの口コミ確認で探す。

 誹謗中傷のケースがあるため、それだけで判断はしないように。
 ニュース検索を使って、他に同様の情報があるか探そう。
 不正な方法での効果効率のアップは専門家でもわからないし、
 そこそこ認められている会社でもブラックな手法を常用している場合もある。
 短期的な成果のみ強調している場合に気を付けよう。

・団体の会合で探す。

 地域や自社が所属する団体のネット系セミナーに参加すると、
 同じ立場の人たちや経験者が集まる。
 情報交換も兼ねて、話を聞いてみよう。
 作ってポイのルートセールスとか、地元で安心できるウェブ制作会社を
 教えて貰えるかもしれない。

ぐらいだろうか。
他の方法もあるのだが、お金がかかる。
信用調査で、帝国データと東商リサーチがある。
ベンチャーなど調査が間に合ってなくて、特別調査になることもあるので、
リストを作る段階で多用するのも考え物。

以上

2016/04/22

好感度が高いということ

ネット広告だとデータで評価されない部分ではあるが、広告クリエイティブのもたらす「好感」という部分は必要ないのだろうか。
テレビだと、こんな調査がある。

http://www.cmdb.jp/release/20160415.html

トップグループは昨年と変わらないが、新しくトップ100に入った広告主がいたり、出稿量と相関はある(制作に掛けている金額という部分で)ものの、なる程の結果である。

98位の「ブランド卵『きよら』 広告主:アキタ」は、一消費者として見ても面白かった。クマをかたどったケチャップライスに高級ブランド卵を使うなんて、どんだけ料理スキルのあるママと金持ちなんだと・・・。
予想を裏切らないオチもある。絶妙だと思う。

テレビ広告(15秒CM)は、それ自体が話題になる。
たぶん、バナー広告とかリスティング広告では少ないよね。
一時期はインタラクティブバナーとか技術を使って面白いものがあったのだが・・・。

もっと限られた枠の中で、(広告表現として)枠を超える広告作品があっても良いと思う。消費者に受け入れてもらうには、中身も大事じゃないかと。

2016/04/19

電博が相次いでデジタル特化の子会社設立

動き始めました広告業界。
相次いで設立発表。

博報堂DYISが改称、新社長に博報堂DYMPの辻輝氏 | AdverTimes(アドタイ)
http://www.advertimes.com/20160301/article218800/

電通、デジタルマーケティングセンターを分社化 7月に新会社設立  AdverTimes(アドタイ)
http://www.advertimes.com/20160419/article223016/

なぜこのタイミングでという話もあるが、ソリューションでも専門的な分野の切り出しが共通していて、労働集約的な業務部門で人員に対する利益が出ないからだろう。
広告会社の収益源は媒体手数料で20%前後が見込めるのだが、手離れが絶対的に良い。
原稿入れてポン。

同じ一億円を稼ぐのに違いがあるということ。

一方で総合広告会社はワンストップが可能だからの「総合」なので、利益だけでは語れない。
儲からなくたって必要な機能はあるのだ。
すると、最低限を本体に残して、子会社に集約。
初めの数年は重複部門の整理、管理費の圧縮。
人事体系を変えての人件費抑制。
三社合併を経験した身として、上がった側だったから良かったものの、下がった側は可哀想だった。

さて、電通デジタル設立の記事が幾つかあって、一部に「他の子会社と合流はない模様」というイかした一文を添えている所があったが、似たような名前で「電通デジタルHD」があるからだろうか。
会社概要の役員を見ると確かに繋がりがありそうだが、統合される子会社はグループに入っていない。
設立の経緯(担当部局)もあるし、主導権もある。
歴代の社長とか人事を見てないと分からないので、他社のグループ内の統合や新会社設立は結果から類推するしかないのよね。

見え方的にはデジタル専門会社による総合広告会社の本腰と見るのが普通なのだが、本社から特定の人員を切り出しての・・・という部分が引っ掛かるのよね。
各部局から人を出して、ではないんだよね。

2016/04/14

ゲスの勘繰りだが朝日新聞が狙うのは

ここの所、朝日新聞とテレビ朝日がネットに対してアグレッシブさを醸し出している。
もちろん、この動きは今に始まったことではない。

サイバーエージェントが「動画」に本格参入した3つの理由
http://japan.cnet.com/news/service/35081004/

朝日新聞がオウンドメディア事業に参入--「サムライト」買収の経緯とシナジー
http://japan.cnet.com/marketers/interview/35081187/

どちらも系列Webニュースサイトからの記事である。
一昨年からの朝日新聞のハッカソン、投資という流れでの記事。
検索すれば出てくるので興味のある人は遡ってもいいだろう。

ただ、テレ朝は孫さんが昔、外資と買収攻勢に出た話とかあるが、あんまり関係を感じない。
どちらかというと、新聞社の中でWebサイトをいくつも立ち上げたり、Webにおいては新聞5社会の中で日経と組んで共同サイトを手掛けたりと、先行してきた経緯がある。
まぁ、どれも成功したとは言い難いが、そのあたりで使えるものは使えという話に変化したんじゃないかと思う。

CAに関してはテレ朝と組むことで、国内トップ3広告会社に食い込むチャンスを狙いたいところだろう。テレビ広告に手を出せば火傷することを覚えたはずなので、ネットでという切り口だね。
ゲームなどのテレビスポットで広告主として一定の盾を作りながらの攻め手だ。
麻雀ネタで誤魔化してる気がするが勝負師、眺めている分には面白い。
当事者であったら死ぬよ。

朝日新聞は海外紙のネイティブ広告を知らなかったはずがないと思うので、時間を金で買うM&Aに出たわけだが、CNETを買ってよかったねという気がする。
ZDを買った孫さんを真似たのかなという気がしているのは波乗りペンギンだけだろう。
この場合、CAは何に相当するのかな・・・。

+++

結局はプラットフォームの覇権争いになるんだが、テレビがテレビで固まろうとしてもネットは分散処理の権化である。
海外のテレビネットワークとかCATVからのオンデマンド放送、ネットとの親和性。
日本は帯域を明け渡しただけの地上波デジタル化。
まだピースは揃っていないと思うけど、多言語化による多チャンネル化にならないと、やっぱり海外勢(米国だが)に持ってかれる結末が待っている気がする。
テレビは受動的な視聴態度になるのは確かだが、それは、チャンネルが少ないという根本的な問題もある。選ぶ余地が少ない、ザッピングで事足りる。

