2015/05/19

ネイティブ広告、どうなる?潰してしまうのか・・・

ネイティブ広告はコンプガチャの轍を踏む--山本一郎氏の見解 cnet_japan
http://japan.cnet.com/marketers/interview/35064049/

なんで、切り込み隊長が美味しそうな焼け栗拾いしているなぁという感想は別として、じゃあ他の人がインタビュー受けたりコメントできるかというと難しいこの問題。
うん、妥当な落としどころだろう。

とりあえず、JAROからの消費者庁が広告業界的には鉄板の対応なんだけど、事は簡単に逝かないような希ガス。


っと、徳力さんが別角度から攻めている。

ネイティブアドの定義は、Googleの検索連動型広告の歴史から考えれば簡単だ #アドタイhttp://www.advertimes.com/20150507/article189904/

デジタル世代にも分かり易いように、グーグルのリスティング広告を入り口に書いている。某ITベンチャー連中も、これなら読めるんじゃないか?
お前ら、先人が耕した畑を焼きまくっているだけなんだが、気が付けるか~っと。


2015/05/01

スマホ広告市場2014は3008億円と推計

スマホ向けネイティブ広告、2017年は350億円規模に CyberZ、シード・プランニング調べ
http://www.advertimes.com/20150219/article183258/

タイミングを合わせてきたというべきなのだろうか。

サイバーエージェントなど特定企業の社員が違法なネイティブアドビジネスにぶっこんでいる件で(山本一郎) - Y!ニュース
http://bylines.news.yahoo.co.jp/yamamotoichiro/20150430-00045307/

そして、四半期決算を以前取りあげて復調ぶりを褒めたのだが、軽く脛をけられた格好になる。

つまり、推計数字の元にはCAグループが大きく影響しているハズで、シードさんは巻き込まれた形になるが、過大な推計値になっているという事だ。
これは「ネイティブ広告」の業界定義(JIAA)に外れている数字まで含まれているという事態になるハズで、某氏の「思ったよりスマホ広告の一部が盛り上がってねぇよ・・・」という吐露が真実味を加えるのである。
もちろん、独自の定義でやった推計だよ・・・と言われれば、後は見た人の判断でしかない。

2015/04/28

ネイティブ広告、最大の障害は「金」だな

「ネイティブ広告」で揺れるウェブメディア--協議会と一部媒体に大きな溝
http://japan.cnet.com/marketers/news/35063728/

この渦中にいないので、外野からヤジを飛ばすだけの波乗りペンギンだす。
あ、いても関係なく飛ばすけど・・・な。

記事の方にあらましは書いてあるが、炎上したのでまとめサイトとか見ても良いだろう。
簡単に逝ってしまうと、「儲かるんだから広告とか表記するわけねぇーだろ」という一部媒体と「この先を考えると騙すような真似はダメだよなぁ」というJIAA側との対立軸で描かれているが、それ違う。

これスパム業者が「オプトアウトしてます」とかノタマッテいるのと同じレベルの呟き。

そもそもやるなよそんな事って話だし、twitterでフォロワー増やしたいからバイト先で冷蔵庫に入ったとか、コンビニの冷凍庫に入った厨房並みにイタイ。
それに乗っかって広告出し続けている広告主もイタイ。

今はネイティブ広告だけど、リスティング広告の表示方法とか、こっちも問題あるしな。
広告が嫌われるようになった背景が、そもそもしっぺ返し、だという過去を知らなさすぎる。

PCにもNHK受信料?

「NHK受信料をテレビ持たない人からも徴収」報道に高市総務相「何も決まっていない」 - ITmedia ニュース
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1502/25/news138.html

火のないところに煙は立たず。

サイマル化で懸念されていたことの一つだが、前はテレビ受像機ベースの受信料支払いに対して視聴を可能にするというパーミッションが有力候補だったが、いろいろシステムやら手続きの煩雑さもあるのだろう、破棄されたようだ。

これは怖いなぁ・・・と思ったのは少ないだろう。
放送と通信の融合問題でもあり、パソコンだけじゃなくてネット動画が視聴可能な全端末へ拡大することも視野に入れとく必要がある。
スマホとかね。

日本のキャリアを使って聴取すると・・・効率的に徴収できる。
世帯徴取でなく端末ベースならば問題はない。
端末の動画再生能力や回線の問題をブッ飛ばしてきそうである。

維持費がさらにかさむ。
それに、テレビ受像機とパソコンとスマホと端末ベースで徴取されると、一台当たりの料金は下がるのだろうが・・・。

2015/04/24

CA好調、再び成長軌道へ

いよいよ、社名をAmebaに改称か!?と思ったら、そこまでは逝かないようで、数年前の話(覚えている社員さんも少ないか・・・)の実現を期待してたりしたんだが。

さて、2015年9月期第2四半期決算説明会が4/23にあったそうで、説明資料を早速見る。
http://pdf.cyberagent.co.jp/C4751/Q8aV/FfBU/yZwf.pdf

