2013/01/15

ボスコンが思うイノベーティブな会社

イノベーション企業ランキング・トップ50を米ボスコンが発表 #人間環境会議 #アドタイ
http://www.advertimes.com/20130111/article98904/

つらつら順位を見てみると

イノベーション調査2012(正式名「The Most Innovative Companies 2012: The State of the Art in Leading Industries」) TOP50
1位 Apple (米)
2位 Google (米)
3位 Samsung (韓)
4位 Microsoft (米)
5位 Facebook (米)
6位 IBM (米)
7位 ソニー (日)
8位 ハイアール(海尔集团)(中)
9位 Amazon (米)
10位 ヒュンダイ(現代自動車)(韓)
11位 トヨタ自動車(日)
12位 フォード (米)
13位 キア・モータース(起亜自動車)(韓)
14位 BMW (独)
15位 HP(ヒューレット・パッカード)(米)
16位 GE(ゼネラル・エレクトリック)(米)
17位 コカ・コーラ (米)
18位 Dell (米)
19位 インテル (米)
20位 ウォル・マート (米)
21位 スターバックス (米)
22位 日産自動車(日)
23位 BASF(ビーエーエスエフ)(独)
24位 HTC (台)
25位 アウディ (独)
26位 シーメンス (独)
27位 レノボ(聯想集団) (中)
28位 HSBC (英)
29位 GM(ゼネラル・モーターズ)
30位 アンハイザー・ブッシュ (米)
31位 ソフトバンク(日)
32位 ファーストリテイリング(日)
33位 フィリップス (蘭)
34位 ルノー (仏)
35位 シェル (蘭)
36位 ファーウェイ(華為技術)(中)
37位 ヴァージン (英)
38位 ボーイング (米)
39位 ナイキ (米)
40位 キャタピラー (米)
41位 マクドナルド (米)
42位 デュポン (米)
43位 ツイッター (米)
44位 中国石油化工 (中)
45位 フォルクスワーゲン
46位 エアバス (仏)
47位 タタ・モータース (印)
48位 インディテックス(Inditex)(西)
49位 プロクター&ギャンブル (米)
50位 スリーエム(3M)(米)

トップの言動だけでなく、業績も加味されたランキングという事だが、
不振から抜け出せないソニー、HPが上位に入っていたり、
ランク外のソフトバンクが今回から入ったというのも、
この一年で変わった評価なのか変わらなかったのか、分かりにくい。

で、各社の企業サイトを見たら、
イノベーションはデザインやUIから感じられるといいんだけど、ね。

2013/01/09

前例が通用しない市場のただ中に

2013年、シフトする職業観--収入はもはや成功の証ではない
http://japan.zdnet.com/sp/enterprise-trend/35026587/

なんとなく分かっていたことを、文章化してキチンと読ませてくれる人がいるわけで、ネットって有難い。
そんな折、次のような記事も見つけた。

電通が早期退職を募る狙い 広告業界のガリバーが直面する構造変化 | 企業 - 東洋経済オンライン
http://toyokeizai.net/articles/-/12428

ま、確かに収入も転職時より2割もダウンして歳ばかり取っていく現状を考えると、高収入によるロールモデルは通用しない。
一部のベンチャーを除けば、高収入と出世はセットではない。
そして、上場企業ですら(非ネット系の)そうなってしまった。

これで市場調査したって過去のような価値基準じゃ無意味だ。
生活者は戸惑っている。
良い大学を卒業して、一流企業に就職して、管理職まで出世して、家や高級車を買って、ゴルフして、銀座を飲み歩いて、etc.
そんな夢(?)は転がっていないことが分かってしまった。

良い大学(名前の知られている難関大学)を卒業したところで就職できない人も増えている。
一流企業に就職したはずなのに、赤字でリストラとか定年退職まで絶対無理。
管理職になっても収入がドンと増えるわけじゃなく、責任だけ増えるとか。
まぁ、過去に言われていたり盲信されていた行動は、出来なくなっているか、やればバカを見る感じになっている。

何をもって、人々の役に立つサービス、望まれている商品、とするのか・・・。
その辺、何もかもが変わっているんだけどね。
目に見えない社会貢献とか、そこに意義を見つけるという話もあるようだが、たぶん手段でしかないわけで、年収や肩書じゃなくて人から認めてもらう基準が欲しいだけなのかもね。

2012/12/26

平成23年社会生活基本調査

日本国民のインターネット利用時間は1日あたり39分、5年で約1.5倍に -INTERNET Watch http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20121225_580103.html

率直に言って、使いにくい。
とはいえ、NHK放送文化研究所の国民生活時間調査( http://www.nhk.or.jp/bunken/summary/yoron/lifetime/pdf/110223.pdf )は2年前になるので、ドッグイヤーのネットではもっと使えない。

せめて実査が一年以内かな。
公的機関による全体傾向は、四半期毎にしてほしい。
百歩譲って半年。

あ、まぁ、ネット系のプランナーとか使わない(使えない)けどね・・・。

2012/12/23

消費者行動偽装禁止

WOMJ、口コミマーケティングの運用ガイドライン改定 「消費者行動偽装」の禁止を追加 #広報会議 #アドタイ
 http://www.advertimes.com/20121221/article97501/

