2013/11/11

四半期発表に見る国内SNSの苦境

面白い順からではないが、

ミクシィ4~9月期、最終損失13億5200万円 「いつまでも赤字は出せない」と朝倉社長 - ITmedia ニュース

もう全く赤字。実利用者数が減っており、クローズドであった頃とは何もかもが逆。
こういう時は、基本に戻った方が宜しかろうと思う。
新規は焦りが先に立ち、上手く行かないことが多い。個人的な経験的から言わせてもらえば・・・、だが。

DeNAの4~9月期、営業益17.4%減に 内製・協業タイトル不振で国内モバコイン消費減 - ITmedia ニュース

増収減益だが、黒字は出している。まだ、全然大丈夫。
ただし、ヒットタイトルが無いこと、これからヒットするゲームを誰も予測不可なこと、という現実を考えると不安要素が多い。
ECもヤフーの出店無料、ガラケーの減少などのマイナス要素が目につくので、前途多難。
可処分所得が多い(金持ちという訳でなく)モバイルユーザーはiPhoneを筆頭にスマホへ重心が移っているので、その点を見落とすと痛いぞ。

グリーは11/13(水)に発表予定なので、後で追記するつもり。
既に希望退職者を募集するなど固定費削減、海外進出の不調、マイナス材料を何処まで打ち消せたか・・・。

【追記】
グリー7~9月、最終利益7割減 特損52億円計上、反転攻勢へタイトル絞り込み - ITmedia ニュース

ということで、忘れていた…。やばい、やばい。
さて、コストカットで赤字にはならなかったが、ダウントレンドは当面変わらないという感じか。
課題はゲーム収益の一本柱。ここがDeNAと似て非なるところ。
海外の不調を買収でカバーする時期は過ぎてしまったので、選択肢がなさすぎると思う。
また、広告で130%の成長率は絵に描いた餅だね。広告媒体としての投資してないし。
うーん、ゲームのヒット一本でカバーできる程度の金額とは思うけどね~。

ということで、過去の日本三大SNSは完全に勢いをなくしてしまっている。
もち、周辺で潤っていた会社も奈落の底だ。
主系もソーシャル対応といえばFacebookとtwitterくらいなもので、制作にしろ広告にしろ先行きは暗いと思われる。

2013/11/08

ネットを目の敵にして自己保身かな

医薬品ネット販売“再規制”に三木谷氏ら抗議 「“対面神話”は時代錯誤」 再び訴訟も (1/2) - ITmedia ニュース

似たような話はたくさん転がっている。
ヘンに規制してリアルをネットに持ってこさせないという展開は、生活者を全く無視しているわけで、一歩間違うと業界ごと斜陽へまっしぐらである。

たとえば、音楽業界。
CD売上はプロテクトを施したり、コピー回数制限、ネットDL販売の抵抗をした挙句に、違法ダウンロードという名目で法制化規制をしたにもかかわらず、何の足しにもならず。
誰得だよって展開にドハマりしている。

新聞や雑誌もそうね。
どっちも送稿のデジタル化は十数年前に終わっていたので、電子書籍化するなりの対応は出来ていたんだけどな~。
宅配の「紙」の新聞購読料金と電子版の料金が同一料金だとか、書店で買う「紙」の本と電子書籍が同一料金だったり、面白い類似性が確認できるのはご愛嬌か。

ちなみに、テレビもネット対応で似たようなことをやってるよね。
BMLとか独自規格作ったり、ネットテレビのパナ機種のCMを拒否したり、金が絡んでるから仕方ないけどさ。




2013/11/06

楽天「違法」セール!?

