2013/10/31

広告業界に入りたいとか、やめとけ

職難世代の大卒就職者、31%が3年以内離職 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

そろそろ引退の時期だと思っているが、某大手総合広告会社やネット系広告会社の新卒研修を担当していて、ここ数年は異変が続いていた。
なんと、俺の講義で熟睡する強者が出始めたのだ。
おかしい、絶対おかしい。身も凍る寒いギャグを連発し、寝たら死ぬぞという空気感を漂わせているというのに・・・。

ヒントになるデータが無かったのよね。
記事のお蔭で見つかったよ、ありがとう読売新聞。
厚生労働省のデータはこちらにあるので、興味がある人は詳細を見てね。
そう、新卒の離職率が上がっているのだ。
これは全体的な傾向で、広告という業種が無いので参考までという感じだが、そう大きくは違わないはずだ。

正直、広告という妙な業種を選択して就職する奴なのに、最近は真っ当な奴が多いのも異変ではあるが、広告に対して興味もないし就職した自覚もないようだ。

おそらく、就職することが目的化して、競争させられて、入社したら燃え尽きてんだろうなという推測をしているわけだが、興味も関心もない会社に入ってもロクなことが無い。
特に、広告に限っては強く言いたい。イメージと年収を見て入ると、思ったほどパッとしないもんだ。(爆)

2013/10/30

auのセット売りにクレーム

「au版iPhone」販売店でオプション「加入強制」 KDDIは「指示していない」と否定

業績好調なKDDIだが、その中心であるスマホというかiPhoneの販売で強引さが取り上げられた。その背景と事情は、なんと、J-CASTの記事が意外と良かった。やるな。

さて、光在るところに影在り、という事でドコモであれソフトバンクであれ、似たような事情はショップならある。
あるのだが、ある程度の節度は持って貰いたいわけで、「すぐ機種変するならiPhone5sのゴールドを用意する。」みたいな、ちよっと如何なものかと思う。
予約して順番をおとなしく待っている顧客に対してだ、殿様商売というより脅迫に近いものがあって、すぐ来店して都合つけなきゃ客ではないので、「順番を飛ばさても、当分入荷はなくても、文句言うなボケ!」と言われたも同然だろう。
まぁ、折角なので、潜入調査も兼ねて誘いにはノッテみようと思う。
セット販売は、別件で当事者として立ち会ったのだが、幸いなことに女性店員だったので強制的な感じは受けなかった。ま、これでも「ケータイアドバイザー」の資格はあったわけで、KDDI側がスマートパスとビデオパスとうたパスをセットにしているという縛りは、他キャリアでもやっている抱き合わせ販売だし、ビジネスの仕組みとして目くじら立てることもないかなと思ったわけだが、今回はどうだろうか。

こんなことをして掻き集めなければにらない現実だが、キャリアが収益源をスマホになってから奪われたことが大きく影響していて、端末コントロールとコンテンツや広告は米国のグーグルさんとアップルさんが美味しい所だけ持って行ってしまったからなのね。
もう、どう足掻いても「土管」
新規契約と機種変のタイミングを除いては、売り上げるタイミングを作れない。
端末ハードの性能を上げても家電となったスマホには通用しない。消費者はプロシューマー化して久しい。「ハードとソフトとネットワーク」を一体で評価している。
価格的にもノートパソコンと変わらない上に、維持費もリッターカーのローン並みの費用が掛かる。加えて、ソーシャルゲームの課金代も払えば、ギャンブル好きのオジサンも真っ青な金額である。そんなわけで、気軽にというより精査してスマホも選ぶことになる。だからって、金になる客だけ刈り取るって話になると、企業倫理的に不味くないかと思うワケだ。この手の無理は、広告や販促活動にも大きく影響してくるからな~。

【追記】2013.10.31.

ということで、iPhone5sに機種変。ゴールドの32GB。
手続きした店舗限定なので他は分からんが、ビデオパス・ブックパス・うたパスはおススメというかお願いという事で「30日間無料なので登録させてもらいます~」という女性スタッフに一応突っ込んでみた。
詳しいやり取りはバレるので書かないけど、どうやら必ず入会させるという店舗の方針がある様で、下っ端には状況が分かっていないという事だった。
実際は販売代理店の末端のスタッフである。
KDDIの四半期発表会で記者に突っこまれたことや、ネットで指摘されている抱き合わせ販売の問題についても、「はぁ!?」という顔だった。
とりあえず登録手続きを済ませて、速攻解約手続きをしたんだが、やっぱ問題はKDDI側だと実感する羽目になった。

まず、解約はスマホのブラウザーを使ってオンライン解約が可能なのは当然だったが、悪しきケータイ時代のノウハウがてんこ盛り。
解約し難いようにする工夫を、厭らしさ全開で投入してある。
何度も「本当に解約しますか?」だし、表記やボタンの位置も「解約しない方向へ持って行く」様に巧妙に作られていた。
ただ、まったくデザインも内容も統一されていなくて、サイト制作経験がある人が見ると、サービス自体がバラバラで事業の一貫性が不透明であり、ヤバそうな感じがするはずだ。ここは、もっと金と人を割くべきところだと思うが・・・。大丈夫か?mediba、今でもauone制作はやってるんだろう?。

