2010/11/22

目から鱗だった記事

そうそう、この現象を「リレーションシップ・クライシス」というのか!!
リレーションシップ・クライシスという名の危機:その構造的な原因
いや~、ちょっとスッキリした。
詳しくはリンク先で読んでね。

 さて、会社が大きくなって社員数が増えると、なぜか会社の雰囲気がすごく悪くなるんだけど、大体の経営層は気が付かないことが多い。
もし、気が付いていれば潰れなくて済んだ会社も多いと思う。
皆さんの会社は大丈夫でしょうか?

大丈夫だと思えたら、たぶん、ヤバイ。(笑)

2010/10/27

ad:tech Chairman’s reception

ということで、招待制イベント第二弾は、呼ばれていないので受付で丁重に断られ、参加できませんでした。そんなに甘くはないということで、パスコードも使えなくなっていたりとお灸も据えられ、空気読めって感じなので自重します。すいません・・・。

2010/10/07

ad:tech spearker's party

10月6日、都内某所で「ad:tech spearker's party」が開催され、
招待制だって言うのに普通に参加してみました。(笑)

会場は10/28-29のad:tech Tokyoで登壇する方々の熱気で溢れ、
プレジデント武富さんの美人な奥さんを始めとする華やかさも加わり、
すんごいことになっていました。

波乗りペンギンは別件で話したい人がたくさんいたので、
用事を済ませながら100%オレンジジュースを頂きました。

今回は10年選手も多く、懐かしいやら楽しいやら、でした。

さて、各セッションの内容は何人かにお聞きしたのですが、
ここでは書きませんよ。
参加してのお楽しみです!!

とはいえ、後半は人の熱気に酔ってしまって、早めに引き揚げました~。

2010/10/05

ネット広告業界を志望する学生諸君へ

就職氷河期で大企業に殺到する同友と距離を置き、ちょっと新しい世界に目を向けている君たちに未来は拓ける。

個人的にお勧めは、従業員数が100名以下を狙ってみるといいだろう。
五年後にはマネージャになれる人が多いはずだ。

それから、会社の社風とか福利厚生も大事かもしれないが、
ネット系のベンチャー企業は社長のカラーこそが君の人生を左右する。
惚れこめる相手を探すべきだ。

どうしても安定と安心が欲しいなら、
大手系列など大企業の子会社を探すことになるだろう。
だが、ストレス耐性に自信がない限りは止めた方がいい。

誰かに必要として貰いたい、役に立ちたいという人は少なからずいるだろう。
だが、唯一無二の代え難い存在になるのは極一握りの選ばれた人だけだ。
厳しいようだが、社会に出たての君たちが必要とされるのは先の話だ。
ちなみに波乗りペンギンも、まだ、会社から必要だと言われたことがない。
役立たずとか、いらない、と言われたことはあるが・・・。(苦笑)

でも、悲観することはない。
人には寿命があり、加齢による衰えがある。
若い君たちが活躍できるチャンスはいくらだってある。
この変化の速い業界で走れるのは年寄りではないから。

2010/10/04

第四の画面

巷ではトリプルスクリーンという言葉が定着しつつある。
が、それでは足りないんじゃないかと思う。

たとえば、携帯ゲーム機。
こいつは家、交通機関、旅行先にだって人によっては持っていく。
携帯と違って電波状況も関係ない、接触時間もある程度まとまっていて多い。

たとえば、カーナビ。
最近はタクシーにも配備されている。
自家用車でも必ずあるし、渋滞の多い日本では無視できない存在のはず。

いずれも専用機だが、汎用機に置き換わるだろうか。
ネット接続機能を持ったものも増えているが、当面考えにくいと思う。
一つのプラットフォームとして独立しているから。

2010/10/03

一緒に仕事はしたくないと思う時

仕事を出す側、受ける側に関わらず、
金だけで考える人とは仕事をしたくない。

金を払っているんだから言われた通りにしろ、というのは相手に対する侮辱だと思う。
金をもらっているんだから言われた通りにする、というのは相手に対する侮辱だと思う。

金のやり取りは結果でしかなくて、パートナーとして対等にあるべきだと思うわけだ。
金が目的であり手段であるならば、金以上のものも以下もない。
魂のない仕事など、成果として残る方がみっともないと思う。