通常価格なのに「77%オフ」 楽天優勝セールで二重価格? 楽天「調査中」

景表法違反なんだけど、ECサイトを運営している担当者は軽い気持ちで設定した価格表示なんだろう。巷で問題になっているホテルや百貨店の食材「誤表示」と同じ心理構造だ。
某国会議員が園遊会で天皇陛下に手紙を渡すような、配慮が足りなかったとかいうレベルじゃなくて、前提を覆す非常識な行動と思考である。

最近は、ヤフーの出展無料でECサイトが意味なく注目されている節もあるが、安易に乗っからないようにしたい。
現実でも同じことだが、「現実を知らない」のだから、そりゃ火傷するわな。価格表示にしても新聞とかニュースを見てれば、知る機会はあったはずだ。(リアルでも二重価格はダメなんだよ)
ま、情弱なんだろうから無理か・・・。

ただ、業務としてサイト制作とかアクセス解析でLP作っている人は、依頼者の業界に関する法規制は調べておこうね。ググれば、今は出てくるぞ、いろいろ。
必要なら関係業界団体に加盟して検定や研修を受けるとか、ガイドライン集を購買するとか、違法行為でショッピカレル前に出来る事はたくさんある。
どうか、この記事を読んでる人だけは捕まらないように。

ちなみに、主な業界団体だが、通販はJADMAとか、広告はJIAA、JAA、JAAA。
管轄は経産省になるので、配下の公正取引委員会も見とけ。
消費者庁は必須だ。

2013/11/01

SEO対策のコピー書けといふヒト

グーグル「ダメSEO業者にはもう我慢ならん、しかるべき処置をとる」と公式表明 など10+4記事(海外&国内SEO情報) | Web担当者Forum

えー、分かっている人には、初歩的な話。
というか、この話を分かんない奴に限って「SEO対策しろ」だの「費用対効果」だのおっしゃる。以前は説明したり付き合ったりしていたが、無駄なことが分かったので、途中から「はい」としか答えないようにしている。(笑)

で、記事はめんどくさい説明を書いてくれてあるので、今後はリンク先を教えてあげることぐらいはしようかと思う。 アイレップの渡辺氏を引用しているが、そっちね、読んで欲しいのは。

グーグルも含めてだけど検索は、何を目指しているのかとか、構造とか考えると当然の帰着なんだけど、近視眼的な考えに人はなり勝ち。
アクセス上げるのに金を使えば良いというのは、客をバカにしている証左だ。
ちゃんとしたコンテンツとUIを用意して、デザイン(全体の設計という世界観)が心地よければ、金でリンクを買わなくても「生活者は見てくれる」。
つか、波乗りペンギンは金使ってねーよ。
使ってないけど、下手な会社よりPVもUUもあったよ。いろいろ問題も起こしたからな。(自嘲気味)
そんで、目立たないようにグーグルさんに上げられないように、ちと細工しているわけだ。

それはさておき、そもそも誰に向かって何を売っているのかというマーケティングの前提部分を全く考えていないというのが問題。
相手が見えなければ何をしてもムダ。
検証のしようすらない。
目的と手段を取り違えるわけだ。
そして、戦略と戦術がグチャグチャになる。
言葉って難しいからね。外ではマーケティングを知っているとか本出しているって人が、やっちゃうこともある
波乗りペンギンは知らねーぞ。偉い先生の受け売りだし。エヘン。

んでさ、相手が見えると「何処に居るのか」「どうやったら気が付いて貰えるのか」という話になる。それ、Webに居るの?っていう対象とか、意外と考えないんだよね~。
バリバリのB2Bで、対人営業で、というケースの場合はとかさ、B2C的なアプローチって有り得ないはずなんだけど、売れないタレントとかキャラにしちゃう余裕をぶちかますんだよね。
それ、対象の好きなタレントならOKではあるが、得てして社長の好みだったりするんだ。
うん、仕方ないよね、広告主には逆らえない。

たぶん、8割方のサイトはビジネスの対象(であるヒト)が見えてなくて、9割方は人を相手にしたサイトになってない。
法令違反のコンテンツとか、論外だよね。医薬医療とか化粧品に健康食品とか、法律で決められてるんだから守らなきゃ。SEMに金使う以前の問題で、見せちゃダメだろそんな情報って奴がある。
かと思えば、全部フラッシュで重たい(最近は減った)とか、ひたすら縦スクロールで見るとこも読むとこもない(今でもたまにある)とか、そこまで暇じゃないだろってのもある。
だんだん愚痴っぽくなってきたが、必要な情報が提供できているか?、演出で誤魔化してないか?、というユーザ視点で見直して欲しいという事だ。
ネタ提供は現場の事象で十分だ。