また、スマホの動画視聴はハード面、通信料で問題が多すぎる。
デコードの処理にバッテリーが持たないのと、Wifi環境下でないと通信制限がかかってしまうか従量課金でパケ死(死語だな)する。

2016/04/13

コンサルが広告会社を買収するネット業界

徳力さんナイス。
解説されてます。

総合広告代理店とコンサル会社は、日本でも激突することになる | AdverTimes(アドタイ)
http://www.advertimes.com/20160412/article222611/

だけど、他にも競合するというか参入しているガチンコな業種がある。
まずは、印刷会社。
店頭関係は大手広告会社でも負けてました。デジタル強化もDTPからのWeb対応で、コンサルより手強いと思う。
次に、総合電機系SIerなど基幹システムからのWeb進出。
小売り流通だとECとの絡みで攻められちゃいます。
大規模イベントやセミナーで主催したり講演が最近増えているので、怖いです。



2016/04/08

東京五輪のやり直しエンブレム

すっげー書き辛いが、候補の作品傾向が4案中3つが似ている。
そして、白紙撤回されたエンブレムとは異なるイメージを優先した気がする。
この方針は経緯からすると選択の余地がない。

東京五輪エンブレム、最終候補4作品が決定 | AdverTimes(アドタイ) http://www.advertimes.com/20160408/article222506/

気になったのは一つだけ、明らかに色遣いが違う作品だ。
デザインの良し悪しは別として、気になった人は少なくないだろう。
こういうのは、本命と対抗で構成して外してもいいが尖ったものを入れるのがセオリーだと思っていたのだが、しっくりこない。
で、白紙撤回案が文字を使ったものだったんで、類似案になるのを意図的に避けると、こうなるんじゃないかなーと思った次第。

追記 2016.4.14.

白紙撤回されたエンブレムの審査員がブログで新候補4案について見解を書いてる。

032 1対3の構図 - 「A案」VS「BCD案」 HIRANO KEIKO’S OFFICIAL BLOG
http://hiranokeiko.tokyo/?eid=66

ニュースで知った次第。
これは、ネット的にはエントリーしない方が良かったと思うのだが、黙っていられなかったんだろうね。
どうしたって書けば注目されるし、自分は正しいというスタンスだと、余計な反感も買ってしまう。クリエイターだから尖った行動をしても許される時代でもない。

さりげなく最後の最後に
「平野敬子 デザイナー/ビジョナー コミュニケーションデザイン研究所 所長
白紙撤回となった2020東京五輪エンブレムの審査委員を務める」
という署名は恨みつらみが感じられる。気持ちは凄く分かるんだけどね。

でも、新しい審査委員だって白紙撤回されたエンブレム案が否定された以上、その背景や事情もデザイン案の選定に重要な要素になっているので、デザイン的に優れている事は限られた時間と縛られた条件でベターを選ぶのが仕事だったんだしね。

2016/04/06

炎上は誰が煽っているのか?

通説と違う部分が研究論文として出されたらしいという事だ。

年収高いほど、子どもいるほど「炎上」に荷担 実証研究が話題に - ITmedia ニュース
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1604/04/news075.html

ちなみに、読む気が起きなくて申し訳ないが、
論文はこちら

ここでは炎上の燃料となるカキコの有無であるが、SNSが浸透した現在では、シェア(リツイート)の有無ではないだろうか。
炎上は拡散の度合いが影響していて、直接的な反応よりも炎上に加担している気がする。
あれ、コメント付けてやっていると該当するのかな。
うーん、この質問と回答は、調査アンケートとしてはどうなんだろう。

あと、炎上はニュースメディアが最後のダメ押しみたく取り上げて、燃え盛るという点で研究して貰いたい。
グーグルさんにキーワードの検索数を貰って・・・、これはWebアナリストがいないと解析できないか。
ソーシャルで一般人が拡散して、著名人というかインフルエンサーがコミュニティに伝達しつつ、有志による纏めができて、メディアが伝えてドライブが掛かるというフローだと思っているんだが、どうだろう。
その段階によって関わる人が違うと思うんだけど、今回の研究テーマは違うから残念である。

2016/03/30

ネット広告の営業職は無くなる

広告の自動化で 「ネット広告営業」は無くなる?今後も残り続ける価値とは?
http://www.advertimes.com/20160329/article220792/


「Advertising Week Asia 2016」の記念企画らしいが、広告業界のタブーに挑戦する特別コラム、なの?だろうか。
業界内ではしてたよね。

それはさておき。

ポイントのパラグラフは
一方、デジタルの広告枠はどうかと言うと、「無限コンテンツの無限広告枠というモデル」です。誰でも彼でも何でもメディアを名乗り、広告枠を設定することができるため無限に増殖します。極論を言えば、本来あったはずの広告を「掲載」する価値は限りなくゼロになり、インストールやクリックという掲載以降の「成果」に価値が付くことになっていかざるを得ないのです。
みたいで、某SNSでも御大がシェアと共にコメントをしている。
うん、問題はこの後の事象ね。

成果で広告の価値(媒体料金)が成立したのが現状。
現状変更はないかというと、そんなことはない。

広告が成果で価値が決まるって事の意味を考えよう。
それは、人が行動した記録(反応の記録と思われる値)なんだよね。
ただ、今は「誰が何回反応したのか、媒体を跨いで判定が出来ない。」からなんだ。

アトリビューションは媒体ごとの成果までで、その先にある生活者の起こした反応を特定するには技術的にも法的にも至っていない過渡期。
グーグルですら、パソコンとモバイルは個人の特定をした反応を集計できているけど、それもごく一部だ。
まぁ、複アカも特定しているかもしれないが。

ということで、マイナンバーが使えれば広告の価値は上がるという、誰でも想像できるオチまで書くのが怠くなったので、ここまで。

2016/03/24

LINEのMVNO参入で何をしでかす?

