招待制のSNSに始まって企業のセキュリティ強化が、学校の監視が、国家機関の検閲が、ネットワークにある「つぶやき」すらフィルタリングする。
さて、ギャル文字からネット方言まで仲間内でしか通じないコミュニケーションが偏在する今、生活者を知らなければならないマーケターは、これから大海に漂う小瓶のような心許ない状況に投げ込まれるだろう。
すでに予想された世界ではあるけれど、ちゃんと対策は講じられているだろうか。
たぶん、できている人も会社も少ないだろうという推測もしている。
なにしろ、人は年をとるし、人一人の情報処理や適応力も限界がある。
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ネット広告業界の最前線で働いている人ですら、ネットで流行っていることを知らない上に、理解も体験もしていないアホな事態が看過され続けている。
このSNS全盛時代に主だったサイトのアカウントすら持っていない連中がいるのも、アドマンとしては失格ではないだろうか。おそらく、前段の話すら思い浮かばないことは想像に難くない。
我々の存在意義は、広告主と違った視点で生活者に届きやすく商品を解釈し直すこと、届けるべき相手に到達する術に長けていること、あたりにあるとすれば・・・不用になりつつある。
広告のアカウントすら取れなくなってしまっている。
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