2015/07/01

こんなにも古くなるのかネットの検定

記事広告でKDDIとか、最初何なんだと思ったわけ。

http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2015/06/26/20178

そしたら、サーティファイのネットマーケティング検定の広告だったわけよ。
じゃ、ちょっと覗いてみるかという事で、記事のリンクは辿らずに、検索してLPに飛んでみたら、ミニテストがあったので、やってみようとした。

そして、問題も引っ掛け中心なんだけど、選択肢に萎えた。
「ピクチャー広告」とか単語があるのよ。
いや、一体何年前の話だっつーのよ。
もはや、死語だぞ。
用語普及と用語定義をした俺が言うんだから間違いない。

ネット広告の世界なんて3年でトレンドが変わる。5年で世界が変わる。
10年で居場所が無くなる。

 ネイティブ広告とかに入れ替えた方が良いと思う。

仕掛けるカヤック、こんどは編集部

面白法人カヤック、「編集部」を新設 #編集会議
http://www.advertimes.com/20150610/article194443/

制作というより仕掛け屋さんだと思いつつ、ピックアップ。
こういうのって、広告会社とかITベンチャーは、ドンドンやるべきだよね。
数年前は各社頑張っていたように思うんだけど、人材を集める、というレベルから越えられないというのが現状かな。
今回のカヤックの取り組みは、自己再発見とか再定義の切っ掛けとして、社内活性化の一つの方法でもあるんじゃないかと思うが、柳澤さん、深読みし過ぎ・・・かな。
でも、いろんなインタビュー記事とかニュースとか見ていると、計算された動きであり、しっかり裏付けされている(施策は効果検証されている)らしいんだよね。

2015/06/04

博報堂のメディアガイド2015が出る

メディア環境の変化を「大きさ」と「距離」からとらえる #アドタイ
http://www.advertimes.com/20150529/article192883/

宣伝会議発行でアドタイ記事、執筆はHDYMPと、記事広告な。
という事を前提で、読もう。

さて、企画書とか使って良いらしいのだが、出典を書くとHDYMPの宣伝にもなるという、現代らしい拡散方法だと感心しつつ、大事なのはそこじゃない。
ネットしか知らない人たちに読むには、とっつき易いんじゃないか・・・という所だ。
価格が2,700円と高いが、一通り使われるデータが紹介されているようだし、プランナーとかディレクターなら知っておくべきことが多いはずだ。
あ、アナリストもな。

ネット系の販促企画とか、リアルでの販促経験があるなら分かると思うが、商圏設定とかO連動する媒体(OOH)とかの企画で説得力を持たせるには、過去実績があったとしても、そのエリアの人口とか接触率とかから、どのくらい母数があるのか全体が提示されていないと規模感が掴めない。
店頭に1000人が来ます!といったって、それって平均来店数の2000人/日の店舗だとチラシ配布と変わらないって話になるかも知れないし、商圏人数5千人と5万人でも違うよね。サイトの登録会員が10万人いたって、エリアで調べると100人しかいなかったりして、連動効果なんて話じゃなかったりするし。(10年以上前の話だが、市区町村まで切り分けると、ネットなんて対象がいなくなるケースが多かった。)
チラシが未だになくならないのも、そのあたりなんだけどね。
O2Oの道は遠し。

蛇足だが、リーチ力のハンパないテレビとネットなんかは、どっちの影響力が強かったのかという検証、貢献度の算定とかどーすんのって思わない?

ま、知れば拓ける道もある。
だが、HDYMPに限らず本で出しているデータは汎用的に作られているものなので、ピッタリ使える物はないぞ。

2015/06/03

バナー広告制作の発注が減る!?ヤフーの自動生成

ディスプレイ広告のクリエイティブを自動作成する「テンプレート」機能、Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)に登場 | Web担当者Forum
http://web-tan.forum.impressrd.jp/yahooads/2015/05/27/19899

素材を入れるとテンプレに流し込んでくれる。
デバイスごとに最適化もされる。
なるほど、ヒマでスキルのある広告主がいれば、自分で効果を見ながら変更できるわけだ。

なんか、クリエイティブが低く見られてるよね。
データオリエンテッドなアドテクが台頭してるから、こういうサービスも「まだ」出でくるんだろう。
クリエイティブ最適化については数年前からサービスとしてはあるし、目新しいことではないんだけど。(フリンジ81が最初だったと記憶している)

さて、これでバナー制作の仕事が無くなるだろうか。
一部は無くなるだろう。
もちろん、広告主はやらない思う。やらざるを得なくなるのは広告会社のネットメディア担当のような気がする。
急に出稿が決まってバナー制作する時間が無い時は、エイヤッと自分で作ってしまう。
あぁ、今でもやっている人いるんだよね。