LINEがMVNO参入、2016年夏に「LINE MOBILE」 - ケータイ Watch
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20160324_749817.html

MVNOの本来あるべき姿である。
自社の顧客に提供することで囲い込むのだ。

500円/月という価格にSNSはカウント外。
LINEしか使っていないとか、使わせないという選択であれば、超ローコストである。
通話だってLINEでんわで出来るし、年齢認証でブロックもしてくれるとなれば、10代縛りで顧客の囲い込みになるだろう。
また、SIMロック解除がiPhone6系で可能になるタイミング、総務省がかみついてできた定額メニューとの併用もあるので、SIM差替えという荒業も使える。

一方、カウントされてしまう・・・課金対象のパケットが何かによっては不発になる可能性もある。
音楽の定額制サービスでLINE MUSICが寡占出来れば問題ないが、他のサービスに負ける(鶏が先か卵が先かでもある)と課金対象になるとか、YouTubeやニコ動の扱いによってはコアなところが掴めないかもしれない。
すくなくとも、ゲームはLINEゲーム以外はカウント(パケット課金)対象だろうから、ツムツム(詰む)だね。

ちなみに、過去にトヨタのレクサスで顧客対象にしたケータイサービスがあったはずだが、こっちはカーナビに集約されちまったね。
今や各メーカーでカーナビの通信サービスは提供されている。

あと、発展途上国ではFavebookとか無料無線通信サービスを仕掛けようとして衝突していたりするが、こちらの方針は変わるのだろうか。
英国でバージングループがMVNOの成功例としてあったはずだが、音沙汰ないので難しいんだろう。

さて、キャリア筋で言うとauとSBは、どうするんだろう。(今回のLINE MOBILEはドコモ回線なので)
auは出資しているグリーを使えるが、使えるが・・・Zzzz。
SBはY!モバでも使うのかな。でも、その無茶振りはY!収益の悪化になるから使えないはずだが。

Web広告研究会宣言2016

デジタルの変化に対応できないマーケターは淘汰される――今後のマーケ担当者に欠かせない能力とは | Web担当者Forum
http://web-tan.forum.impressrd.jp/n/2016/03/24/22471

宣言文が出たタイミングでのピックアップが出来なかった・・・。

さて、どんどん「Web広告研究会」という名称から飛び出した宣言文になっているが、元は日本アドバタイザーズ協会なので、問題なしだろう。
でもね、マーケターをデジタル対応するっ話でしょ。
広告じゃないよね?

デジタル系のマーケターって誰がいるの?
(数えられる程度だと思うんだけど)

ということで、根深い、闇深い、そんな宣言であった。




協会軸だとマーケティングなら日本マーケティング協会なんだが、うーん、会員企業を見ると重複するんだよね。
なんか、こう、縦割り的(企業の組織構造だけでなく意識も含め)な弊害が協会や団体にも影響してるつうか。
ねぇ・・・。

広告に夢がない

何を言っているんだという反応が目に見えるのだが、ネット社会で広告といえばPDCA回して効果効率を上げることになっているから仕方ないのだろう。
だから、こんな記事を読んで聞かされても、意味が分からないと思う。
広告人は、社会を動かす「フィクサー」になろう | AdverTimes(アドタイ) http://www.advertimes.com/20160322/article220211/
ま、コメントすると広告の近代史みたいな話になるから、ここで切っておこう。

ここ数年、広告を主語にして就職の理由を述べる学生も減ったように思う。
会社が大きくなって事業が多角化し海外進出し、もはや何の会社かなんてわかんなくなっているからだろうか。(経営側は狙いだと言っているが)
核を失った会社は脆いものなんだけどなぁ。(愚痴)


2016/03/11

インターネット広告業界へ就職したい、就活している人

売り手市場と言われている昨今、3月1日から会社説明会も解禁され、数十社もエントリーしているだろうと思います。お疲れ様です。
統計学やプログラムが書ける理系の人は有利でうらやましいですね。
文系の人と比べれば内定を取り易いです。
あ、大手の総合広告代理店はコネと運が必要なので、一流大学を出ただけでは内定来ませんから。書類選考を通過するだけでも無理ゲーです。はい。

では、上場しているインターネット広告系ベンチャーを狙えば行けるかというと、そんなに甘くないようです。入社した後の競争を勝ち抜けるかが本番になります。
覚悟のある人はチャレンジすることを勧めます。

次に、大手の総合広告会社や上場ベンチャーの子会社が狙い目なんでしょうが、グループ採用という事で応募できないケースも多いですね。残念です。
探せばありますが、こちらの倍率も相当に高い。
アイドルのオーディション状態です。

では、他に何処があるんだとお悩みの方。
リストはこちらです。
広告および媒体系 http://www.jiaa.org/about/memberlist.html
広告および制作系 https://jwa-org.jp/about/member/corporate.php
業界団体の会員社は「年会費を払えるだけの経営安定度があり、団体の主催する新人研修に参加できる」などのメリットがあります。
ここから、各社の採用案内を見ていくと掘り出し物があるかもね。

本当ならいくつかピックアップしたいのですが、偏見になるし公平じゃないし、リストの提示だけにしておきます。有効活用して下さい。
ちなみに、波乗りペンギンの籍がある会社は採用枠を増やしていますが、倍率は三ケタから四ケタの間みたいなので、ラッキーにも入社できた人は社内新卒研修でお会いしましょう。 担当はマーケティングです。

なお、マスメディア系というかアナログな広告が主体の広告会社をご希望の方は、
こちらのリスト http://www.jaaa.ne.jp/about/about8/
を参考にすると良いでしょう。
☆どのリストも重複がありますので注意!

