2010/09/29

会社には厄介な魔物がいる

会社というか組織って大きくなるわけで、まぁ色んな弊害とかてんこ盛り。
やることだけ決まって中身無いなんざ序の口。 中にはマイルストーンだけ置きまくって、誰も何にも決めなかったり、決断を迫ったり急かせばはぐらかされたりする。 
 かと思えば、強迫観念に駆られて「まだできないのか」「何も進んでないのか」と怒られた揚句、「他の人にやらせる」って取り上げられたかと思えば、「ヒマならやれ」って戻されたりして、順序とか段取りとか目茶目茶になった悲惨な状況を引き継ぐことになる。 
でもって、絡まった糸をほぐす様に、最初からやり直し・・・。 

 大体の問題は最初にあるわけで、背景情報や経緯を含めた決定に至る環境を共有できていないことにある。
決定した人たちは知っていても、現場は何も知らされていなかったり、理解するだけの知識と経験がなかったりするわけだ。 
 やることだけ決まって中身がないケースは、「現場に知らされていない重要情報」こそがネタのことが多い。
決まったと思っている人たちが、何を決めたのか明確でない場合、そりゃ雰囲気でしかない。 だから、雰囲気を教えて貰わないと、現場は取っ掛かりがないので、中身がないとしか考えられないのだ。 

 強迫観念に駆られてヒステリックになっているケースは、「理解するだけの知識と経験がない」ケースがほとんどだ。 
どんな事案も、一秒じゃ片付かない。 見通しがあって、許容範囲があって、デッドラインがある。 正しい知識と経験があれば、簡単にできることと難しいことは判断ができる。どれが先で、何が後かも頭に浮かぶ。今進めても進まないことも、空回りして疲れることも、やる前に予測ができる。

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