そんなわけで、バナー広告制作の発注は減らないと思う。
どちらかというと、運用型広告の台頭でディスプレイ広告が落ち込んでいる・・・市場が伸びてないというか相対的に落ち込んでいる方が影響的には大きい。

この手の話になると思う事があるんだが、
効果効率は媒体であって、クリエイティブに効率はないじゃろ。
クリエイティブは効果、惹き付けたり印象深くする心象を求めるべき。

2015/06/02

なんだ!?アドタイの記事が充実した一日

私たちは、良い広告を作るだけでなく、広告自体を人々にとって良いものにするための努力をすべき
http://www.advertimes.com/20150602/article192909/

広告はデジタルによって迷惑メールになるか、それとも執事になるか?
http://www.advertimes.com/20150602/article192786/

ツイッター、広告目的を明確に データ強化と料金体系刷新 #販促会議 
http://www.advertimes.com/20150602/article193790/

携帯ゲームアプリ広告の苦情が前年度比157%に、2014年度のJARO広告審査統計 #広報会議 
http://www.advertimes.com/20150602/article193634/

大きなテーマがあって記事がチョイスれているとしたら、雑誌並みの編集力があると思うが、実際どうなのかな。
ネイティブ広告の問題から始まって、広告とは何か?、という領域に入った人は1パーセント以下だと思うが、そこを考えないと「広告はどうあるべきか?」という話にならないし、広告の商品やサービスの開発にも反映されない。
このままなら、広告は嫌われ、苦情が増え、行政規制され、今の広告は終わるんだよね。
最近、一度終わってしまえば良いとさえ思えるが・・・。
ネット広告禁止令とかできてさ、業者は登録制、そんなSFあったな。

ちなみに、広告を社会に役立つ様にするという考えとか行動は、マスメディアの時代からあったし、業界団体の目的や活動にある。
知らないだけなんだよね。みんな。

2015/05/20

アドテクで衰退するネット広告表現?

デジタルPRだれもやらない問題と、バウハウスの間 アドタイhttp://www.advertimes.com/20150520/article192389/

これはネイティブ広告かな。
ともあれ、冒頭の数ページは現状を憂えるモノで、賛同を禁じ得ない。

が、アドテクの台頭でネット広告の表現が手抜きになっているのではないと思う。
TIAAが無くなったのは別の事情だし。(いや、ホントの事情は書きたくても書けないはずなんで、ワザと・・・だよね~)

うん、バナー広告とか含めて広告表現なんて、大多数が突き詰めてないんだよ。
効果の有無で広告表現はメニューリストから選ばれているだけで、何を伝えるのか、それは後回しになってるか忘れられている。
そして、会社の評価も広告主の評価も、広告の費用対効果しか見てない。
いやいや、見る必要性が無いと言った方が良いだろう。
伝わろうが伝わるまいが、効果測定で高い数値が出ればいいのである。

それと、広告スペースの制限だが、デジタルは何でもアリが前提というのは芸術家ならOKだと思う。(おそらく、本当に言いたかったことは、枠を超えるというか取っ払え!という気持ちだと思う)
職業クリエイターは、制限の中で表現するのが仕事だと思う。
その制限は、予算であったり、時間であったり、別の事でガンジガラメかもしれないけどね。

2015/05/19

ボットで水増し、その成果は本物か?

ネット広告関係者必見「デジタル広告詐欺の実態:ボットの現状」(全57ページ)を日本語で全公開 | Web担当者Forum
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2015/05/19/19944

日本語で読めるという有難さ。
インプレスの安田編集長に感謝を。

さて、ネット広告業界に10年以上いる人なら、広告を使った犯罪(いわよる詐欺)との闘いは切れ目ないことを知っているだろう。
それが人が直接やるのかプログラムがやるのか、形式は別として、技術は悪用される。(いまだとアドテクの逆手を取ったボット悪用が米国でフィーチャーされている)

リンク先の記事から翻訳されたPDFはボリュームがあるだけでなく、相応のネット広告知識と技術的理解がないと読み解けないだろう。
だが、意味が分からなくてもいいから記憶に留める為に読んで欲しい。
いつか、役に立つから。

ちなみにもっとも古くて人力なネット広告の詐欺行為は、
アルバイトを雇ってバナー広告をクリックさせて成果報酬を不正に得た、
という事例がある。
広告主は被害者側なのだが、被害を抑止するためにも広告主の団体と媒体、広告会社、制作会社は連携の必要がある。
日本では広告ボットを検出できる技術力のある会社を波乗りペンギンは知らないが、媒体サイトから広告主サイトのログデータは付き合せる必要がある筈だし、獅子身中の虫をあぶりだすのに経営トップがコミットすべきである。
ネイティブ広告の問題とも共通する意識や体制の問題があるわけだし・・・。