●電通とか博報堂HDYとかADKの大手狙い

冒頭で、「コネと運が必要」と書いたが、それくらい持って生まれた自分だけの努力でどうにもならない力がなければ通り抜けられないほどナノレベルの隙間なのよ~。
たぶん、これを読んでいる時点でコネは無いですね。残念。
子会社とか系列でも良い!といっても、状況はあまり変わりませんな。
まぁ、見てますから。(笑)

実は、新卒で入るのは大変ですが、中途採用で入る方が楽です。
仕事で実績があって、能力が必要とされ、気にいられれば入れます。
銀行とか媒体社とかコンサルとか、いろんな業種から来た人がいます。
個人的な感想に過ぎないんだけど、道を究めれば転職で狙う方が楽かもしれない。

●中堅広告会社

中堅といっても、新聞社系列、電鉄系列、小売店系列といろいろある。
華やかさが欠けると思うかもしれないが、大丈夫。電通とかでも作業の地味さは同じで、新卒で入って派手な仕事ができると思ったら大間違い。
最初の二、三年は単なる下っ端。
考え方一つだが、出来る奴はどこの会社に入っても抜き出る。
気楽に行こーや。

なお、コネが使える人は使おう。
親の会社で取引があったり、親戚が勤めていたら、ダメもとだ。
タイミングと相性が合えば、道は拓ける。

●中小零細広告会社

小さいと言っても、専門代理店(業種に特化したり、媒体に特化する)だと、その業界で有名だったりする。
専門化しているだけに、大手顔負けの活躍をしている会社も多いので、これも一つの道だと思う。
総合広告会社は機能別に分かれて分業が発達しているため、担当する範囲が狭くなりがちだが、一人で多くの領域を担当しなくてはならない小規模だと、全体の流れを見られるのがメリット。デメリットって扱い高による規模なんだけどね。
まぁ、規模の大小で仕事の仕方がガラッと変わってしまうので、同列に論じられないが。

●ネット系広告会社

最近人気だよね。
大量採用しているので入り易いかといえば、そうでもない。
新卒で社長に抜擢するとか、昇進が早いとか、ちょっとワクワクするような話も多い。
上場していたりすると新人研修や社内研修もバッチリあって、福利厚生も完備している。
一方で、報道沙汰や炎上して問題行動が多い会社もあるので、事前チェックは欠かさないように。

ネット専門広告会社、大手系列のネット広告会社、IT系広告会社といろいろあるんで、一括りにエントリーすると面接が大変かも。
グループ採用で、全く違う事業に配属になるケースもあるので、そこも覚悟した方が良い。

●コネは悪いのか?

後ろめたさを感じるなら使わなきゃいいだけのこと。

でも、コネといってもコネで入ろうとする人は沢山いるので、そこでの競争もある。
コネで入ったと公言する人の中には、とんでもない優秀な人もいて、コネって・・・と思ったことが多い。(経験談)
生きている世界が違うんだなーと思える。
そんなハルマゲドン的な競争を抜けて入っているので、一般で入社した人と遜色なくなっちゃうんだ。
まぁ、本当に使えないコネ入社は目立つから話題になるんだけど、な。

広告ブロック問題の本質

Operaブラウザの開発者版にネイティブな広告ブロック機能追加 - ITmedia ニュース
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1603/11/news070.html

広告ブロックについては、媒体社の収益を奪う行為として忌避する向きもあるが、ちょっと待て。
そもそも、広告って何のためにあるのだ?

媒体の視聴読者(ユーザ)に売り込みたいからだろう?
嫌われる広告を使ってどうするのだ。
今日の売上のために、明日の売上を犠牲にして、ユーザを追い詰めてどうする。
平手打ちか、ひじ打ちを喰らうだけだ。

だから、一定の距離感を持って、広告させて頂くのだ。
コンテンツを見たいなら、同じ分だけの広告を見ろと言うのは、媒体社のスタンスとしてもおかしい。
広告で収益を上げるためにコンテンツを作っているのか?
それなら、広告主のメディア(アーンドメディア、コンテンツマーケティング)となんら変わらないね。

広告を出し過ぎた結果、アナフィラキシーショックがユーザに出たら、打つ手が無くなるぞ。
行政規制ならまだいいが、ユーザから拒絶されたら、これは回避不能だ。
心理拒絶は、アドブロックツールよりもきつい。
マスメディアの広告露出制限は何故あるのかな。

広告ばかりのページが増えていて、コンテンツの半分は広告バナー(標準、レクタングルなどの画像系)とテキストアド、広告企画、ネイティブアドになっている。
広告を抜いたら見るべき部分は無くなってしまう媒体など、ユーザは課金してまで見ることはない。(だから、媒体の課金モデルが成立しない。)
まとめサイトやキュレーションアプリで流し読みすれば十分になってしまっている。

切り口も何もない情報の垂れ流し、追いかけてくる広告、コントロールされた検索結果、日本にもジェネレーションYが商業的情報ルートを回避し始めている。

【追記】

こういう勘違いした記事のなかでも、ピュブリシス傘下のアドテクCEOがいた。
悪しきユーザー体験の元凶はどこにある?:アドブロックという名の大いなる偽善
困ったもんである。
お前らのアドテク野郎は効果効率しか見てないから、人が見えなくなるんだ。

一方、分かっている人もいる。
スマートニュース川崎氏が語る「アドブロック問題の本質」--アドテック東京
やはり、藤村さんがいる会社だけに議論されたのだろう。

2016/02/24

2015年 日本の広告費、微増というか誤差的なレベル

2015年 日本の広告費
http://www.dentsu.co.jp/news/release/2016/0223-008678.html

「2015年 日本の広告費」解説―インターネット広告費がリードし4年連続でプラス成長を達成
http://dentsu-ho.com/articles/3708

ポジティブな見解は電通のリリースと解説をご覧あれ。
波乗りペンギンは、ネガティブ側だ。(本音とか事実ではない。ネガティブなのだ。)

媒体別「日本の広告費」(2012~15年)
※出典:電通報

過去三年を見ると、数字的には2014年が良すぎたという部分はある。
2015年の数字を前年対比だけで語るのも意味が無さそうだ。
全体のパイは変わらず、メディア配分が変わっているのが読み取れる。
4マスが減って、販促も減って、その減った金額をネット広告は受け取ったような数字になっている。
ホントにそうか?
広告ではないカテゴリーに企業のお金が使われているんじゃなかろうか。

「日本の広告費」推定範囲
※出典:電通報

電通報の記事でも後半はその点に触れている。
が、ネットに釣られて広告の定義を拡大して推計拡大すると、別の市場推計になりかねない。もう、広告捨てちゃおうって話になる。
広告主のオウンドメディアは推計に入らないと思うが、その記事がネイティブ広告として掲載されるという流れだと、制作費は「広告」で計上されてなかったりするだろう。按分するのか?
メディア別だと見えないけど、元原稿はデジタルデータなので、アナログ時代に比べると制作部分のローコスト化は激しい。純粋に媒体費が減っているだけじゃなく、周辺の収入もメディアは減っているはずだ。

