数値を見ただけで思考を止めるな - 原田泳幸の「大きく、しぶとく、考え抜く。」 : 日経Bizアカデミー
http://s.nikkei.co.jp/ViejuC
記事は人事考課の話だが、実は、ネット広告にも同様のことがあてはまる。
SEOでもアトリビューションでも数値が基本だが、さて、その基準はなぜ作られたのか理解しているだろうか。そもそも、必要な指標なのだろうか。必要だとして、実態を正しく反映しているであろうか。
生活者の心に届かなければ、どんな数値も意味はない。
販促で言えば、買ってくれなきゃ意味はない。
ごくごく、当り前のことが数値管理によってねじ曲がってしまう。
もそもそ、何のために広告するのかという話がぶっ飛んでいるから、汎用指標で評価するというバカな話が通っていると思えてならない。
閑話休題。
気になっている人事考課の点数制だが、各企業とも何らかの形で導入していると思う。
が、ネット系の企業はそれだけで組織を回そうとしたら、確実に行き詰まる会社になる。
もう、いくつか出ちゃっているようだが、残念だ。
イノベーションが必要とされる世界で、日々の改善にポイントを与えるようなシステムは、まったく新しい視点の芽(人材としても活動にしても)を摘むことに気が付いていない。
今でも生き残っているベンチャー企業の記事をググれば参考になる情報はたくさんある。
一見、突飛な制度があるのは、マンネリ化していく会社にイノベーションが起こる「隙」を生み出すためなのである。
もちろん、管理は型にはめた方が楽だし透明性や評価の不満を押し返しやすい。
が、何のための組織であり人事評価なのだろうか?
これこそ、本末転倒になっているとは思わないのだろうか。
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