〇サイバーエージェント 決算説明会資料
売上高 878億円 前年同期比+14.7%
営業利益 57億円 営業利益率 6.5% 前年同期比+0.7%
「営業利益率6.5% AIやDXへの先行投資を継続」ということで、広告事業の利益率は過去を見ても低くなっている。NTTコミュニケーションズ、ヤマダ電機、サツドラHDと事業提携も布石として進んでいる。仕込みは早くしておかないと、既存の広告商材が失速してからでは間に合わないので、さすがである。どっかの子会社には見習ってほしい。
〇博報堂DYホールディングス 2022 3月期年連結決算概要説明資料
売上高 9,117億円 前年同期+1336億円 前年同期比+17.2%
売上総利益 1,992億円 前年同期+352億円 前年同期比+21.5%
「国内ではインターネットメディアが引き続き強い伸びとなっている」ということで、2,169億円(+26.1%)とグッと伸長している。同時に発表されたソウルドアウトの買収など、事業強化も進んでいる。
「計画の前提となる経済/広告市場の見方に大きな変動が生じたため、中期経営計画の数値目標は取り下げ」ということで、先行きは不透明感が強い。
半導体不足による自動車、精密機器への影響が怖い。このまま減産や工場の操業停止となると、広告活動もなくなることから、悪影響は必至である。
〇デジタルホールディングス 2021年通期決算説明会資料
売上高は761億円 前年度比-0.1%
営業利益32億円 前年度比+88.8%
広告事業からDX事業への転換で、業績的にも利益が増えているようだ。
ソウルドアウトも売却するので、いろいろ加速するんじゃないだろうか。
課題となってるDXけの事業転換だが、社内の人材育成はどうなっているのか資料から読み取れない。商材はうれているようだが、広告主名がわかる導入事例は一件だけである。
せめて、3件は出すものだと思うが・・・。
〇アドウェイズ 決算説明資料
国内売上高 115億円 前年同期比+17.0%
うち、スマホ 76,91億円、PCとモバイルWeb 38.19億円
海外売上高 52億円 前年同期比+37.6%
営業利益(国内+海外) 5.07億円 前年同期比+13.7%
「博報堂DYグループとの協業案件の増加」ということで、回復。販管費(採用・教育)が増加している。会社としては、どうなっていくのか見守り期間かな。
〇電通グループ 2021年度決算説明会資料
国内事業
売上総利益 4,159億円 前年同期比+19.2%
営業利益 953億円 前年同期比+52.0%
※本社ビル売却益1,189億円を除く。
国内インターネット 10-12四半期
売上高 862億円 前年同期比 +23%
こちらもネット広告が伸長したのと、テレビ広告の復活でプラスに戻った。
バックオフィスをまとめるために「電通コーポレートワン設立によるコーポレート基盤の高度化&効率化」と、事業部門の再編とは別の動きもある。
P9「2021年度 電通ジャパンネットワーク 業績」にあるCT&T(カスタマートランスフォーメーション&テクノロジー)構成比をどう見たらいいんだろう・・・。
以上