インターネット広告費の「制作費」だが、
インターネット広告費の内訳※出典:電通報

順調に数字が伸びている。
一体何が伸びているのかが気になる。
サイト制作のページ単価は上がってはいない。(体感)
運用型広告費が伸びているので、LP制作費だろうか。SEO対策のサイト改修費だろうか。
それとも、昨年後半からジワッと来ている動画広告制作だろうか。スマホ対応にリニューアルした広告主が多かったのだろうか。発表に加えて欲しいなぁ。

ということで、次の集計を改定する時は、広告会社のだだっ広くなった業務の市場推計ではなく、積み上げ式に推計される個別市場の動向が追えるように舵を切って貰いたい。
でないと、最後の調整で盛ったりしてるんじゃないのかという違和感が残ってしまう。
会社の売上が若干伸びても、給料は下がるだけだしなぁ・・・。はぁ。

○参考

ネット広告制作費が伸びている中に、キャンペーンとかじゃないのにオウンドメディアのコンテンツ制作費が含まれてんじゃないかと思うのよ。
ま、アンケートによる市場推計なので、数字がゴチャゴチャになるんだよね。コンテンツマーケティングってネット広告制作費に入っているのが、普通(何をもって普通なのか分からん)なのかな。

「コンテンツマーケティング1,000人実態調査」 他社の予算は? 人員は? 外注は? | Web担当者Forum
http://web-tan.forum.impressrd.jp/yahooads/2016/02/24/22140

○蛇足

電通報 - 複雑な統計をシンプルに読み解こう!「日本の広告費」編
http://dentsu-ho.com/articles/3720

なんか、一部で不評だけど、らしくない業界風テイストが不味かったか。
笑ってあげてチョ。

2016/02/16

広告代理店は要らない

将来も残り続ける「広告代理店の価値」はどこにある? | AdverTimes(アドタイ)
http://www.advertimes.com/20160216/article217497/

テーマとしては目新しいものではなく、波乗りペンギンも若いころは会議や飲みの場で議論したものだった。(遠い目)
今は、そんなこと若い人たちはしているのかな。

さて、広告代理店の存在価値=不要論に終息するかどうか?
波乗りペンギンの結論は「広告代理店は要らない」だった。
そして、大手の広告代理店は自らを「広告会社」と分類し、「代理」からの脱却を模索したのが20年前だ。
広告は無くならないが、価値創造をしていくので「代理店」の看板を外して「広告会社」と言い始めたんだ。

欧米では3大広告グループに統合され、機能ごとに特化された会社群に組織形態が変わった。これは、一業種一社制という日本にはない商慣習があっての事。
日本では一社一強、同業種取扱いが普通なので、同列に論じられないんだ。

で、広告会社の存在価値をどこに求めるのかは多種多様が現実の現在進行形。
確かにクリエイティブ(CR)は比重が高い気がするんだけど、単なる表現物の制作じゃないデザイン(社会の中での有り様をデザインする)を志向するようになっていると思う。
ただし、難度が高いんだよね。ある種の哲学が必要な領域だから・・・。

2016/02/15

アドテック東京が初心者向けになる?

数年前からアドバイザリーボードに業界の重鎮が消えて行き、半分は知らない方たちになって待った。
微妙な布陣なんですけど・・・。
あれ、御大のYさんいない。Eさんは復帰しても良いはずじゃないのか。あれ、大手広告会社が担当ドンピシャのセクションじゃないし、業務ラインが違ってないか?(部者や役職ではなく、「人」なのがアドバイザリーボードのはずだっけ。)
なんか、このイベントは何処に行きたいのか分からない人選になりつつあるような気がするのは、現場はずれて久しい波乗りペンギンの受け止め方ががオカシイのだろう。

初期からすると出展社も数倍になっているので、イベントとしてターゲットが広くなったはずだ。
当然、プログラムを見ると、初心者向けのトラック「Beginners」が出来ている。
・・・?
アドテックの「テック」って「テクノロジー」じゃなかったっけ。
テクノロジーのトラックはないのか・・・。

これは、
1.アドテクは普及してテーマとしては適さなくなった。
2.アドテクのテクを押しすぎて、「アド」がどっか逝った反動。
3.成り行き。
のどれだろうか。

そもそも初心者は、「広告」なのか「テクノロジー」なのか不明だな。
最初のセミナー「デジタルマーケティング」がタイトルに入っているので、「デジタル・マーケティング」の初心者か・・・。
そのあと、ビッグデータとかCRMとか、いや、体系的に意味わかんないです。
スポンサー枠なら納得できるけど。

ということで、商業的な成功は素晴らしいと思う。

2016/02/08

イナモト氏新会社にDG出資

ゼロtoワンのクリエイティブ レイ・イナモト氏新会社方針 #宣伝会議 | AdverTimes(アドタイ)
http://www.advertimes.com/20160208/article217046/

世界的に有名なイナモト氏が新会社を作って、デジタル・ガレージが出資したというから、何か新しい試みが行われるはずだと記事を見る。

「デザイン・テクノロジー・データの3つを融合させて、新たなビジネスを生み出す企業にしたい」――と、レイ・イナモト氏は話す。
電通ブルーとかHDYのSIXと何が違うんだろうかと。

データから見つけた問題に、デザインとテクノロジーで、これまでになかった答えを出す。“新たな答えを出すもの”として、「これからデザインやテクノロジーの力がさらに増すのは間違いない」とイナモト氏は話す
伊藤穣一さんに聞いたら、どんな解釈が戻ってくるのか、聞いてみたい。
ここで言われている「デザイン」が構図という狭義の意味合いではないだろう。
言葉一つとっても、文字のままに読むのはキケン。

メディアや広告ビジネスの前提となっているのは、広告枠を売り、その枠に収まるアイデアを作るということだ。数十秒のCM枠や白いページ、広告看板に当てはまるモノを作るのがクリエイティビティだと唱えられてきた。
4マスの広告制作であれば確かに。
メディアニュートラルという志向もデジタル時代に出てきたんだが、これに対しての揶揄は含んでいるんだろうか。ニュートラルではあるものの、メディアを使うという意味では大差ないからね。

