2013/01/09

前例が通用しない市場のただ中に

2013年、シフトする職業観--収入はもはや成功の証ではない
http://japan.zdnet.com/sp/enterprise-trend/35026587/

なんとなく分かっていたことを、文章化してキチンと読ませてくれる人がいるわけで、ネットって有難い。
そんな折、次のような記事も見つけた。

電通が早期退職を募る狙い 広告業界のガリバーが直面する構造変化 | 企業 - 東洋経済オンライン
http://toyokeizai.net/articles/-/12428

ま、確かに収入も転職時より2割もダウンして歳ばかり取っていく現状を考えると、高収入によるロールモデルは通用しない。
一部のベンチャーを除けば、高収入と出世はセットではない。
そして、上場企業ですら(非ネット系の)そうなってしまった。

これで市場調査したって過去のような価値基準じゃ無意味だ。
生活者は戸惑っている。
良い大学を卒業して、一流企業に就職して、管理職まで出世して、家や高級車を買って、ゴルフして、銀座を飲み歩いて、etc.
そんな夢(?)は転がっていないことが分かってしまった。

良い大学(名前の知られている難関大学)を卒業したところで就職できない人も増えている。
一流企業に就職したはずなのに、赤字でリストラとか定年退職まで絶対無理。
管理職になっても収入がドンと増えるわけじゃなく、責任だけ増えるとか。
まぁ、過去に言われていたり盲信されていた行動は、出来なくなっているか、やればバカを見る感じになっている。

何をもって、人々の役に立つサービス、望まれている商品、とするのか・・・。
その辺、何もかもが変わっているんだけどね。
目に見えない社会貢献とか、そこに意義を見つけるという話もあるようだが、たぶん手段でしかないわけで、年収や肩書じゃなくて人から認めてもらう基準が欲しいだけなのかもね。

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