2015/04/24

CA好調、再び成長軌道へ

いよいよ、社名をAmebaに改称か!?と思ったら、そこまでは逝かないようで、数年前の話(覚えている社員さんも少ないか・・・)の実現を期待してたりしたんだが。

さて、2015年9月期第2四半期決算説明会が4/23にあったそうで、説明資料を早速見る。
http://pdf.cyberagent.co.jp/C4751/Q8aV/FfBU/yZwf.pdf

ポイントはAmebaのコスト圧縮とかニュースにはあったけど、やっぱ、ネット広告が伸びているというのが大きいだろう。
特にネイティブ広告が急速に立ち上がっている。
JIAAガイドライン準拠での結果なら良いんだが、大丈夫だよね?
大手がしっかりしないとダメだよ。

今後の部分ではテレ朝との動画事業が不安要素だろう。
ネットベンチャーはテレビ局と組みたがる性質があるのだが、成功したためしがない。
いや、既存代理店でも・・・か。

どんなビックアイデアがあったにしても、実行するには別なエコシステム構築をしないと既得権益の渦から脱せない。
また、ジワリと広告媒体としてのテレビも影響力を落とし始めている。
ラジオの様にどん底まで行って這い上がれるのか?まぁ、それもアリだろう。
ただし、オリンピックに向けて環境変化は良い方向に向くのだが、その後の反動が怖いと思っているのは波乗りペンギンだけだろうか。

今の若年層はスマホを基本としてメディア接触をしていて、テレビなど既存メディアは高齢化している。既に国民所得が高く豊かな日本でなくなった今、どれだけの人が媒体購読/視聴のためにハードを維持し続けるのか疑問である。
通信においては固定回線から移動体通信へシフトしたように、ラジオ受信機が車にしかなくなってしまったように、新聞購読(発行部数)が減ったように、書店が激減し雑誌の休刊や販売部数が減ったように。

だが、チャレンジしなければ道は拓けないし、粘り強く取り組んでほしい。

2015/04/20

統合 デジタル マーケティング

あるページでチラッと見掛けた単語。
それは「統合デジタルマーケティング」。

うん、イミフ・・・。
統合型デジタルマーケティングも無理っぽいんだが、まぁ言いたいことは同じなのだろうと妄想。何を統合するのか、そういう問題も内在しているんだが、そもそもマーケティングは沢山あるのが前提になっている気がする。
だから、統合する必要があるように思うのだろう。

多くの「〇〇〇〇マーケティング」が事象や現象を説明する程度の言葉なんだけどなぁ。

もちろん、統合マーケティングコミュニケーション(IMC)と混同してはダメだよ。



マーケティングオートメーションの導入課題

注目集まるマーケティングオートメーション、ベンダー3社が語る「チャネル横断の施策を成功に導く秘訣」 (1/3):MarkeZine(マーケジン)
 http://markezine.jp/article/detail/22235

これ、イベントのレポートだが、自社の記事広告というきがするが、まぁ、いいだろう。
日本にはCMOが少ないので、導入進んでまっせ!といわれても、ちゃんと使われてるのかいな?という疑問符しか続かなかったりする。

記事(コンテンツ)に予算を掛けて横断的に動かさないと、得られる成果が小さくなってしまう・・・みたいな発言があるが、クライアント側にそれが出来る立場の人材がいないとムリだ。
施策実施における現場人材は育てることができるにしても、役員クラスともなると数十年は掛かるしな・・・。
ネットが使われるようになって20年経つが、そろそろ量産期に入っても良い時なのにねぇ。世代交代とか、思ったより進んでないのかもね。

組織横断というより、組織統合が二、三年前から大手でも起きているのは確認しているけど、その担当役員はCMOってわけじゃないのよね。
日本の会社は積み上げ式だし、抜擢や一機投入はトップ判断で強引なぐらいの推進力が必要だし、明るい材料が見当たらない。

今のネット広告からのデジタルマーケティングも、広告効果の可視化というかデータによる分析は可能になっているんだけど、「デジタル」のマーケティング的なモノであって「マーケティング」じゃないん気がするんだよね。
今までのリアルな世界でのマーケティングと乖離を起こしてしまっていて、PDCAによる改善という成果向上は出来るんだけど、所詮マーケティングツールでしかないという話はどっかに行ってしまっている。
おーい、帰ってこいよ~。

結局、戦略やらの企画するところって人間が、うんうん頭抱えて考えなきゃいけないんだけど、そこ、どーなのよ。
なんだか、売れれば良いじゃん的な大量生産、大量販売の前世代的な状況をネットで繰り返しているケースが多いんじゃないかと思うワケ。
その手のニュースサイトとかセミナーイベントは、分かっている偉い方々のごく一部の話であって、コンバージョン挙げてナンボみたいなケースが圧倒的な気がするのよ。(ブランディング?なにそれ、美味しいの?的な)

顧客との関係性を改善するとか、企業が抱えている本質的な問題を置き去りにしている感が強いんだ。
異物混入したファストフードとかさ、ワンオペ問題の飲食チェーンとか、もはや広告では何も改善できない事態になっているんだけど、イメージアップの広告を打ち続けているみたいな違和感・・・分かって貰えるかな。


2015/04/14

グーグル用語に、もてあそばれる

ふと、グーグルアナリスティックを弄ろうとして、知識不足なのに気が付き、ヘルプとか見ながらグーグル用語に翻弄されている今日この頃。

グローバル化しているので日本の用語定義では、海外製品を使えないという悲しい現実の真っただ中なのだが、理解に苦しむカタカナ用語が波乗りペンギンを追い詰めるのだ。

アナリティクスの AdWords クリック数、セッション数、ユーザー数、閲覧開始数、ページビュー数、ページ別訪問数の違い
https://support.google.com/analytics/answer/1257084

下の方にある解説なんだけどね・・・
セッション数と閲覧開始数
セッション数はセッションの最初のヒットで加算されますが、閲覧開始数はセッションの最初のページビュー ヒットで加算されます。セッションの最初のヒットがページビューでない場合は、セッション数と閲覧開始数に違いが出ることがあります。
セッション数のセッションはなんなのさ?
ヒットなら分かるが「最初のヒット」はなんなのさ?
ページビュー ヒットってなんなのさ?
あぁ、誰か日本語にしてくれ~!


