なのでリンク先はナシね。
結構業界では著名な方がやり取りされてたんだけど、コメントするタイミングを外したので、こっちで書いてみることにした。
成長の度合いは海外との比較、たぶん米国だろうと推測。
コメント入れて確認したかったが議論が進んじゃってたんだよね。
ちなみに、日本のRTB市場についてはCAが推計を発表している。
これによると、
RTBを経由したディスプレイ広告は、2012年の普及開始以降、PC向けの需要を中心に増加してきました。2014年に入り、スマートフォン利用者数の継続的な拡大を背景に、需要が急増しています。これを受けて、大手事業者によるスマートフォン専業DSP事業への参入が相次ぐなど、スマートフォン向けのRTB広告需要を取り巻く環境は急速に変化しており、スマートフォン向けRTB広告の高い潜在性が見込まれます。RTB広告の需要は拡大を続け、2017年には1,023億円に達すると予想されます。てなわけで急増していると単語があるんだが、真向否定なトピックなわけで、波乗りペンギンはタイミングを外して議論に入れなかったことが残念でならない。
まぁ、日本の広告費(電通)も同様の話があるんで、統計上の問題と体感は永遠の課題だったりするが、立場によっても感じ方が異なるので置いておこう。
さて、今回のトピックは「モバイル広告のRTBやProgrammatic Buyingが急成長していない」という事なので、思ったより伸びない事の原因は何かという話になってたわけだが、広告主、広告会社、RTB事業者・・・みんな立場と視点が違うんだよね~、結論はまだ出ないようだ。
実はこの点だけを話しても埒はあかないと思っている。
米国と日本、文化や地政学的な問題から条件が全く異なるし、経済規模や事業者も全く異なる。日本がガラパゴスなのは携帯だけの話じゃない。
とはいえ、何がしかの理由が欲しいわけで、ここで話の腰を折ったって意味はない。
そもそも、ネット広告も米国並みに伸びたわけじゃない。
伸びたにしても、そもそも市場規模が違うのでレバレッジの利き方が違う。
米国の広告市場の10%も占めたら、金額的には日本の広告費全部と変わらないので、投資金額や人の動きなんか比較にならない。
あっちの方が有利なんだ。
経済大国第三位に落ちたしな。
環境が違うというのが一つの答えだと思う。
他に、人材の問題もある。
日本だと専門スキルを持って転職してキャリアアップするって多くはない。
しかし、欧米は人材が流動的だし雇用も対応している。
業界や団体で職種や能力の定義がされ、育成や認定なんかも数年で整備される。
(英語のできる人はググって調べると良い。iabあたりを見てみれば・・・)
マーケットが拡大する環境をちゃんと用意してたりするんだよね。
社内育成で囲い込むというか、育つ前に使い潰してしまうというか、愚痴になるので止めておこう。
特に関係ないと思うのは、広告主や広告会社がメリットを感じないとか効果効率の話。
検討の材料に上げられるほど、まだ、モバイルRTBとか注目される存在じゃないんだ。
裏返すと、イメージで注目して貰えばガンと伸びるわけだ。
決裁権を持っている偉い方たちは、マーケの専門家ではない人が多いからね。
・・・あ、言い過ぎたな。