2009/02/13

モバイルマーケティングの課題

企業のマーケターの困っている事。
1.自社サイトのポジションが分からない。
2.ベンチマークできる第三者データがない。
3.PCサイト構築と比較して、「手間、ヒマ」が掛かりすぎる。
というのが大きな問題らしい。

この結果、モバイルマーケティングに大胆な予算を割り振ろうとしても、
社内合意を得られないという事になるそうだ。

これはwebサイトを作るときも、当初言われたことだ。
時代は繰り返す・・・と。

PCwebの場合は、windowsとIEで市場スタンダードが確立されたので、
問題が解決した経緯がある。

では、モバイルはどうなるだろうか?

実はこれも間もなく解決する。
数年の時間は必要だが、間違いなく解決される。
だから、3つの理由を盾に抵抗すれば、解決された時点で勝敗が決してしまう可能性が高い。
投資無くして利益なし。

根拠のない自信と言われても仕方ないが、
環境変化のお膳立ては出来ている。
・モバイルオープン化の波は、LTEによってグローバルに統一化されていく。
・OSやミドルウェアは事実上無償となり開発費コストが低廉化する。
・すると、垂直統合が崩れて第三者によるオーディエンスリサーチが可能になる。

そこで・・・だ。
PCと違って短いセッションで大量のログを、
・誰が溜め込める記憶装置を用意するのか。
・短時間で解析できるシステムを作れるのか。
・一意性のあるキー、紐付けるコードは作れるのか。
難題は多い。

2009/02/10

機械翻訳で意味は正しく伝わるのか。

Title : Is the meaning correctly transmitted by the machine translation?

残念ながら英語が理解できないので、機械翻訳が正しく行われているのか判断できない。
I cannot judge for the machine translation whether to be done correctly because I cannot understand English.

もし、この文章が意味不明であった場合は、機械翻訳の問題だと思って欲しい。
When these sentences are unknown, I want you to think that it is a problem of the machine translation.

***
最先端のモバイルマーケティングが、日本にある。
The most advanced marketing is in Japan. It is mobile marketing.

しかし、これをインターネットを通じて伝えることが出来ない。
However, this cannot be told by the Internet.

理由は簡単である。携帯電話の電波が、海外では届かないからだ。
The reason is easy. It is because the electric wave of the cellular phone doesn't reach the foreign country.

もし、モバイルマーケティングについて貴方が知りたいと思うなら、日本に来て欲しい。
If you want to learn mobile marketing, I want you to come to Japan.

そうすれば、マクドナルドやコカコーラがモバイルマーケティングを活用している事を見せられるだろう。
I will be able to explain the promotion that McDonald and the Coca-Cola are executing.

もちろん、説明は日本語でする。
Of course, it explains in Japanese.

ad:tech tokyo 2009「第1回アドバイザリーボードミーティング」

開催されたのは2月5日木曜日。
詳細は記事に譲る事する。

波乗りペンギンも人の皮をかぶって潜入。
dmg world mediaのポール氏の取材、ボードメンバーのディスカッション、一連の流れを端っこで体験させて頂いたのだ。

ポイントは、ad:techは広告についてディスカッションし、視野を広げ刺激を受ける場でありチャンスである。日本にありがちな、一方的に御高説を伺って資料を持って帰るセミナーではない。
自分から積極的に発言をしなければ、参加した事にならないと言うところだろうか。
それも、英語で・・・。

ココは文化的な違いが在るので、ローカライズとして(日本で開催されるad:techには)同時通訳はいれて貰えるはずだが、自分の言葉でないという意味において、教育的な学習は半減するのは否めないところだ。

この機会に、次世代を担う若者達に活躍を期待したい。

2009/01/29

WOMマーケティング協議会設立準備会

ブログに書いて良いというので、勉強会の参加記念ということで書いてみた。
むろん、ペンギンの姿では参加していないので、50余名の誰かが波乗りペンギンだったわけである。

さて、通常の勉強会の倍近い大人数で開催されたわけだが、
場所はサイバーエージェントビルの地下一階会議室。
世話人によるボランティア運営とはいえ、そこはプロ。
見事な連係プレーで、場所を間違えた波乗りペンギンも、無事参加できたのであった。

大まかに、経緯説明から軽いトーク、そしてワークショップと流れた。
この形式は、WOMをテーマに扱う団体の勉強会としては上手い方法である。
参加者の顔が見えるだけでなく、その現場感が傍観者を参加者へと変えて行く。
アクティブ・ラーニングだ。

気力と体力が萎えているので、懇親会は辞退させてもらったが、
参加者は見知った顔も多く、社交的で明るい人達の輪も心地よかった。
次は懇親会も参加したいと思う。

後で、名刺交換した人達がフェースブックに登録していたら、友達申請するつもりである。

2009/01/28

モバイル広告の次は?