ということで、挫折中。
たぶん、ヒットの説明があれば分かるような気がするんだ。
他の文中にも記載があるが、サーバーログの「リクエスト」数カウントなのか「センド」数カウントなのか明記して貰えると助かる。

おそらく、「最初のヒット」というのはPVカウントがhtmlや画像などがセットなので、どの素材がサーバーからセンド(送信)されても最初に送信したものをカウントする・・・という理解になると思う。
透明gifのカウントとか、たぶん配慮された説明なんだろうけど。

うは、書いててわかんなくなるなぁ・・・。

2015/04/07

そんな違いは初見「マーケティングとブランディングの違い」

実はtwitterをあんまり見てないし、使っていない。
だが、たまたま高広さんのツイートの中に、不思議なブログへのリンクがあった。
(どうやったら、こんなの拾えるんだろう・・・)

うん、これ書いている人たちと住んでいる世界が違うというか、日本語ではあるが定義が全て異なる様である。

意外と知らないマーケティングとブランディングの違い
http://blog.btrax.com/jp/2015/04/05/marketingvsbranding/

既にどこから手を付けて良いのか分からないカオスな書き出しからの講釈である。
うーむ、手強い。
マーケティングとブランディングを同じ土俵に載せて比較している発想が、斜め上。
さらに、「マーケティング vs 広告 vs PR vs ブランディング」と展開して、はっちゃけている。

これが、米国のクリエイティブエージェンシーなのだな。
そうか、そうだ、彼らは我々の世界を超えた向こう側に存在するのだ。
同じ次元軸で論じてはいけないのだ。
あははは。

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とりあえず、良い子の皆さんは
ネット検索やSNSのリンク先ではなく、先輩や研修で紹介された書籍を一度読みましょう。
え、誰もいないって?
じゃあ参考まで。

•著者名
– フィリップ・コトラー、セオドア・レビット、 デービッド・A.アーカー。(読み易そうな本からでOK)
–ケビン・レーン ケラー。(コトラーと一緒に)
–ピーター・F・ドラッカー。(経営の中のマーケを)

•翻訳、監修
–嶋口 充輝 先生、恩蔵 直人 先生

英語が堪能な方は原書を読むのも良いけど、日本語版を読んで慣れてからの方がおススメ。コトラー系だと恩蔵先生が翻訳されているのが多いので、そこから入るのがスムースだと思う。

なになに、ネットマーケティングはアナログ時代錯誤の書籍にあるマーケティングとは違う!?
あぁ、じゃあさ、何がどう違うのか説明できるようになってみようか・・・。

2015/03/26

ネイティブ広告の用語定義でJIAAが踏み込んだ部分

「ネイティブ広告」の推奨規定、JIAAが新たに策定
http://japan.cnet.com/marketers/news/35061960/ 

書こうと思いつつ、このまま放置してたら何を書こうとしてたのか忘れそうなのでアップ。

このニュースは業界関係者でも一部の人しか興味が無い(注1)ものの一つで、それでもガイドラインを策定し発表に至ったことは素晴らしい限りである。

注1:ネイティブ広告の市場規模が小さいという事もあるが、意識が低いんだよね。

さて、ガイドラインはIABとの提携があってのJIAAだから、そう大きくずれたり相反していないはずだ。(そこは時間がある時に)
ポイントは、ネイティブ広告がどう定義されたのかというところで、とくに言葉には魂が宿るワケで用語定義ってスルーしがちだけど大切だと思う。
そんなわけでJIAAの資料(注2)を読むと・・・。


「タイアップ」の項目の下に「- タイアップ広告」「- スポンサードコンテンツ」が配置されており、一つの視点から説明をしている。
これは、タイアップ広告とスポンサードの違いが曖昧だった10年以上前からすると、「記事の制作主体」が明示されたぶん前進している。(その昔、スポンサードバナーっちゅう商品があったんだけど知らないよね。)
この後を読むと、それが明確になってくる。

特に最後「編集記事」の説明文がイカス。
広告主や広告代理店等から金銭等の授受が直接的にも、間接的にもなく、媒体社が自らの意思で企画、編集、制作された記事のことを指す。
これなら「タイアップ」も「スポンサード」も編集記事ではないという分類が出来る。
いや、まぁ、分かってない人向けに必要なのよ、こういう言い切った定義は・・・ね。
昔は「提灯記事」とか言ってたんだけど、広告掲載などの見返りとして媒体側が自主的に書かれたものはネット以前からあった。これが広告なのかというと、昔の人は違和感あるかもね。

さて、明確になった部分からガイドラインを読み返すと
バナー広告と同じレベルに「広告審査の範囲」「掲載の可否」はなっている。
だか、「留意する」「望ましい」などの語尾が気になる。

ネットでは編集記事と広告の違いを明確に判断する人を育ててない(注3)から、歴史を持つ媒体社から見ると当たり前のことを書いているようにみられるだろうが、ゲームアプリが媒体になる時代だからねぇ。

注3:役割があっても経験と知識が足りない。という意味ね。

とりま、ここまで。