コンテンツに関しては、どーでも良いレベルというのが個人の感想。お得に感じる人がドレだけいるのか疑問だがにはいいかも知れない。
サービスに自信がないと「強制加入」「退会し難い」という流れが必ず出来る。
モバイルの立ち上がりから見ているが、「解約をしなくても良いと思える」ことと「解約が面倒だからしない」ことには大きな違いがある。
たとえば、「解約アンケートに答えて下さい。」というお願いや「今解約するとあなたが損します。」という提案はOKだが、「30日間無料なのに解約するんですか?」とかは大きなお世話し自ら無料でなければ使えないと言っているようなものだ
こっちも意地になって、何が何でも解約まで突き進みたくなるファイトは湧いたがな・・・。

2013/10/07

違法DL罰則強化が裏目

違法ダウンロード罰則化 回復しない音楽売り上げが示すもの - ITmedia ニュース

ああ、やっぱりねというか、やっちまったね。
問題は、ここから立ち直るというか再生へのアイデアなり思考の刷新が可能かどうかなんだよね。
行政府に働きかけてまで法制化したわけだから、その落としどころも業界としては考える必要があるだろう。政治案件だね。

で、記事にもある通り根っこは同じところにある産業が沢山ある。
もちろん、中堅クラスの人達は皆わかっている。
後は余生を送るだけの「上の人」達が、延命のためだけに決断も判断も先送りしているだけなんだ。
一方で、物事は簡単ではなくて、今まで抱えてきた雇用なり仕組みに対する社会的な責任もある。分かり易く言うと、子供が飽きた玩具を放り投げるような真似は出来ないよ、ということだ。それ、誰が後始末すんの?産業廃棄物と違って人間だぜ。
「変われない奴は切り捨てろ、使えない奴は放り出せ。」という事をのたまふ方もいるが、そのツケを税金で払ったり市場を縮小させることになるんだからね。もっと、世界を見渡す広い視野を持とうよ。
少子高齢化は深刻なんだな。

気が付いた人も増えてきたけど、「ネットビジネスでやっていることはリアルの転用」が最も参考になるわけで、スマホを使おうがパソコンを使おうが、その向こうにいるのは「人」であることに変わりはないワケだ。
何度も書いていているが、ネットが普及して電脳化が進行していても、イルカや犬やサルが購買してくれているわけじゃない。

と、話が広がり過ぎた。

戻るところは「良いコンテンツの有無」という、実にシンプルな部分。
広告にも言えると思うワケ。
DSPだのSSPだのRTBの流れで機械的な配信や最適化が持てはやされ、表面的なテクニックで改善しかされなくなっている。
そもそも、「何を伝えたかったのか」を再考すれば、もっと使う時間と予算がみえるはずなんだけどなぁ~

2013/10/02

ドコモでドラクエ

今更どうでも良い提携だと思うが、ドコモ回線ならドラクエが出来るらしい。
オンライン化でロイヤリティの高いファンを削り落としたドラクエ。
iPhoneの取り扱いが出来ずに、流行りモノ好きを他キャリアに大量流出させたドコモ。
課題山積の船出だ。

最初くらい広告は出してくれると思うが、事業継続が可能な利益が出続けないんじゃないかと心配。
ざっと思い付いただけでも、
・ドラクエの為にドコモを選択する利用者が何人いるのか
・そもそもドラクエXユーザー数は激減している(推計80%減)
・ドコモのネットワークはゲームに耐えられるのか
・そもそもLTEはスピードでないし詰まり易い
ネガティブオンパレード。





残念ながらスクエニがドラクエに関する情報を出していないので、推測情報しかない。
販売本数も累計は無いし、無料アクセス期間終了後の継続率も不明だ。
ドコモはデータARPU(一人あたりの月間売上)が狙いだろうが、母数の減ってしまったドラクエ効果は狙いにくいと思われる。

また、別の角度で余計な心配がある。
ドコモのみという事は、だ。
auとSBのドラクエファンを切り捨てる訳よね。というか、もう興味ないか。
すでに、オンライン化という裏切りで傷ついた俺には追い打ちを掛けられたようなau利用者なわけで、スクエニに恨まれることしたかなぁ・・・と胸に手を当てたりする。
うむ、若干あるかも。

さて、土管にはならないと頑張っているドコモだが、
じゃあコンテンツ流してみなよって事になって、四苦八苦している。
うん、もちろん上手く出来ないことを知っていたiモードの先人たちは
IPを囲ったという事を忘れてはいないよね。
同じことをしようとしているのかな?
いや、それは今回無駄だ。
ハード的にもシステム的にも囲えないのがスマートデバイスのビジネスだ。
裏返せば、囲ってしまうと内側に落ち込むブラックホールのように自滅消滅するんだ。

ソーシャルがネットに普遍的な存在になった今、誰でも見られないし出来ない、という条件だと外部の熱量を取り込めない。常に、囲われた内側から情報を出し続けてフィードバックが無い状態になる。
家の中から道に向かって「遊びに来いよ~」とか声掛けてるようなもので、不気味だってばさ。
でさ、遊びに行くには「ドコモに着替えて」お邪魔しないといけないんだ。
そんな面倒な。
だから、家の中の人達と遊ぶことになろう。