これからの本当のクリエイティビティはゼロから始まる必要があると思う。いずれにしても、クリエイティブであることが、生き残る術だ。クリエイティビティこそが、最後まで人間が人工知能に優る点だと思う
人工知能・・・やはり危惧はしているのね。
その、AIでは代替できない創造力は0から1であって、1から2ではないと。
0であるなら、前提はない。
うん、広告である必要もない。

広告である必要があったクリエーティブ・ブティックやホットショップとは立ち位置と成り立つ要素が異なるのだろうか。
だか、広告枠の販売を超えるという方向性は10年前から、欧米では20年前から動いていたように思う。それは、戦略とかブランドとか別のキーワードで括られているけど。
(アカウントプランナー、ブランドコンサル・・・とか、色々あったよ~)

さて、データから問題を見つけるという事でデータ・アナリスト(Webの場合はWebアナリスト)の解析一つで出発点が変わってしまう恐れがあって、優秀な分析者(データの読み方、マイニングが天才的な人)の有無で成否が分かれそうだと思う。
課題の発見と解決のビッグアイデアが必要という点では、過去と何も変わっていない。

永遠に解決しないテーマでもある。

2016/02/05

googleの実力行使、広告ブロックのアプリ削除と代替策?

広告ブロックの問題なんだけど、一応流れがあるんで最近の所だけまとめておこうかと。
遡れば15年前くらいから、「ポップアップ広告」「ポップアンダー広告」から始まるんだが、主流なのはモバイル広告の方なので割愛。

さて、グーグルは広告ブロックのできるアプリをガンガン削除して抹殺しているらしい。
もちろん、グーグルは正当な契約の上で、違反しているアプリを削除しただけでしかない。グーグルが大企業になったエコシステムの崩壊を防ぐためであり、メディア(自分たちの利益が損なわれるので)も非難したりしていない。
もともと、サムソンが仕込んだものだが、やはり対アップルなんだろうね。
以下、記事参照。

Google、広告ブロックアプリ「Adblock Fast」をGoogle Playから削除 - ITmedia ニュース
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1602/04/news113.html

参考:Samsung、Android版Webブラウザに広告ブロック機能追加 - ITmedia Mobile
http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1602/02/news068.html

これで終わりだと、エビルなグーグル、となるわけだが代替策(!?)をちゃんと用意してある。
その強化が記事として出てきた。
以下、記事参照。

GoogleのSafe Browsing、ユーザーをだますコンテンツを阻止へ - ITmedia ニュース
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1602/05/news061.html

グーグル、「Safe Browsing」適用範囲を拡大--合法サイト上の虚偽広告も対象
http://japan.cnet.com/news/service/35077423/

たが、そもそも違法な広告や詐欺を掲載するなんて、言語道断でしかないわけで、広告は生活者から嫌われたら終わりなんだという前提がぶっ飛んだ話になっている。
つまり、代替策は代替になっていない。問題は解決していない。
なぜ、ヤフーからグーグルに検索エンジンがシフトしたのか。
その生活者心理を忘れてしまったようだグーグルは。

もちろん、業界団体は分かっている。
分かっているから、受け入れられる広告にしましょうという運動を開始した。
以下、記事参照。

ネット広告業界団体IAB、“容認できる広告”の指針「L.E.A.N. Ads」プログラム立ち上げ - ITmedia ニュース
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1510/16/news054.html

アドテクによって広告掲載は効果効率がアップしたように見えて、それは広告主のメリット(ROIを高める)にはなっても、生活者(ユーザ)に負担というかツケが回っただけ。
本来、発信側と受信側はサーバを基点に相互接続負担している平等な関係であり、コンテンツを無料とすることが広告閲覧と相殺されて、成り立っている。
ところが、「無料にしてやってんだから、容量がデカくて遅い広告素材を大量」に送りつけて良いかというと、ユーザからすれば「我慢にも限界があるぞゴルァ」ということだ。
対価として成立するバランスがあるだろうと。

その上に、送りつけられる広告が「ろくでもないもの」だったり、広告ではない雰囲気で記事みたいに出てくるんだから・・・。

そんなわけで、米国で消費者運動に発展しないことを祈りつつ。
(※米国で消費者団体が動き始めて法制化されると、日本も右ならえっすよ。)

2016/01/26

記事より広告がバズったらブームになる

ヤフーと合弁で日本に上陸したバズフィード。
ま、広告に対する幻想というか、誤解もあるんだろうけど、媒体在っての広告なんだけどなぁ。

日本版BuzzFeed、目指すは編集部が書いた記事よりも「バズる広告」
http://www.advertimes.com/20160120/article215293/

と思って記事を読んで一安心。
広告の販売はヤフーが独占。販売の開始時期については、「まずはユーザー増加に力を入れていく。まだ時期は明言できない」(高田氏)とした。
いきなり広告展開はしないようだ。
波乗りペンギン的には正しいと思う。
信頼のない面白い記事の集まった媒体という位置づけって、まとめサイトとか個人のブログで十分なのよね。いや、下手すると書き手によっては個人のブログの方が信頼できる内容だったりする昨今、食べておいしいネタをプロとして用意して貰いたいものだ。

BuzzFeed日本版会見は"意識高い系"祭だった #BLOGOS
http://blogos.com/outline/155954/

と、ここでブッ込んでいる記事があったので続けよう。
競合想定と目標値が質問であったらしいのだが、うやむやにしたそうだ。
いや~、そういうオチか・・・。

2016/01/25

グーグルだけで7.8億件/2015年も削除した悪い広告

グーグル、2015年に悪質広告7.8億件を削除--1000人以上を投入
http://japan.cnet.com/news/service/35076730/

まず、数の多さにビックリ。全世界で掲載されている広告の数からすると少ないのだろうか?グーグルの2015年、総掲載件数が分からんので、何とも言えない。

で、記事に書いてある通りなんだけど、グーグル(ダブルクリック)のアドネットワークがブロックしても、他のアドネットワークは別なのよね。
ブラックリスト形式だと「広告主名」「ドメイン」「登録者」「代理者」なんかを変更するとイタチゴッコになって、詐欺サイトへの誘導やマルウェアの仕込を根絶できない。
もちろん、リンク先のコンテンツ(ウィルス)チェッカーの自動プログラムを走らせるとか、AI的な判定ソフトの導入で数は減らせると思うが、世界中にたくさんある広告配信業者のすべてが、コスト負担してまで運用してくれるかというと、過去を見る限りないね。