芸能人ブログでペニーオークションのステマが問題となった今年だが、業界団体としても禁止事項としてガイドラインに盛り込んだ。
この団体設立にガッツリ見えないように協力した経緯もあるが、ガイドラインはお勧めできる内容だと思う。

ただ、こういうのはグレーゾーンが手法的にも技術的にも作り出される。
ガイドラインだけ守っていれば安全、安心というものではない。
おいしい話には裏があることを、くれぐれも忘れないように。

2012/12/18

ネイティブ広告

 ネイティブ広告 メディアの救世主たり得るか?
http://mediadisruption.net/2012/12/17/2838/

 元アスの藤村さんのブログ記事。さすがなので視点や考察も含めて参考にしてほしい。
やっぱ、この人とは視点が同じなので読みやすいのだ。
@ITの設立に絡んでたのは1999年だから、足掛け14年になるか。

さて、かねてから問題視しているPCサイトの広告枠が乱立している件も指摘しているが、折角なので継足しする。
広告はコンテンツと一体でなければならぬ、媒体あっての広告、広告だけの媒体は成立しないからだ。実際やってみて、無理だったしね。(ほら、iモードであったでしょ)

課題は藤村さんが的確に指摘している。
ちなみに、課題をクリアするソリューションは知らない。(あはは)
まー、一部なら作れないこともない。
あるビジネスモデル特許を基本として応用すれば結構いけるはず。
使っていいという話は十年前だけど、まだ、生きてるかな。

ソーシャル系でタイムラインに入れるところはアリだとは思うが、これはメディア企業には関係があまりない。だって、収益はプラットフォーム側に吸い上げられるだけだ。

たぶん、メディア企業とはいえ、UIはソーシャルっぽいデザインにたどり着くはずだから、メディア企業のサイトで収益化ができていないスマホ向けでは行けるだろう。
これをシステム的に半自動で広告掲載するところは問題はなくて、その直前が課題ね。
親和性なりの判断は「人でなければ空気読めない」ので、AI使ったって駄目なのよ。だから、半自動なのね。
たぶん、「NTTデータのなずき」使っても駄目。
まぁ、儲けるには人件費が掛かり過ぎるとこがクリアできないはず。
コンテンツもペイしなきゃならんし、他の収益から充当するしかないだろう。
この場合、この「ほかの収益」をどのように生み出すかがカギだと思う。
アイデアはあるんだけど、現場ラインにいないし、うーどうしよう。

2012/12/17

ペニーオークションのステマ騒ぎ

お笑い芸人もペニーオークション“やらせ広告塔” 業界騒然、タレントら対応大わらわ - ITmedia ニュース
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1212/14/news069.html

社会問題化させられているが、タレントでなくとも一般人でも巻き込まれる可能性は高い。
むろん、知らなかった・・・では済まされないわけで、ペナルティは負うわけだ。

お金を頂くという事を安易にとらえるネットの世界だが、金が絡む以上はビジネスだし応分の責任も負う。念のため添えておくが、たとえ無償で受けたにしても道義的責任は免れないし、ユーザが金銭的に被害にあったわけで、金銭の授受以前に犯罪の片棒を担ぐのは以ての外なわけだ。

という広告の掲載基準だったりモラルを問うて早十余年。
業界団体でのルール策定や啓もう活動も業界内ですら手に余る中で、どう対処するかは具体的な話はあまりない。この件に関しては議論の余地はあまりなくて、結論は一つ、教育するしかない。
「出来る事と、やって良い事は別。」という道徳の話になるんだけど、ネットの世界だけの話ではないので、事は厄介。

そもそも、判断基準って何さ?という事になる。
これ言い始めると哲学の世界。公正とか正義とか持ち出すのは簡単なんだけどね。

蛇足気味に続けるが、サイト制作に携わるプロダクションも販促や広告領域に関わらざるを得なくなっているので、気を付けてね。
アプリ制作で必要以上の情報をサーバーに吸い上げたり、シャレにならないブラックなゲームをサイト上に作ったりしないように・・・ね。

2012/12/12

Viewable Impressionの続き

ネット広告のインプレッション数は“掲載”から“閲覧可能状態”に移るのか? ビューアブルインプレッション標準策定状況 | Web担当者Forum
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2012/12/11/14315


ありがたいことに、記事として続報がある。
で、前回突っ込んだのと重複しないように気を付けつつ…。

アナログでも注目率や精読率という形で似たことが起きていたんだけど、
掲載=閲覧ではない(見たとしてちゃんと見たのか?)というところは意味おんなじね。
ただ、ネットでは計測できる可能性があるいうところだけが異なるんだけど、
実際できるかどうかといえば技術的にも現状無理。

それと、それ測ったとしても次の課題がある。

見られていない分を除いて母数が精査されるとすれば、CTR以降の数値は改善される。
が、見られたものとされる数に対して、効果はどう導き出すのか?
どれを単価指標にするのが妥当なのか?
おそらく現段階だと、どの考え方も一理あって、判断つかないはず。
動画広告が、そのジレンマにハマったままだしね。
3秒なら見たことになるのか、15秒ならいいのかとか。
15秒見たからって、フレームアウト(ウィンドウ重ね)でも見たことになるわけで…。
逆に反感持たれるような離脱とかあるしな、計測以前に商品設計がダメだと救いようがない。
あははは、奥深すぐる。すまん、言い過ぎた。