2010/09/29

会社には厄介な魔物がいる

会社というか組織って大きくなるわけで、まぁ色んな弊害とかてんこ盛り。
やることだけ決まって中身無いなんざ序の口。 中にはマイルストーンだけ置きまくって、誰も何にも決めなかったり、決断を迫ったり急かせばはぐらかされたりする。 
 かと思えば、強迫観念に駆られて「まだできないのか」「何も進んでないのか」と怒られた揚句、「他の人にやらせる」って取り上げられたかと思えば、「ヒマならやれ」って戻されたりして、順序とか段取りとか目茶目茶になった悲惨な状況を引き継ぐことになる。 
でもって、絡まった糸をほぐす様に、最初からやり直し・・・。 

 大体の問題は最初にあるわけで、背景情報や経緯を含めた決定に至る環境を共有できていないことにある。
決定した人たちは知っていても、現場は何も知らされていなかったり、理解するだけの知識と経験がなかったりするわけだ。 
 やることだけ決まって中身がないケースは、「現場に知らされていない重要情報」こそがネタのことが多い。
決まったと思っている人たちが、何を決めたのか明確でない場合、そりゃ雰囲気でしかない。 だから、雰囲気を教えて貰わないと、現場は取っ掛かりがないので、中身がないとしか考えられないのだ。 

 強迫観念に駆られてヒステリックになっているケースは、「理解するだけの知識と経験がない」ケースがほとんどだ。 
どんな事案も、一秒じゃ片付かない。 見通しがあって、許容範囲があって、デッドラインがある。 正しい知識と経験があれば、簡単にできることと難しいことは判断ができる。どれが先で、何が後かも頭に浮かぶ。今進めても進まないことも、空回りして疲れることも、やる前に予測ができる。

2010/09/15

体系化することの困難さの前に

体系化という言葉は大げさかもしれないが、ある事象に対して説明し共有しようとすると避けられない課題である。
そして、説明する上で言葉の使い方や解釈といった「用語定義」もまた同様に困難である。

実は、この裏返しとして説明を受ける側は学習と努力が欠かせない。
事業にしても教育にしても、限られた時間の中で知識を共有化するためには、どうしても詳細な説明は省かざるを得ない現実がある。
昔は、この学習の努力は徒弟制度に近い年功序列によって地道に作り上げた部分もあり、弊害として飛躍的な成長を阻害した反省もある。

さて、観念だけを並べてもしょうがないので現実の世界に戻ろう。

モバイル広告が10年前に誕生から今日までの説明を時系列的にしても時間が掛かるだけである。
もちろん、聞く側が困らなければ波乗りペンギン的には3日間ぶっ通しで話しても構わないし、掛け合い漫才風にパネルディスカッションをやれば一週間でも時間が足りない自信はある。(笑)

とはいえ、ドッグイヤーも逃げ出すほどの変化がある業界なので、説明しているうちに環境が全く変わりかねない。結局、せいぜい数時間で要点だけ掴んでもらうことになるわけだ。
こうなると、過去十年間を説明するに足りるストーリーをこしらえて、大雑把なカテゴリーごとに象徴的な事情を織り交ぜながら、細かいことは気にしない「大きな気持で」バッサリ切り捨てるしかなくなってしまう。

そんなこと、当たり前だって!?
そう、聞ける人が身近にいて教えて貰えるチャンスがあれば、身にも付くだろう。
残念ながら、モバイル広告は三年前を話せても五年前となると、そうそう話せる人はいなくなる。
もちろん、マスメディア広告、インターネット広告を踏まえての説明にならないと、この世はモバイル広告だけじゃないのでビジネスに使うなら外せない視点である。
インターネット広告ですら、日本の広告費の構成比で一割を超えた程度でしかなく、クリティカル・マスを超えたとはいえパワーバランス的にはマイナーでしかない。加えていえば、人材の層は薄い。
大手ネット企業といえども、役員層をバッサリ切り落とすと会社の存続も危うくなること請け合いである。
そんなことしなくても、現場のチーフ級を数人も引き抜けば、業務が回らなくなる会社なんて掃いて捨てるほどある。 一方で、急激に成長した企業は現場チーフが数年で幹部になることも当たり前で、マネジメント以前に必要な知識が得られないまま、責任が重くなって業務に忙殺されてしまうケースが後を絶たない。
むろん、責任に見合った報酬と見識を得られる機会を手に入れられる人は稀だからだ。
そういった環境では、自分が未熟であったり世間知らずであることを認識できることは難しい。
立場的にも、誰も指摘しなくなるし、指摘しても慢心から聞き入れなくなってしまう。
こうしてケアができない業界人らしきものが増えていくのである。