これからは、デバイスにしても技術にしても、ムーアの法則よろしく加速度的に変化していく時代だ。
一つ一つの新しいメディアを追いかけていても、結局、本質的な問題解決にはならない。
むろん、解決してしまったら広告会社含めて必要なくなるという結末があるだけだ。

そして、絶対に解決しないだろうと予測もしている。
予測が外れるとしたら、人間相手に広告する必要がなくなったときだろう。

さて、解決できない問題だが・・・。
企業が提供する価値と生活者の望む価値が一致しないこと。
つまり、
企業が思うほど商品やサービスに魅力や価値を生活者は感じないし、
生活者の思うような商品やサービスが企業は作れないのだ。

だからこそ、
広告によって生活者は「気づき」、
売れないことで生活者の不満に企業は「気づく」
のではないだろうか。

・・・と、話をすり替えてみる。

2009/01/26

モバイル広告をバブルにするな

年明けの広告業界では、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌・インターネットが不調であるという話を耳にする機会が増えた。 だが、テレビ局の決算予想が下ブレているのは確かだが、数字よりも広告の質が落ちているのが目立っていると思う。悪い言い方をすれば安っぽい広告が多く、金と手間を掛けた「作り込まれた」世界観を持つ広告が激減している。 この世界的な金融危機に、何を云っても無駄という広告主の諦めも分からないでもないが、だからこそ消費者に提供すべき価値を伝えなければ、活路はないと思う。 そんな中でモバイル広告が注目されているというか、市場規模が小さいだけに成長率が高く見えるだけなんだが、新聞記事や雑誌の特集でアゲアゲな書かれ方をされている。 

迷惑なので止めてケレ。(昭和40年代のギャグでスマン) モバイル広告は消費者に最も近いメディアでありツールなので、「金と手間」を惜しんだ広告主に使われて対前年比二倍成長をする位なら、微増で構わないと思っている。(1.2倍成長論) 急速な市場拡大は、必ず、大きな歪を生む。 消費者にとって突き放せるメディアならともかく、モバイルは携帯していなければ存在価値がないデバイスである。 消費者に使って頂くという言葉だけで、その制作から運用まで十分な「金と手間」を割けない広告主が、消費者の「歪」を増大させたら・・・考えたくもない恐怖である。 

 そもそも好感を持たれている媒体に広告できることが媒体価値の前提ではないか。 ということを考えたら、消費者に不快感を与える広告媒体など、あってはならないのだ。

2009/01/25

売れない・・・ということ

とても難しいことだ。
売れるはずの商品を創ったのに売れない。
これは、不景気だからなのか、商品に問題があるからなのか、それとも?

さて、先ず手をつけるところは前提部分からだと思う。
「売れる」とは、どういうことなのか?だ。

利益が出る、競合製品より出荷量が多い、生産が追い着かないほど受注が来る事など、一口に「売れる」といっても解釈がバラバラだと、この後もバラバラになる。
ここでは、「生産が追い着かないほど受注が来る」と定義しよう。

売れていない現時点からすると、生産が追い着かないというのは夢物語だろう。
そこで、「売れていない」のは何故かという話に戻ろう。

簡単な所から入ると、売れると思って作った商品だから、売れないのは問題があることは分かるはずだ。
その「問題」がまた問題である。

技術ありきの商品は、そもそも「新技術は売れる」と誤解しているケースが多い。
つまり、商品の機能は、顧客から見て常に購買理由のトップだと思っているわけだ。
残念である。
顧客の要望を適える上で新技術が必要とされたならともかく、必要もない新機能を実装されても迷惑なだけである。

同様に、顧客の要望を誤解したり、相手を間違っても、迷惑な物である。

それから、「売っているのか」という問題もある。
売れるように「チャネル」が開発されているのか、認知や理解を得るための販促活動はされているのか、そもそも営業が開発意図に沿った説明をして売っているのかという問題もある。
よくプロの営業なら「死んだ猫」でも売れ!という話もあるが、コンプライアンス重視の昨今、死んだ猫は手厚く葬るのが筋で、売り物にしてはダメだ。
つまり、売れないものを無理やり売ってしまう営業は「押し売り」という迷惑であって、顧客もたまったものではない。早晩、逃げ出すわけで「売れない」環境が加速的に整備されるわけだ。
ここは、「売っているのに売れない」という状況をフィードバックする仕組みが機能していないと、次に話が進まない。

そして、いろいろな手法はあるが、どうも、人として顧客をみていないのだ。
数値化する前に、生身の人間が顧客であるという原点に立ち返るべきだ。
そうしないと、SWOT分析だのバランススコアカードだの持ち出した途端、「顧客不在」に陥るのだ。
そもそも、こんな商品を誰が望んでいるのか、買ってくれるのか、相手の顔が思い浮かばないようでは意義がないだろう。
広告するにしても無駄撃ち覚悟にしかならないわけである。

その広告側だが・・・
全く同じ状況というのが哀しい。