商品と購買者のミスマッチというのは、殆どの製品で起きている。
その程度の差こそあれ・・・だ。
有名な話は三菱の「i」だ。
古くはポケベル。
何が違ったのかは、調べてみてちょ。
面白いぞ。
シニアケータイも蓋を開けてみたら、爪の長い女性が使っていたという話もある。
企業の狙いが、狙い通りにしかならないなんて事はない。
女性雑誌も、編集が設定した年齢よりも、3歳下になるなんて法則もある。
マーケティングにセグメンテーションという言葉があるが、
これは細分化であってターゲティングではない。
どうも、みんな誤解しているとしか思えないが、
ターゲティングで効果が上がるのは、絞り込んだことによって母数が減るからである。
つまり、バラ撒きから局所集中にしたからである。
裏を返せば当たり外れが大きくなると同時に、
当たれば当たったで、ターゲットが疲弊(満腹)しやすくなる。
いわゆる「飽き」が来るのが早まる。
そして、企業はCRMに頼り勝ちになる結果、加速的にブランドを弱らせるのである。
気が付く内はまだ良い、新規獲得に向けたブランド再生をする時間がある。
しかし、殆どは気が付かないまま死んで行くブランドの山である。
商品のバリエーション、サブブランド展開で切り抜ける手法もあるが、
コンセプトを曖昧にし尖った部分が無くなっていく場合が多い。
例えば?ソニーのウォークマンはインターネットで iPod より選ばれているだろうか。
任天堂はプレステに勝てなかったが、携帯ゲーム機では独壇場である。
企業、商品、それぞれにブランドがあるけども、
勝ち続けるのは難しい。
生き残るだけでも良い。
おそらく、それすら100年の単位で見れば、数えるくらいしかないはずだ。
幾百万の企業、商品があれど・・・。
0 件のコメント:
コメントを投稿