2008/05/19

パートナーシップモデル

あるネットベンチャーの起業にあたって、
波乗りペンギンが「絶対負けないビジネスモデル」として
作り上げた非常識なメディア取次ぎ構造である。

実に、8年も使われているのだが、
コレを超えるモデルは出てきていないようだ。

しかし、「絶対負けないビジネスモデル」は致命的な欠陥があった。
「絶対勝てないビジネスモデル」だったのだ・・・。

負けないから、勝ちに行く必要がなくなるワケ。
そして、新しい何かを生み出す評価を低く見る様になる。
自己保身に走り、多様性を許さなくなる。
結果、創造性の欠片も面白みもない社員だけ残して、
会社は膨張してしまうって事。

ある意味、単純な副作用だった。
次は、バリエーションが可能な仕組みにしておく必要がある。
負ける場合もあるが勝てば圧倒的になれるように。

2008/05/17

思考狭窄

いま、印刷物の入稿締切を2本抱え、さらに講演を4つと、脳味噌パンパン。
かなり単純な事や当たり前に思い付く事が出来ない思考状態。
思考狭窄だ。

しかし、周りからはヒマで余裕こいているように見えるらしい。
いやいや、「あー」でも無いし「こー」でも無いとグルグルしてるだけなんだど・・・まったく。

コピペ三昧の人達に言われたくはない~。
自分で調べて、自分で書き起こすって、熟成が必要な作業を知らないか忘れているハズだからだ。
もちろん、ソツなく生きるために、赤入れするだけで資料を量産するのは、必要なスキルではある。

2008/04/27

モバイル広告のインターネット化

そもそも技術的にはインターネットなのだが、モバイル広告は端末特性を反映して、PCインターネット広告と区別して来た。
しかし、どうも言葉が乱れて馬鹿っぽくなってきた。

モバイル広告における画像を使った手法をピクチャー広告と定義していたのだが、「バナー」と言ってしまう専門レップの連中が出てきてしまった。
もう、何もかもがPCインターネット化して来ている。

予言しよう、モバイルもPCインターネット並みに露出効果が薄くなる。
広告だけで成り立つことは無くなる。
とりあえずメガサイトの広告スペースを売る輩が横行する。
ま、とりあえず買う方も買う方なんだが・・・

2008/04/23

思考が停止するとき

人が考えずに行動するとき、それはどんな時だろうか。
逆に、常に考えた上で100%行動できる人なんているのだろうか。

人間て、なんだろう。
悩ましい・・・。

ターゲットの理解なくして、
コミュニケーションも広告も
へったくれも
在りはしないではないか。

2008/04/18

人材破綻する会社

人材破綻は予兆があるようだ。
救いの無い成果主義への傾倒、多様性を許さない硬直人事、精神的に疲弊する社員の急増、多発するトラブルと隠蔽、同僚や部下への無関心無責任・・・。
結果、離職率が高くなり中間管理職層が薄くなる。
これがトップ企業だと人材流出した後という事になる。

外部の人は気が付きやすい。
方針変更が頻繁に起き、物事は決定しないから進まない。
コストカットに次ぐ中止や延期。
窓口担当が短期間で変わるが、人は変わっても同じように愚痴や社内抗争を聞く事になる。
会社の発表は景気良いのに、現場社員の目は澱んでしまっている。
元気が良い社員がいるかと思えば、態度が悪い・・・。

急成長したベンチャーほど顕著かなぁ、なんて話を社長さん達とした夜だった。
そもそもの話を忘れてしまったが・・・。

2008/04/08

理念なきメディア

いずれ淘汰されるのだが、こんな事は偉人が指摘している。
ホンダの創立者である本田宗一郎(故)氏が「理念なき行動は凶器であり、行動なき理念は無価値である」、けだし名言。

ネット時代に「理念なきメディア」が文字面だけで情報伝達すれば、その結果は凶器である。
かといって崇高な理念も情報伝達しなければ存在しないも同然である。

広告する側も提案する側も、メディアを選ぶべきである。
第三者機関に承認してもらわなければならないメディアに「何の価値があるのか」問いたい。
伝えるべきモノがあるメディアに広告してこそ、理念あるメディアを助け、社会の役に立つ広告が認められるようになるのではなかろうか。

2008/04/03

広告業界用語での「スペースブローカー」

媒体枠を売るだけの広告会社を蔑視した言葉が「スペースブローカー」だが、実はネット広告もモバイル広告も「スペースブローカー」が主流だ。

証拠ならある。
CTRだのコンバージョンだの言いながら値引き勝負しているではないか。
薄利多売のロングテールモデルではグーグルに持って行かれるだけである。
もっと、別なところに労力を割き、生き残る道を探すべきだと思うが・・・。