ポイントはAmebaのコスト圧縮とかニュースにはあったけど、やっぱ、ネット広告が伸びているというのが大きいだろう。
特にネイティブ広告が急速に立ち上がっている。
JIAAガイドライン準拠での結果なら良いんだが、大丈夫だよね?
大手がしっかりしないとダメだよ。

今後の部分ではテレ朝との動画事業が不安要素だろう。
ネットベンチャーはテレビ局と組みたがる性質があるのだが、成功したためしがない。
いや、既存代理店でも・・・か。

どんなビックアイデアがあったにしても、実行するには別なエコシステム構築をしないと既得権益の渦から脱せない。
また、ジワリと広告媒体としてのテレビも影響力を落とし始めている。
ラジオの様にどん底まで行って這い上がれるのか?まぁ、それもアリだろう。
ただし、オリンピックに向けて環境変化は良い方向に向くのだが、その後の反動が怖いと思っているのは波乗りペンギンだけだろうか。

今の若年層はスマホを基本としてメディア接触をしていて、テレビなど既存メディアは高齢化している。既に国民所得が高く豊かな日本でなくなった今、どれだけの人が媒体購読/視聴のためにハードを維持し続けるのか疑問である。
通信においては固定回線から移動体通信へシフトしたように、ラジオ受信機が車にしかなくなってしまったように、新聞購読(発行部数)が減ったように、書店が激減し雑誌の休刊や販売部数が減ったように。

だが、チャレンジしなければ道は拓けないし、粘り強く取り組んでほしい。

2015/04/20

統合 デジタル マーケティング

あるページでチラッと見掛けた単語。
それは「統合デジタルマーケティング」。

うん、イミフ・・・。
統合型デジタルマーケティングも無理っぽいんだが、まぁ言いたいことは同じなのだろうと妄想。何を統合するのか、そういう問題も内在しているんだが、そもそもマーケティングは沢山あるのが前提になっている気がする。
だから、統合する必要があるように思うのだろう。

多くの「〇〇〇〇マーケティング」が事象や現象を説明する程度の言葉なんだけどなぁ。

もちろん、統合マーケティングコミュニケーション(IMC)と混同してはダメだよ。



マーケティングオートメーションの導入課題

注目集まるマーケティングオートメーション、ベンダー3社が語る「チャネル横断の施策を成功に導く秘訣」 (1/3):MarkeZine(マーケジン)
 http://markezine.jp/article/detail/22235

これ、イベントのレポートだが、自社の記事広告というきがするが、まぁ、いいだろう。
日本にはCMOが少ないので、導入進んでまっせ!といわれても、ちゃんと使われてるのかいな?という疑問符しか続かなかったりする。

記事(コンテンツ)に予算を掛けて横断的に動かさないと、得られる成果が小さくなってしまう・・・みたいな発言があるが、クライアント側にそれが出来る立場の人材がいないとムリだ。
施策実施における現場人材は育てることができるにしても、役員クラスともなると数十年は掛かるしな・・・。
ネットが使われるようになって20年経つが、そろそろ量産期に入っても良い時なのにねぇ。世代交代とか、思ったより進んでないのかもね。

組織横断というより、組織統合が二、三年前から大手でも起きているのは確認しているけど、その担当役員はCMOってわけじゃないのよね。
日本の会社は積み上げ式だし、抜擢や一機投入はトップ判断で強引なぐらいの推進力が必要だし、明るい材料が見当たらない。

今のネット広告からのデジタルマーケティングも、広告効果の可視化というかデータによる分析は可能になっているんだけど、「デジタル」のマーケティング的なモノであって「マーケティング」じゃないん気がするんだよね。
今までのリアルな世界でのマーケティングと乖離を起こしてしまっていて、PDCAによる改善という成果向上は出来るんだけど、所詮マーケティングツールでしかないという話はどっかに行ってしまっている。
おーい、帰ってこいよ~。

結局、戦略やらの企画するところって人間が、うんうん頭抱えて考えなきゃいけないんだけど、そこ、どーなのよ。
なんだか、売れれば良いじゃん的な大量生産、大量販売の前世代的な状況をネットで繰り返しているケースが多いんじゃないかと思うワケ。
その手のニュースサイトとかセミナーイベントは、分かっている偉い方々のごく一部の話であって、コンバージョン挙げてナンボみたいなケースが圧倒的な気がするのよ。(ブランディング?なにそれ、美味しいの?的な)

顧客との関係性を改善するとか、企業が抱えている本質的な問題を置き去りにしている感が強いんだ。
異物混入したファストフードとかさ、ワンオペ問題の飲食チェーンとか、もはや広告では何も改善できない事態になっているんだけど、イメージアップの広告を打ち続けているみたいな違和感・・・分かって貰えるかな。