2015/06/04

博報堂のメディアガイド2015が出る

メディア環境の変化を「大きさ」と「距離」からとらえる #アドタイ
http://www.advertimes.com/20150529/article192883/

宣伝会議発行でアドタイ記事、執筆はHDYMPと、記事広告な。
という事を前提で、読もう。

さて、企画書とか使って良いらしいのだが、出典を書くとHDYMPの宣伝にもなるという、現代らしい拡散方法だと感心しつつ、大事なのはそこじゃない。
ネットしか知らない人たちに読むには、とっつき易いんじゃないか・・・という所だ。
価格が2,700円と高いが、一通り使われるデータが紹介されているようだし、プランナーとかディレクターなら知っておくべきことが多いはずだ。
あ、アナリストもな。

ネット系の販促企画とか、リアルでの販促経験があるなら分かると思うが、商圏設定とかO連動する媒体(OOH)とかの企画で説得力を持たせるには、過去実績があったとしても、そのエリアの人口とか接触率とかから、どのくらい母数があるのか全体が提示されていないと規模感が掴めない。
店頭に1000人が来ます!といったって、それって平均来店数の2000人/日の店舗だとチラシ配布と変わらないって話になるかも知れないし、商圏人数5千人と5万人でも違うよね。サイトの登録会員が10万人いたって、エリアで調べると100人しかいなかったりして、連動効果なんて話じゃなかったりするし。(10年以上前の話だが、市区町村まで切り分けると、ネットなんて対象がいなくなるケースが多かった。)
チラシが未だになくならないのも、そのあたりなんだけどね。
O2Oの道は遠し。

蛇足だが、リーチ力のハンパないテレビとネットなんかは、どっちの影響力が強かったのかという検証、貢献度の算定とかどーすんのって思わない?

ま、知れば拓ける道もある。
だが、HDYMPに限らず本で出しているデータは汎用的に作られているものなので、ピッタリ使える物はないぞ。

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