SEMとSEOとリスティング広告の関係とか、リダイレクトの説明とか、ヒット数とページビュー数とインプレッション数の違いとか、メディアレップと広告会社の違いとか、グロスとネットの関係とか、ちゃんと説明(業界団体の新人研修テキスト、その筋で権威である方の入門書に書いてある程度)できれば十分なんだけどなぁ。
皆さんの会社は大丈夫かな??

2010/09/05

バブルって弾けるもの

なんでも急成長すると急減速する。
100年という単位でみれば、企業においてすら業界トップの売り上げシェアを達成しようとも、残存している企業は世界で何社あるであろうか。
場合によっては産業そのものが消えたものもある。
ネットやモバイルだと10年でも長すぎるかもしれないが。

2010/08/30

王様の耳はロバの耳だよデジタルは

停滞する経済にあって、急伸するネット機器の販売、アナログからデジタルへとシフトするコミュニケーション、リアルにないバーチャルの台頭、逃げ切り態勢の偉い人たち、変化を望まない若者。
一体何処に基準をおけというのだろうか・・・。


そんな心の隙を突かれている人は少なくないはずだ。


実生活でもあるはずで、
・3D対応テレビは買いなのか。ソフトが揃うまで待つべきか。
・Windows7に買い替えるべきか。
・もうカメラもビデオもハイビジョン対応が当たり前なのか。
・車はハイブリッドか電気自動車か。
てな感じである。


問題は
・信頼できる情報
・適切なアドバイス
・将来の展望
が得られるかどうかだと思うが如何であろうか。


ネット広告やモバイル広告もまた同じだと言おう。
値引きや増量によるCTRやコンバージョンの効率追求で終わってしまっている現場と
それを高く評価することでマーケティングを放棄してしまっている役職者は
ロバの耳でしかない。

広告主も広告会社もメディアレップも媒体社も
裸の王様が不況を招いている。

2010/08/22

駅前で

 たまの日曜日、駅前のオープンカフェで冷たいものを飲みながら人物観察。
若者は音楽を聴きながら歩いている人とケータイを見ながら歩いている人が多い。
もちろん、全てではない。
一方、年代が上の方はほとんど見かけない。

カップルはケータイを片方が見せながら歩く姿をちょいちょい見る。
友達同士だろうか、同性の場合は片方は音楽を聴いているケースもあり、友人との会話も音楽越しのようだ。
自転車に乗っている人も音楽を聴いているケースが多いが、交通安全上はいかがなものか。

 さて、外出時の顧客とのコミュニケーションは、ケータイを除いて動いている間は難しいということになりそうだ。立ち止まっているのはバス停と待ち合わせで駅前にいるグループぐらいで、周囲を見渡すことがあるのは限られている。どちらかというと、外界との接触を拒んでいる印象がある。

もちろん、駅前だから目的地へ向かって移動している途中なわけで、道草を食おうなんてあまりある話ではないか。
そんな波乗りペンギンの前を、みんなスタスタと歩いて通り過ぎる・・・。

2010/08/01

盛り上がるスマートフォン、その先へ

コンシューマーではiPhone,ギークにiPad。
え、iPadはスマートフォンじゃない!?
では、kindleもスマートフォンじゃないんでしょう。

ネット業界の意見もさして固まっている様ではないが、
固定通信に対して移動体通信という観点から考えると、
iPadやkindleは通信モジュールが内蔵されてるから、スマートフォンに入る。
固定の家庭内ゲーム機に対する移動体ゲーム機も同じでだろう。
通信機能は内臓されてるし、広義の「モバイル端末」には入る。
PSPはブラウザーもあるので、さらに問題はないだろう。

仮にスマートフォン、具体的にはiPhoneとandoroid、BlackBerry、Windows Phoneだけとして、その範囲の狭さでは今後十年も持たないと思う。
製品も薄く軽く持ち歩ける技術は数年内に実現するし、広告主のマーケティングは顧客に対して行っている以上、早晩、広告代理店もメディアもターゲットと適切なコミュニケーションを築くツールとして、無視できなくなるのは自明と思う。