2013/10/31

広告業界に入りたいとか、やめとけ

職難世代の大卒就職者、31%が3年以内離職 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

そろそろ引退の時期だと思っているが、某大手総合広告会社やネット系広告会社の新卒研修を担当していて、ここ数年は異変が続いていた。
なんと、俺の講義で熟睡する強者が出始めたのだ。
おかしい、絶対おかしい。身も凍る寒いギャグを連発し、寝たら死ぬぞという空気感を漂わせているというのに・・・。

ヒントになるデータが無かったのよね。
記事のお蔭で見つかったよ、ありがとう読売新聞。
厚生労働省のデータはこちらにあるので、興味がある人は詳細を見てね。
そう、新卒の離職率が上がっているのだ。
これは全体的な傾向で、広告という業種が無いので参考までという感じだが、そう大きくは違わないはずだ。

正直、広告という妙な業種を選択して就職する奴なのに、最近は真っ当な奴が多いのも異変ではあるが、広告に対して興味もないし就職した自覚もないようだ。

おそらく、就職することが目的化して、競争させられて、入社したら燃え尽きてんだろうなという推測をしているわけだが、興味も関心もない会社に入ってもロクなことが無い。
特に、広告に限っては強く言いたい。イメージと年収を見て入ると、思ったほどパッとしないもんだ。(爆)

2013/10/30

auのセット売りにクレーム

「au版iPhone」販売店でオプション「加入強制」 KDDIは「指示していない」と否定

業績好調なKDDIだが、その中心であるスマホというかiPhoneの販売で強引さが取り上げられた。その背景と事情は、なんと、J-CASTの記事が意外と良かった。やるな。

さて、光在るところに影在り、という事でドコモであれソフトバンクであれ、似たような事情はショップならある。
あるのだが、ある程度の節度は持って貰いたいわけで、「すぐ機種変するならiPhone5sのゴールドを用意する。」みたいな、ちよっと如何なものかと思う。
予約して順番をおとなしく待っている顧客に対してだ、殿様商売というより脅迫に近いものがあって、すぐ来店して都合つけなきゃ客ではないので、「順番を飛ばさても、当分入荷はなくても、文句言うなボケ!」と言われたも同然だろう。
まぁ、折角なので、潜入調査も兼ねて誘いにはノッテみようと思う。
セット販売は、別件で当事者として立ち会ったのだが、幸いなことに女性店員だったので強制的な感じは受けなかった。ま、これでも「ケータイアドバイザー」の資格はあったわけで、KDDI側がスマートパスとビデオパスとうたパスをセットにしているという縛りは、他キャリアでもやっている抱き合わせ販売だし、ビジネスの仕組みとして目くじら立てることもないかなと思ったわけだが、今回はどうだろうか。

こんなことをして掻き集めなければにらない現実だが、キャリアが収益源をスマホになってから奪われたことが大きく影響していて、端末コントロールとコンテンツや広告は米国のグーグルさんとアップルさんが美味しい所だけ持って行ってしまったからなのね。
もう、どう足掻いても「土管」
新規契約と機種変のタイミングを除いては、売り上げるタイミングを作れない。
端末ハードの性能を上げても家電となったスマホには通用しない。消費者はプロシューマー化して久しい。「ハードとソフトとネットワーク」を一体で評価している。
価格的にもノートパソコンと変わらない上に、維持費もリッターカーのローン並みの費用が掛かる。加えて、ソーシャルゲームの課金代も払えば、ギャンブル好きのオジサンも真っ青な金額である。そんなわけで、気軽にというより精査してスマホも選ぶことになる。だからって、金になる客だけ刈り取るって話になると、企業倫理的に不味くないかと思うワケだ。この手の無理は、広告や販促活動にも大きく影響してくるからな~。

【追記】2013.10.31.