しかも、個人が広告掲載できるインターネット広告(特にグーグルの広告)は、悪質な広告を阻止しようとすると広告収入が激減してしまう。
グーグルは掲載後の対応が基本であって、掲載前の広告審査は無いのだから。
もし、事前審査すると膨大な広告審査を短時間で行わなくてはならなくなる。審査員の数も数万人単位で必要だろうし、現時点では不可能だろう。(いずれAIがやってくれるだろうが)

当面、広告表示すると悪いことが起きる=広告は悪いもの、というネガティブなイメージが拡大しているので、編集記事に見せることで誤魔化すしかないのかなぁ・・・。

2016/01/21

なぜ、コーラが飲まれなくなったのか?

記事を読んでいて、一番最後に引っ掛かった。

同社調査によれば「コカ・コーラの飲用経験もあり、ブランドへの好意度が低いわけではないが購買から遠ざかっていた」というユーザーが多いことから、今回のキャンペーンにより飲用機会を創出することが狙い。
ソースは下記の通り。

コカ・コーラ「ワンブランド戦略」で広告費増、10社にCM制作依頼も #広報会議
http://www.advertimes.com/20160120/article215222/

コカ・コーラはクリエイティブ10本勝負でコンペした模様だが、インターネットによって多様化した現代社会で、ワンメッセージが届くのかが凄い疑問。
それが、核心を突いていれば「寸鉄人を刺す」なのは間違いない。

これはマーケティングとかブランディングとか大上段に構えた話をする前に、
一消費者として考えた方が良い気がする。
調査結果の読みは正しいと思える。
確かに、コーラを飲んだことはある。
コーラというブランドが嫌いなわけじゃない。
だが、数年以上コーラを飲んでいない。
皆さんはどうだろう??

この状況で「はじめてのコークの味、覚えてる?」と著名人に語りかけられても、「覚えてますが何か?」と返して終わってしまいそうだ。
売り場にないとか、自販機が無いとか、販売の問題で手にしていないわけじゃない。
コーラは何処でも手に入る。
それは「引用機会の創出」というポイントから、消費者側の動機を喚起しようという事であろう。

では、今まで喚起されていなかったのは何故なのか・・・と。

あらゆる世代の著名人を使うという事から、自分事化させることがCRで重視されたんではないかな。だが、自分事化されたから、飲まなくなってしまったというネガティブな面について考察したのだろうか。
ブランド調査の時点で、ネガティブワードは確実に出てきているはずである。
そこから、どんなインサイトを得たんだろう。
読み間違ってない!?

いや、だからこそ、直接的な課題解決が難しい事態になったのかもしれない。
うん、オジサンたちの世代だと「体に悪い」というイメージがある。カウチポテトにコーク、それが象徴的なワードである。
カロリーの問題は「ゼロ」で解消したはず。
だが、ここを突っつくよりは、過去の清涼体験を喚起することでコーラを、衝動的に飲みたい方向に持って行ければラッキーである。

・・・。
しかし、折悪しく日本でも食の問題が事件として拡大しつつある最中。
(マクドナルド、廃棄したはずの食品が流通する、信じられん・・・)
安心安全が前提となる今、コーラを口にする理由に「安心安全」はないのだろうか・・・と。
まず無理だろう。
コーラの原材料は「超極秘」だ。安心安全を訴求できない(根拠が提示できない)。
飲み続けると良いことがあるのかというと米国消費者団体の絡みで、藪蛇である。
エナジードリンクとは別物である方向で、カフェイン飲料のリスクから遠ざけておくべきだろうから、日本でも訴求表現には気を付けないとダメだ。
そうなると、誰でも飲める嗜好品的なモヤッとした感じしか表現的には残らない。

結論は同じか・・・。

2016/01/19

WatsAppが広告以外のマネタイズというから

WhatsApp、完全無料化へ──広告以外のマネタイズ方法のテストを開始 - ITmedia ニュース
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1601/19/news057.html


この記事を読むだけでは、新しい方法という中身が分からない。
もし、企業側の公式アカウント課金ならばLINE@と同じもので、新しいというには今二つである。現在、二年目から利用課金している所から、ずっと無料になる部分は広告課金していれば無料であるサービスがあることを考えると、それ自体の評価も難しい。

トラフィックフィーとか企業側への課金スタイルが変わるのかもしれないが、ネットの収益は「広告」「課金」「EC」の3つしか存在してないよね~という基本原則は変わらない。企業側に課金するのは、ユーザ課金が当たり前だった頃からすれば、新しいと言えるかもしれない。
企業が負担することによって消費者が無料で利用できるサービスは、企業側にメリットと負担できるコストである場合に限った場合は会員サービスなどの特典になるし、採算性を度外視した社会貢献(CSR的な)事業であったが、これを一般利用者にオープン化するところはネットならではの低コストが活かされているのだろう。

テストの経緯をしばらく見守ろう。

2016/01/15

デジタルマーケティングトレンド2016

江端さんと鈴木さんが煽っているので、書いてみようかと。
少なくとも広告とデジタルの重なる領域では、ちょいと長く生きている生物だし。

元記事はこちら

2016年、デジタルマーケティングのトレンドを占う
 http://www.advertimes.com/20160114/article214790/

マーケターは自らの決意表明として、新年に「予測」を語るべきではないか。
http://www.advertimes.com/20160114/article214656/

江端さんの方は大学の先生的な過去からのまとめ、そして展望。
鈴木さんの方は企業のリーダーらしいビジョン。
それぞれの個性が出ていて刺激を受ける。

そういう考え方もあるんだ~ということで、だから?と自分を振り返ってみると、大体の人は関係ない世界の動きにしか感じないと思う。
実際、マーケティングの話自体、普通の人は気にしなくても給料は貰えるし出世も出来るのが現実だ。これでも、1000人以上に教えてきているが、実感でもある。

