数年前から一部の業界人(今回は出版業界)とは話しているのだが、本当にインターネットの登場によって、市場は奪われたのか?
いや、実は違うんじゃね!?
という話をエントリーしてみよう。
出版市場規模の推移は社団法人全国出版協会を参照のこと。
そして、「2011 年「出版産業の現状」(出版メディアパル編集長下村昭夫)」も
参考情報として一読もらいたい。
なんとなく、インターネットは数多の要素の一つにすぎないんじゃないかという話は分かって貰えると思う。雑誌やコミックに影響は出ているものの、書籍はそれほど売り上げは落ちていない。
かといって、雑誌やコミックがインターネットにコンテンツとして展開されているかといえば、十分なものとは言えない状況だろう。
一方、書店が激減しコンビニが躍進するなど、販売チャネルも変容している。
少子高齢化によるマーケットの変化、情報取得経路の多様化によるプロモーションの変化、これも理由に上がっているが、この環境変化は出版業界だけに起きたことではない。
どの企業も業界も、等しく受けている環境変化なのだ。
ならば、業界の低迷、市場規模の縮小は、新規開拓や活性化に腐心しなかった自らの怠慢ではなかったのか?
というオチ。
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