2012/08/11

電通がリツイートを追っかけて調べる

Twitter上での話題の拡散力を測る新たな指標、電通が開発 -INTERNET Watch
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20120810_552867.html


どんだけ拡散されたか分析できるというのだが、これで何をするのかというと、

1)Twitter 上で話題がどれだけ拡散したかを定量的に把握
2)インフルエンサーに加え、インフルエンサーに影響を与えている
ユーザーアカウントの把握
3)ユーザーアカウントを核とした話題の拡散構造の可視化
4)キャンペーンや広報活動の精緻な効果検証
5)Twitter を活用したコミュニケーション施策の高度化


ということらしいが、意味わかるか?
影響力のあるアカウント見っけて、告知を頼むとかするの
それとも、企業アカウントやプロモツイートのキャンペーン効果検証でもするのかな。

これ、確かに結果はわかるけど、行動予測まで持っていかないと意味ない気がする。
もちろん、行動予測をしたところで、確実なことは何もないのだが、人の心と未来は分からないから希望がある。そのあたり、考えないとPDCAサイクルで最適化や効率化とルーティンの罠にはまって、イノベーションは二の次になるぞ。
広告は科学であるが、それだけじゃない。

2012/08/10

本業は絶好調のDeNA、野球もがんばれ

コンプガチャ廃止でもモバコイン消費が横ばいだったのが重要--DeNA決算で守安氏    cnet_japanhttp://japan.cnet.com/news/business/35020294/

数字は良かったので、コンプガチャの影響は最小限で済んだという見方の記事が多い。
ただ、ソーシャルゲームの課金だけが事業の中で成長しているだけでであって、企業として収益の柱が一本なのは何ら変わっていない。
気になるのは決算説明資料の参考資料にあった有効会員の男女比率。
女性が四割。これ、コンテンツに偏りがあるってことね。
世の中の半分は女性。
裏返すと、女性マーケットは開拓の余地があり成長も見込める。
あ、CAがなんかリリースしたみたい。さすが、目の付け所が良い。

2012/08/09

ドラクエのオンライン化と収益

ドラゴンクエスト10:初週42万本販売 オンライン化で前作の6分の1に http://mainichi.jp/mantan/news/20120809dyo00m200001000c.html

記事にもあるが、本数が出なくても課金売り上げによる高収益が期待できる。
ふーん、ゲームメーカーに良いことなんだ・・・なんて思っていたのだが、それって先細りじゃね?
という疑問が今回打ち勝った。

ドラクエやFFがゲームプラットフォームを動けば、ハードユーザーも動くという関係が、脱ハードで関係なくなった当然の流れだが、オンライン化やマルチプラットフォームをもってしても、実ユーザー数が減ってしまうという事は、長い目で見たら良いことなのかが疑問なのだ。

今回から購買しなくなったファンユーザーが数百万人いるという部分が怖いと思う。
特に、ドラクエとFFでした接点のなかったユーザーは、もう、手が届かない。

2012/08/08

日本と世界のブラウザ格差

Google Chrome、世界ブラウザ市場でのシェアが3分の1に――StatCounter調べ - ITmedia ニュース
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1208/07/news028.html

ウェブマスター、サイト制作プロダクションは気に掛けているだろう。
日本ではIEが過半数で、それも企業がIEをバージョンアップしていないIE6問題は根深い。
もう、世の中はスマホでタブレットでHTML5で、どんどん変わっているのだが、大企業ほど基幹システムの改修コストと更新コストが壁になって変わらずに来ている。

グローバル化しているとはいえ、日本は日本なのだ。

で、そろそろ広告主のサイトチェックの為だけにIE6対応は止めるとか、追加料金を取ろうとかという話も出たりするが、下請けは辛いので無理だったりする。

2012/08/06

変われるのか、mixi?

「ユーザーファースト」掲げるmixi 開発・改善スピードアップへ - ITmedia ニュース http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1208/03/news107.html

確かに記事の冒頭に以下のような社長発言が掲げられている。
「ユーザーのみなさまのご要望、声にしっかり耳を傾けていく」――ミクシィの笠原健治社長は8月3日、SNS「mixi」で“ユーザーファースト”を実現していくと話した。」

だが、一度離れたユーザーは戻らない、正しくは「戻せたとしても膨大なコストという代償を支払う」ことになるのだ。(離反ユーザーを再顧客化するコストは諸説ある。新顧客の7倍掛かるという話もあれば、数十倍という話もある。)
だからこそ、大量離反が起こる前に手を打つ必要があったのだ。

では、間に合わないのか?

いや、まぁコンサルが言うレベルでならある。
市場分析、競合分析、そんな過程で出てくるブルーオーシャン戦略だな。
つぶやきも実名制もソーシャルゲームも先行しているところと戦っても、最早勝てる見込みがない。
他社にないサービスを手掛けること、これだけだろう。
特に、スマホに関してはLINEが台頭しているように、市場環境は全く変わってしまっている。
さらに一歩先の成功確率の低い革命的なサービスを発明するか、それとも、原点回帰でクローズド化し削除された機能を復活させて濃いコミュニティに戻るか、だろう。

で、収益が問題視されているのだが、mixiタウン構想が滑ってしまっている以上、大転換した方が良いと思う。
たぶん、広告掲載という枠販売を基軸にしたものだと、「数」の壁で成長は見込めないはずなので、別のアプローチが良いだろう。
コスト効率は良くないが、この状態で、楽して稼ごうというのも無理な話だろう。

2012/08/03

FBのMAU重複はたったの8.7%

Facebook、「アクティブユーザーの約8.7%は偽物」 株価が一時20ドル以下に - ITmedia ニュース http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1208/03/news026.html

ただ、数にすると8,300万人・・・。
全体で9億5,500万人というから、そら怖い数。
そのうち過半数がスマホアクセスに変異して、収益のシフトが思うように逝かない…と。
ホント、逝っちゃうよ。
なんつーか、海外のmixi版みたいになっちゃうのかな。

2012/07/30

ドコモの忍耐力はどこまで通用するか?

純増数・解約数では厳しい状況続くが、改善に手応え ドコモ 2012年度第1四半期決算 - ITmedia プロフェッショナル モバイル
http://www.itmedia.co.jp/promobile/articles/1207/27/news112.html

じわじわとドコモの決算内容は先行き不安が拡大している。
もちろん、いろいろ策があって手を打っているのだが、ジョブス亡き後もiPhoneは拡大しつつあり、神通力がなくなるまでの間をドコモがしのげるかが最大のポイントになるだろう。

エコシステムから見るとiPhoneいやiOSは効率がよく、投資もしやすい環境である。
ユーザーのロイヤリティが高いため、そもそもデバイス対応にAndroidほど手を焼かなくて済む。
一方、プラチナバンドを声高に叫ぶソフトバンクはiPhoneを核にコンシューマー向けでは圧倒的な強さを維持し続けているし、シビアな法人向けのiPhoneはKDDIがちゃっかりソフトバンクからかすめ取りつつある。

本来、ドコモはAndroidのアプリ制作やスマホのサイト制作において、積極的な支援を打ち出して市場の育成をすれば、時間を稼げたはずだ。
少なくとも、ソフトバンクは散財はできない。張り合えばKDDIの数倍は調達できる資金力と資本もあるドコモ。
だが、彼らはしなかった。
そして、KDDIはやった。(無限ラボとか、やってる)

NTTの自前主義が遺伝しているのだろうが、技術をマネタイズするのは下手なんだから、ある程度外部を巻き込みながら開発なりサービス展開を実施する手法は、iモードで学んだはずなのにね。