2013/01/17

店頭購買はZMOTだから?パッケージデザインが重要

パッケージを、ショッパーインサイトから考える——「販促会議2月号」より #販促会議 #アドタイ
 http://www.advertimes.com/20130115/article99017/

普通ならスルーする程度の記事なんだけど、VOYAGE GROUPの宇佐美社長が高広氏とフェースブックでやり取りしているのを見てしまって、「モヤッ」としてしまったのが運のつき。
割り込もうかとも思ったが、それなりに結論が出ていたので、コメントはせずにいたものの、この記事見つけて再燃。

うーん、調査すると店頭での購買意思決定はパッケージ情報というのが多いのは確かなんだけど、「本当に全部そうか?」なんだな。
ネットでキーワードというかバズワードになっている「アトリビューション」をリアルでもできれば、マーケターの心労もかなり減ると思いたいが、過去の経験から断言すると、「新たな頭痛の種」がまかれるだけなのよ。(笑)

 さて、デバイス別だったりとかコミュニケーションモデルがあるので、うっかり囚われる人も多い。
もう、その時代は終わっている。AISASでは説明できないことばかりだ。
 だからといって、それに代わるモデルを探しても、それって誰得?

前出の二人でのやり取りもデバイスであるスマホの購買について話が始まったが、終わりは購買モデルはデバイスとは関係ない話になっている。
ある意味正しい。

もっと言うと、手段や道具に囚われた考え方で、購買プロセスやらコミュニケーションモデルをいじくっていると、インサイトから遠ざかる。
結局買っているのは、サルでもイヌでもな「ヒト」なのだという単純かつ明快なことを忘れちゃダメだ。十人十色。
今までは「把握できなかっただけ」の行動プロファイルや個人データを、大量かつ高速に処理できるようになったわけで、そこに注目しちゃうと対象を見失う。

そもそも、何がしたかったんだっけ!?

みんなに買わせたい?という抽象論はネットの時代は無意味。
Aさん、Cさんに買わせたいという具体論ができる時代なのだ。
そして、講演の極意は「ただ一人に聴かせること」で、みんなに伝わるという様に、購買も同じこと。
十羽一絡げのカテゴリーの中のダレカさんに、物は売れませんて。

個の繋がりが線になり、線が閉じて円になり、円が広がって世界になる。
うん、どこかの歌詞にあったようなものだ。
線を束ねても、円を重ねても、世界は作れない。

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