可能性を否定したり過小評価するのは、衰えた証拠である。
なんなら、自己保身とでも言ってやろうか。

2010/07/23

波乗りペンギンの30年ビジョン

300年後には有機生命体から意識体へ移行する。
100年後には意識を機械に移せて、生物学的が死なくなる。
だから、30年後は田舎でのんびり畑を耕すのさ。

1980年代はハードの世界。
1990年代はソフトのの世界。
2000年代はネットワークの時代。
2010年からは価値観の時代。ソーシャルグラフやライフログベースですけどね。
2020年からは国境を越えた住み替えの時代。面倒だから似た価値観で集まるです。 
2030年代はコミュニティの時代。似た価値観で村ができるです。
2040年代は精神融合の時代。思想とか統合される感じです。
2050年代はカオスの時代。国家とか政府とか、形骸化するです。
2060年代はレトロの時代。昔はよかったなぁとカオスから逃避したりして。
2070年代はロマンの時代。どうせ逃避するなら夢を見るのです。
2080年代は超科学の時代。ミノフスキー理論が実証されるといいね。
2090年代は宇宙進出の時代。宇宙コロニーを作るですよ。モビルスーツに乗れるかも。
2100年代は人体改造の時代。仮面ライダースーパーワンですな。

こんな感じで良いんでしょうかね。  
処理速度、記憶容量、通信速度はどんだけ向上しても、人を越えたら種の絶滅にまっしぐらでしょう。 
道具は人が使うから道具なのであって、使われちゃマズイものです。
マトリックスに影響されすぎですな。 わははは。

2010/06/28

未開の地を探すより

久々にフロンティアに向けた活動ができるようになってきたのだが、
しっくり来ないことが多々あって、それが何であるかというのに悩んでいた。

たまさか、知的生産活動の場に身を置くことによって、
ちょっとした気づきを得られたのが、発想の方向性だった。
大体の人が、グーグルやアマゾンに対抗しようとする意識のあまり、
彼らのできないことや手を付けていないことを探しがちだ。
そう、それこそ違和感のコアだったんだ。

ビジネスとして未開の地、相手がいない領域、ブルーオーシャンは一つの手法である。
だが、相手の土俵に乗ってしまっては意味がない。
日本は日本なりの価値観で「あったら良いもの」「あるべきもの」を追求していく中で、
道は開けると思うんだが。

もっと、身近で、より足元に、種は落ちている。
未熟な我々では気づけないだけなんだと思う。

2010/05/21

ad:tech tokyoアドバイザリーボード会議第二回

ども、波乗りペンギン@潜入レポーターだす。
雨がシトシト降る中、都内某ホテルで第二回目が開催。

○開催直前の風景

徳久さん、iPadを取り出してる!


結構な人数で業界のキーパーソンが集まっている。
名刺交換したり、久々に会って談笑している方、仕事に追われてる方、様々と。

○ポール氏の挨拶

まだ、緊張感が漂っています。

○織田氏のad:tec SFレポート
←あ、iPadでメモ取ってる・・・。

みんな、真剣に聞いています。FacebookがYahoo!を広告配信総数で上回ったこと、SFのコンベンションホールは大盛況であったこと、ソーシャルメディアとモバイルが注目されていたことなど、てんこ盛りでした。

○ 武富社長のボード会議事前説明

武富さん自作ビデオによるad:techSFの映像があって、日本人初のスピーカーとしてコカコーラの江端さん、D2Cの藤田さんの講演模様も流れる。
なんか、すっごいことらしかった様で、日本の講演レベルが世界にあっても高水準という評価を得られたり、日本のモバイルの進化ぶりに驚きも与えたようです。

○コーヒーブレイク



ここで、名刺交換や挨拶と雑談がザワザワっと始まる。
緊張感の糸が緩んだ感じで、和やかになる。

○ボードメンバーによる開催内容検討開始
←デニースさん、来日ご苦労様。素晴らしい方。

←盛り上がってたのか、言いっぱなしなのか不明。(笑)
←織田さんもiPad。 佐藤さんかなり困ってる。
←日本人初スピーカー藤田さん。

喧々諤々の議論、笑いや苦悩、この短時間で枠組みから講演テーマのあり方まで、一気に話をするわけだから、口出ししようと思っても輪に入れなかった・・・。

○各テーブル発表




以上で各チームの発表が終わりましたが、過激な話も多く!刺激的なコメントもあり、詳細は遠慮させていただく。(爆)