ということで、iPhone5sに機種変。ゴールドの32GB。
手続きした店舗限定なので他は分からんが、ビデオパス・ブックパス・うたパスはおススメというかお願いという事で「30日間無料なので登録させてもらいます~」という女性スタッフに一応突っ込んでみた。
詳しいやり取りはバレるので書かないけど、どうやら必ず入会させるという店舗の方針がある様で、下っ端には状況が分かっていないという事だった。
実際は販売代理店の末端のスタッフである。
KDDIの四半期発表会で記者に突っこまれたことや、ネットで指摘されている抱き合わせ販売の問題についても、「はぁ!?」という顔だった。
とりあえず登録手続きを済ませて、速攻解約手続きをしたんだが、やっぱ問題はKDDI側だと実感する羽目になった。

まず、解約はスマホのブラウザーを使ってオンライン解約が可能なのは当然だったが、悪しきケータイ時代のノウハウがてんこ盛り。
解約し難いようにする工夫を、厭らしさ全開で投入してある。
何度も「本当に解約しますか?」だし、表記やボタンの位置も「解約しない方向へ持って行く」様に巧妙に作られていた。
ただ、まったくデザインも内容も統一されていなくて、サイト制作経験がある人が見ると、サービス自体がバラバラで事業の一貫性が不透明であり、ヤバそうな感じがするはずだ。ここは、もっと金と人を割くべきところだと思うが・・・。大丈夫か?mediba、今でもauone制作はやってるんだろう?。

コンテンツに関しては、どーでも良いレベルというのが個人の感想。お得に感じる人がドレだけいるのか疑問だがにはいいかも知れない。
サービスに自信がないと「強制加入」「退会し難い」という流れが必ず出来る。
モバイルの立ち上がりから見ているが、「解約をしなくても良いと思える」ことと「解約が面倒だからしない」ことには大きな違いがある。
たとえば、「解約アンケートに答えて下さい。」というお願いや「今解約するとあなたが損します。」という提案はOKだが、「30日間無料なのに解約するんですか?」とかは大きなお世話し自ら無料でなければ使えないと言っているようなものだ
こっちも意地になって、何が何でも解約まで突き進みたくなるファイトは湧いたがな・・・。

2013/10/07

違法DL罰則強化が裏目

違法ダウンロード罰則化 回復しない音楽売り上げが示すもの - ITmedia ニュース

ああ、やっぱりねというか、やっちまったね。
問題は、ここから立ち直るというか再生へのアイデアなり思考の刷新が可能かどうかなんだよね。
行政府に働きかけてまで法制化したわけだから、その落としどころも業界としては考える必要があるだろう。政治案件だね。

で、記事にもある通り根っこは同じところにある産業が沢山ある。
もちろん、中堅クラスの人達は皆わかっている。
後は余生を送るだけの「上の人」達が、延命のためだけに決断も判断も先送りしているだけなんだ。
一方で、物事は簡単ではなくて、今まで抱えてきた雇用なり仕組みに対する社会的な責任もある。分かり易く言うと、子供が飽きた玩具を放り投げるような真似は出来ないよ、ということだ。それ、誰が後始末すんの?産業廃棄物と違って人間だぜ。
「変われない奴は切り捨てろ、使えない奴は放り出せ。」という事をのたまふ方もいるが、そのツケを税金で払ったり市場を縮小させることになるんだからね。もっと、世界を見渡す広い視野を持とうよ。
少子高齢化は深刻なんだな。

気が付いた人も増えてきたけど、「ネットビジネスでやっていることはリアルの転用」が最も参考になるわけで、スマホを使おうがパソコンを使おうが、その向こうにいるのは「人」であることに変わりはないワケだ。
何度も書いていているが、ネットが普及して電脳化が進行していても、イルカや犬やサルが購買してくれているわけじゃない。

と、話が広がり過ぎた。

戻るところは「良いコンテンツの有無」という、実にシンプルな部分。
広告にも言えると思うワケ。
DSPだのSSPだのRTBの流れで機械的な配信や最適化が持てはやされ、表面的なテクニックで改善しかされなくなっている。
そもそも、「何を伝えたかったのか」を再考すれば、もっと使う時間と予算がみえるはずなんだけどなぁ~