2011/08/01

mobageとzyngaは比べてはいけない

MobageのARPUはZyngaの18倍――DeNAの決算発表から  techcrunch   
http://t.co/Azly6R0  

西田さん、可哀そうだよ。(笑)
mobageやgreeのARPUが良いのは、日本ならではの現象だから。
何しろ携帯電話料金と一緒にキャリアが課金徴収代行してくれるという事と、ポストぺイドが大きなビジネス上の違いだからだ。

広告を捉え直すモバイル

モバイルは広告について再考する良い機会: “到達数”から”効果測定”へ   techcrunch  
http://t.co/FA65tvE   

まずは記事を読んでもらいたい。
で、日本では5年以上も前に出ていた話だが、当時のメディアレップなり講演資料で「モバイルは刈取り媒体」という記載があるはずだ。その後、おサイフケータイ関連でクレジットカードや店頭POS連動によるCRMとか、いろいろあるはずだ。成功事例としては、数々の広告賞を受賞した日本マクドナルドの「かざすクーポン」がある。そう、日本では過去の話だ。
記事でいうところの“回収ループ(redemption loop)”とは、実はそんなものだ。日本が進んでいることが分かって貰えただろうか。

一方で、残念なことも指摘しておく。
広告効果に関する考え方については、ここ10年以上も進展していない。
相変わらずページビュー、インプレッション、クリックという単位で評価され続けているし、している。ここで犯人探しをしてはいけない。みんな悪いのだ。

いずれ、広告主と媒体と広告会社がオープンでフラットな関係に基づき、モバイル広告を生活者にとって良いものにしたいと協力するときが来れば、新しい評価について考えられる時が来るはずだ。いや、来ると信じている。

なお、広告の評価については海外や日本でも検討や研究が幾つか試みられているが、それ以上でも以下でもない状況だ。
現実には、お互いの利害関係が調整できずに平行線といった方が正しいだろう。

波乗りペンギンはデジタルを生かした統合評価を薦めている。
一定の大規模なパネルデータを使った「掲載前」と「掲載後」の意識調査だ。広告が掲載されたかどうかよりも、「広告で変わったことは何だったのか」が大事ではないだろうか。
50年以上も前にデビット・オグリビーが指摘していたように、どの媒体に掲載するかよりも「何を伝えるか」が大事なのだ。
何も伝えられない広告は、誰も変えられないのである。
100万人に到達するより、1万人に気に入って貰えた方が良いはずではないか?(到達したのは5万人でも10万人でも構わないよね)

アンドロイドール

「つまらないものはつまらない」 アイドルがAndroidアプリを本音レビューする「アンドロイドール」 (1/2) - ITmedia ニュース
http://t.co/MsiKXX1

これは正しいアプローチだ。素晴らしい。そう、女子力を使わない手はないのだ。小汚い親父を見ているよりは、女の子の方が断然いい。

2011/07/29

Twitterのタイムライン広告

Twitter、ついにタイムラインへの広告表示に踏み切る―ただし対象はブランドをフォローしているユーザーだけ   techcrunch   
http://t.co/0EFLpdY    

なかなかいい判断だと思う。メールとウェブの間を行く広告表示の考え方だ。
パーミッションありきなのが嬉しい。ただ、引き際が難しいかもしれない。人の心は変わりやすいのだ。

スマホ勢力調査

スマートフォン市場調査―OSのトップはAndroid、メーカーではApple(Nielsen調べ)  techcrunch    
http://t.co/lGCBFch   

これは興味深い。日本でも同じ調査してよ、ネットレイティングスさん!!
といっても届かないか…。
さて、日本の将来を暗示しているかのようだが、ジョブスが生きている間はアップルの場所は確保され続けるだろう。だが、彼も人の子だ。安心して良い。
それより、がんばれニッポン。我々の力は出し切れていないぞ。

Facebookビジネスか・・・

Facebook、Google+の企業アカウント開始前に「Facebookビジネス」を公開 - ITmedia ニュース   
http://t.co/dAIGO2N    

企業は冷徹でもある。利用者が多いプラットフォームに流れていく。使い勝手の良し悪しだけで決まったためしはない。予算も人も限られているのだから。

ニンテンドー3DSの値下げ

ニンテンドー3DSが1万円値下げ、1万5000円に 「今思い切った手を打たねば」 - ITmedia ニュース     
http://t.co/e3QHICi    

値下げで活路が見出せるかと言ったら、かなり難しいというのが皆さんの意見だろう。我々は、プラットフォームの成長は「価格」ではなく、そこから生み出される「価値」によって成否が決まることを知っている。つまり、DSiで提供されているソフトが生み出す「価値」を超えるものが3DSのソフトには「今」ないのだ。いわゆる「キラーコンテンツ」となるものだ。
何のかんのと言いながら、PSPは「モンハン」がある。それに相当するモノが今はない。
立体視だけに捕らわれて、本質的なエンターテイメントを見失っている。
※一人のユーザーとして3DSは「糞ゲーの集まり」という意見ではあるが。