それよりは、手っ取り早く今年から起業して一攫千金を狙えるネット広告ビジネスが「何か」知りたいだろう。
うん、それが分かれば波乗りペンギンこんなことしてないっつーの。

閑話休題。

もう一つ、記事を紹介。

2016年広告マーケティング業界7つの予測
http://g-yokai.com/2016/01/20167.php
http://g-yokai.com/2016/01/20167-1.php

こちらは横山さん。
具体的に分野が書いてあって課題も提示されていたりするので、デジタル系の広告関係者は受け入れやすいかも。

ここまで記事を読んだりすると30分くらい時間が掛かっただろうか。
安心して下さい、無駄にはならない。
つうか、これくらいの内容なら専門用語が分かんないとか言ってたら、将来が不安になるので、今からでもフォローしておこう。(業界内でも不勉強は多い。まぁ、その場では笑って説明したりスルーするが、確実に蔑まれるぞ。)

以下、見解。

たぶん、今年は停滞期。
一つはアドテクで高度な処理が可能になった分、人間が追い付いて行けなくなっている。
DMPとかマーケティングオートメーションとか言葉は定着したが、運用できる企業(売上)規模のある会社は少ない。約170万社あるうちでも、数百社程度だろう。
人財が足りないというより、育成する環境がない。しかも、これをマネジメントする側に至っては絶望的な数になる。
最先端事例が幾つか出たとしても、全体から見れば無いも同然でしかない点を考慮すべきだろう。

もう一つは、効果効率を追求した過去10年の負債が重くのしかかってくる。
いわゆる焼畑のツケね。
極限までCTRが下がったのをアドテクで底上げしたんだが、生活者心理が広告自体を忌避して効果効率は、タダ下がる。ネイティブ広告とか旧来のインプレッション型で持ち堪えつつ、新手法や技術を投入するも相殺される。

こうなってくると、投機的なインターネットを使うよりも、既存の4マスで手離れ良く広告する方がリーチも稼げるし手間もない。
なんなら、4マスを通してのインターネット広告という方法もある。
という、ベタな流れが起きそう。

実は、統計的に信用できる調査結果が無いので、困っているんだけど、国内企業(中小零細も含め)の400万社弱は過半数が自社サイトを何らかの形で持っているらしいが、これを活用しているのは半分以下みたい。(ネット広告までやるとか1割もなくなる)
この辺りの現実って、誰も見てないのかな。

以上

追記 2016.1.18.

動画はどうなの?という事も追加。
某ITベンチャーの社長が「動画が来るぞ~」という狼少年伝説に終止符を打つ意気込みらしいが、コンテンツを作るってのが難しいと思うのよ。
ケータイの頃から動画とか変遷を見ているんだけど、スマホで画面は大きくなったし高画質にもなったのだが、「それって、小さなテレビ」に過ぎないのよね。
トリプルスクリーン再びって感じだけど、消費されるコンテンツが同じものである限り、広告媒体としてはリーチ単価が安いものに勝てない。
だから、オリジナルコンテンツだの6秒動画だのとUGCが中心に蓄積されてきたんだけど、これって動画に限らずネットコンテンツは個人がベースなのよね。
これを商業ベース(広告収益化)で全部持って行ったのがグーグルで、人の鎖化して持って行ったのがフェイスブックだ。LINEは塊魂かな。ほれ、周りにいる友達をゴロゴロっと絡め取って圧着していく感じで、雪だるま化して大きくなったところを、スタンプ注射でエキスを吸い取る感じ。あ、横道逸れた。

動画の制作費用が低廉化されても、作り手側のレベルが観賞に耐えられるほどになるのは望めない。スクープ映像とかおもしろ動画までで、これだとカット割りがなくてブレてても粗くても耐えられるよね・・・という所だ。
では、スマホ専用のコンテンツを作れば良いのか?というと違うと思う。
出発地点がスマホのコンテンツであって、商業的には映画やイベントにグッズとかマルチ展開が必要なんだと思うよ。いや、どうコスト考えてもスマホだけでペイできる座組みって無理あるでしょ。コンテンツですらLTVなんだから。

以上



2016/01/13

BtoBだからってWebはWeb

お客様との対面販売が中心のBtoB企業でWebをどう活用すべきか? クボタのWebマスターに聞いた | Web担当者Forum
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2016/01/13/21644

最近珍しいインタビュー内容。
効果効率とかPDCAとか、マーケティングオートメーションとか、なう(死語・・・)で最先端な話じゃなくて、地味とも思えるスタンダードな話だ。

今回は世界でビジネスをする企業としてのグローバルサイトのリニューアルについて。
似たような話だが5年前に、三菱電機さんの講演を思い出した。あれ、クローズドだったかな…。まぁ、いいや。

BtoBというのがタイトルにもあってフィーチャーされているが、別にBtoCでも同じだと思うのね。家庭だって、財務省(多くは配偶者)の承認がないと買えなかったりするところは、企業の決済と似たり寄ったりだ。(現代の若い夫婦は違うんだが、それを言うならベンチャーもだ)
買うべき理由があれば、調整して購入するのだ。

さて、企業サイトは管轄の部署によって色付けが変わってしまうもので、広報宣伝主体だと営業色が薄くなりブランドを打ち出していくことが多い。
目的ありきなので、良いも悪いもないと思うが、どんな人が何のためにサイトへ訪れるのかに合せてコンテンツを提供するというのは大事だと思う。
何でもかんでもWebちゅうのは、オカシイ。

たとえば、クボタの場合パイプなどがWeb活用には向いていない製品です。パイプは、基本的に規格が合っていれば、必ずしも製品の特徴などを念入りに説明する必要はありません。規格をしっかり探せるほうがお客様にとっては重要なことです。また、お客様の数も限定され用途も一定の製品の場合は、ウェブではなく直接お会いするほうが大事です。
そうね、役割があるので切り分けは大事。(割り切りともいう)
コンテンツマーケティングと代理店に騙されて、農家のお米インタビュー記事とか載せてても意味はない。
あ・・・。いや、CSR的な観点から必要性はあるかな・・・。(コホン)

ボロが出てしまたので切り上げよう。