武富社長によると、日本のボードメンバーが出した意見は、「そのまま英訳して」本社へ渡すそうです。
大丈夫なのかなぁ。
○カクテルパーティ、乾杯はデニースさん。

以降、第一回よりも多くの人が残って歓談。
波乗りペンギンも名刺交換へ奔走。
以上

2010/03/14

広告はネットでもモバイルでも

科学技術の進化によって人々の情報取得量は飛躍的に増えている。
情報の伝達スピードも限りなくゼロ、リアルタイムになりつつある。
さらに、情報を得るための媒体は紙をベースとした新聞や雑誌、放送波を使ったテレビやラジオ、電子計算機をネットワーク化し固定回線をベースとするPCインターネット、通信波の移動体電話網をIP化したケータイ、ネットワーク化された電子看板やPOPつまりデジタルサイネージ、豊富な引き出しが溢れている。

とはいえ、プラットフォームや端末の形が変われども、不変のものはある。

この後は、哲学的な話になるのでブログで書くのも鬱陶しいと思い、この後の話はリアルな肉声で会話できる機会に取っておこうと思う。
炎上するのも嫌だし。(笑)

本音は、この手の話はクリエイターとするとインサイトやインスピレーションを創発させてくれるので、ネタとしてとっておきたいというのがある。

2010/02/04

ad:tech tokyoアドバイザリーボード会議第一回

ども、波乗りペンギン@潜入レポーターとして久々の復活。
今年もad:tech tokyoに関わらせて頂くという栄誉にまみれて、最初から参加。


↑開催前の状況。かなり、偉いというか凄いというか、ネット広告業界のキーマンが集まっております。


↑角度を変えて、開催前の談笑風景。


↑会議が始まり、みんな着席。我らがリーダー武富さんの挨拶。これから半年、よろしく願います。


↑ Susan MacDermidさんの挨拶。日本語を交えて、ボード会議メンバーも安心のスピーチ。

↑これから正面を向いて情報共有から始める。


↑TBWA博報堂の皆川さんが昨年の振り返りと、iMedia summitの参加報告。示唆に富んだ内容と話の展開に舌を巻く。絶対、只者じゃない。才女という枠にハマってないところも魅力的。
グランズウェルという言葉の深さを気が付かされた次第。

↑織田さんによるad:techニューヨーク2009レポート。参加者の増加により会場もコンベンションホールでの開催になるとは、伸び盛りの業界イベントならでは。広告業界にいた方なので、視点も我々と同じで浸み込むような感じ。


↑cybozu.net株式会社の代表取締役社長の椿奈緒子さんによる武勇伝。(笑)
躍動的な印象そのままに、バンバン話は進んで行く。海外のad:techへ乗り込んで、仕事を取ってきちゃうバイタリティーも凄いです。個人的には、話していると楽しくなってくる前向きな人柄が好き。


↑これは、ディスカッション資料。コーヒーブレーク中。


↑コーヒーブレーク中、水分とってお手洗い。これから、業界を全体を見ながら扱うべきテーマや方向性、どんな人に出てもらうかというディスカッションに入るのだ。


↑ディスカッションスタート!!
昨年の第一回より、和やかなスタートです。適当な緊張感は残ってるけど。

↑ディスカッション模様。活発に意見が交換され始める。


↑みんな表情が柔らかい。楽しんでいる!?


↑それぞれ意見出し、メモを取りつつ、ここではみんながメンバーとして上も下も立場を越えて話が進んで行く。


↑こちらも、メモ取りながら、通訳しながら、考えながら・・・。


↑なんか、ドッと沸いたのでワンカット押さえに走ってみた。何の話で盛り上がったのだろう?


↑ちょっと広めに撮ってみた。


↑お互いの目を見ながらのディスカッション。笑顔もこぼれる。


↑別の角度から広めに撮ってみた。話も大詰めか。
★ここで各テーブルごとに発表があったのだが、詳しくは後のお楽しみ。
この後は懇親会となり、懐かしい人や久しぶりに会う人と、波乗りペンギンも一時を楽しませてもらった。感謝。

↑懇親会が終わり、事務局スタッフが最後のお見送り。
申し訳ない、ちと酔っていたようでボケボケ。

以上。

2010/01/31

ステルス化するコミュニケーション

招待制のSNSに始まって企業のセキュリティ強化が、学校の監視が、国家機関の検閲が、ネットワークにある「つぶやき」すらフィルタリングする。
さて、ギャル文字からネット方言まで仲間内でしか通じないコミュニケーションが偏在する今、生活者を知らなければならないマーケターは、これから大海に漂う小瓶のような心許ない状況に投げ込まれるだろう。

すでに予想された世界ではあるけれど、ちゃんと対策は講じられているだろうか。
たぶん、できている人も会社も少ないだろうという推測もしている。
なにしろ、人は年をとるし、人一人の情報処理や適応力も限界がある。

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ネット広告業界の最前線で働いている人ですら、ネットで流行っていることを知らない上に、理解も体験もしていないアホな事態が看過され続けている。
このSNS全盛時代に主だったサイトのアカウントすら持っていない連中がいるのも、アドマンとしては失格ではないだろうか。おそらく、前段の話すら思い浮かばないことは想像に難くない。

我々の存在意義は、広告主と違った視点で生活者に届きやすく商品を解釈し直すこと、届けるべき相手に到達する術に長けていること、あたりにあるとすれば・・・不用になりつつある。
広告のアカウントすら取れなくなってしまっている。

2010/01/27

広告管理プロセスの煩雑化

なんでもかんでもネット広告はシステム化が進んでしまっているが、
これがプロセスを増加させて管理自体が困難にありつつあるのではないかと、
常々思っているのだ。

そして、管理するシステムやサービスが生まれ、
一体何をしたかったのか、広告主も広告会社も分からなくなってしまっているように思う。
杞憂だろうか。

アドネットワークをアドネットワークが繋ぎ、
システムがシステムを、それぞれ独自の概念で構築されたサービスにも関わらず、
バナー原稿とリンク先情報はワームのように、
最適化されたとする媒体とユーザに配信されていく。
そして、ログは逆を辿って広告主に届く。

さて、どこまで広告主の意志や意図、
広告会社のインサイトが実行され効果測定がなされているのか疑問である。
人がすべき意思決定を歪めてしまっていないのだろうか。
広告主がすべき意思決定をさせないまま、広告がスパム化していないだろうか。
広告を伝えるべき対象が「人」ではなく、「情報端末機器」になっていないだろうか。

肥大化したシステムは、それ自体がトラブルの温床であり、過大なコストではないのか。
一度、ゼロベースで見直してみたいひとつである。

蛇足を承知で続けるが、
媒体選定はコンテンツを見て決めるという前提があって、
ユーザ属性やサーキュレーションが補助データとして生きてくるのだと考える。
これを逆にするということは、
コンテンツの一部として掲示される広告そのものを蔑にすることではないか。
誰に見せるのか、どんな人に見てもらいたいのか、
それが年齢や性別だけで決められるものであるならば、
CTRやCPAで事足りるのかもしれない。

2010/01/12

デジタル広告に勘違いさせるな

なんだか世の中(といっても一部の広告業界なんだけどね、所詮。)はインターネット広告だのモバイル広告にマンセーで困る。
勢いがあるとか伸びているから、既存メディアよりも「偉い」とか「指導的立場」にあることにはならない。

喩えていうなら、人生経験が豊富な年長者に向かって、役職が上だから「人生を教えてやる」みたいな勘違いというのだろうか。昔、そんな感じの人が捕まってたけど、忘れてるみたいだね。

ネット広告もモバイル広告も「既存メディアの一つ」になれればいいけど、そもそもインタラクティブなインターネットにおいて広告が広告であり続ける保障もない(つまり、広告がなくなるという事態だって想定すべきでしょ。)んだし、もう少し謙虚に周囲を見回した方が良いと思うわけだ。

今年、マスメディアの前年対比が大変なことになっていることは想像に固くないが、そのマスメディアが築き上げてきた「生活者」(視聴読者のことね)との経緯を軽んじてはいけない。

売上が少なくなろうが、生活者に届かなくなろうが、その延長線上に我々がいることに変わりはないのだから。