2015/12/22

なんだか、日本より米国に見られているらしい件


ここ一ヶ月、米国からのアクセスが多いのはボットなのか?
それとも、某情報局のスパイダーが情報収集しているのだろうか。
ブロガーの統計情報(アクセス解析ページ)を見てて不思議に思った次第。

おかしい、日本語でしか書いてないのに。
しかも、日本語ネイティブですら読みにくい文章だしスラングも入れてあるから、機械翻訳し難いはずなので、ボットだろうと推測する。
だとすれば、ロシアが今月からアクセスが伸びているしドイツもあるのもボットだろうか・・・。
もし、ボットでないのなら、日本人ですら読者対象としているのはWeb広告関係者(とボカしておく)の玄人さん向けなんで不思議な感じがする。
誰か海外に飛ばされてたっけ・・・?

そういえばGAで見てみればいいじゃないか、という事で確認したのがこちら。



うん、ボットだね。
というオチ。

2015/12/21

動画の中にテレビを入れてしまえ、という話

テレビ受像機は流行ってないけど、スマホやタブレットが主流なんだよ。
旧世代は、テレビ≠動画。
ネット世代は、動画テレビ。

新しい視聴計測で、テレビは「おばさん化スパイラル」から抜け出せるか?
http://www.advertimes.com/20151221/article213195/

同じことを書いても、影響力がある人が影響力がある媒体でバズらせると違うなぁ~。

それはさておき。

他にも、ラジオがあるよね。
ラジオ受信機は見たことが無い若者が多いけど、スマホでradiko.jpは聴いてたりする。
同じ波媒体として、先行事例にならないのかな。
見逃し番組とか、過去のアーカイブとかよりも、ネット放送の方がインパクトある(分かってても、出来ない事情があるのは知ってるけどさ)と思うのよ。
随分前から、「マルチソース・ワンユース」(テレビやラジオや新聞ニュースや漫画などのコンテンツを、一つの端末で視聴読するようになる。)という言葉を使っていた。
この発想でコンテンツの制作から配信までを組み直すように言ってたんだけど、誰も受け付けてくれないままに早十数年。
気が付いたときには手遅れになるのがネットの世界だが、大丈夫かな。

※ネット放送
テレビと同時刻でのインターネット配信をする事を、ここでは指している。
一見簡単なことのようだが、システムやファイルフォーマットよりも出演者や制作者の権利関係整理が難しい。ネット放送は契約に考慮されていないからだ。民放においては、CM(広告)の問題も出てくる。
海外のタレントを使用している場合、日本という国内に限った契約もあるため、インターネットでは流せないケースも十分想定される。

うーむ。

2015/12/18

特商法改正案でネット広告規制は回避へ

EC事業者はホッとしたのと同時に、事の発端になった消費者からの苦情の内容が、通販じゃなくて広告業界とか媒体社に大きな課題をけりつけた感じ。一旦記事を読んでみて欲しい。

モールやネット広告などの規制が強化される特商法改正案…今回は見送りの方向へ | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/2416

ちなみに、内閣府消費者委員会特定商取引法専門調査会が審議しているのだが、資料が閲覧できるので見ておくと理解が深まる。
議事録が現時点(2015年12月18日)で掲載されていないので、記事にある方針の決定は確認できていない。

さて、ここからは記事でしか確認できない部分もあるが、ポイントは編集側が黄色いマーカーを引いてくれているので十分だろう。
そのなかでも、同様に「公益社団法人 日本通信販売協会 佐々木 迅 氏」の資料から引用するが、

2. 虚偽・誇大広告に関する取消権について
(1)立法事実の有無
 第1回の専門調査会において指摘した通り、PIO-NETデータにおい
て、通販の苦情相談25万件のうち7割がネット通販に関するもので、さら
にその7割はアダルトサイト情報、出会い系サイトに関するものであり、い
わゆる物販を中心としたネット通販は約5パーセントにすぎないこと。
この部分で、苦情の原因はアダルト系の広告でありEC事業者は違う!と指摘しているところだ。
もちろん、大半のネット広告事業者(広告会社、広告配信会社、媒体社)は、真っ当な広告なんだが一部がエロエロになっているわけで、お鉢は広告側に回ってくる。
しかし、エロエロな広告は業界団体に加盟してるわけでも、独自で組織を持っているわけでもない。

どう、対策すんのさ?
と、この後なる。

ステマやネイティブ広告とか、他の業界の人には違いなど判らない。ネット広告=悪、ぐらいに思われているはずだ。
もっというと、産業規模的には無くなっても構わなければ、既存産業界から見ると潰れてくれた方がスッキリするわけで、ネット広告自体が問題だよね~って話になるじゃな~い。
まぁ、何度かなっているわけだけど、特商法だけでなく、迷惑メール2法、個人情報保護法とか、外堀を埋められている。
次は、ネット広告そのものを縛ってしまおうとなっても、不思議じゃないんだよね。

2015/12/17

人気記事が公開停止になる、珍しい事象

メルマガ開封率20%をキープする5つのポイント! 楽天時代に培った初心者でもできるメルマガ術 | 一人でできるWebサイト収益UP術-ウェブ解析士事例集 | Web担当者Forum
馬場 建至(インターリンク) 12/11(金) 7:00 14
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2015/12/11/21654

たまたまWeb担当者フォーラムの人気記事トップテンをつまみ食いするように読んでいたら・・・???
公開を一時停止しています。

というビビットな表現が使われてるじゃないか。


 なんでしょう?

















リンク先には当然なにもない!!
気になる・・・。

リンクからタイトルを割り出したのが文頭にあったモノだが、中身が読めないので材料が足りない。(公開停止になっているだけなので。)
しかし、タイトルのキーワードを拾ってみるだけでも、ワクワクな単語があるよね。
「楽天」・・・日本最大手のECモール
「ウェブ解析士事例集」 ・・・事例という事は公開または共有されている情報のハズ
誤字脱字程度ならオンライン訂正で十分なわけで、事例そのものがマズイものだったのか、事例の中に出してはいけない情報が混じってしまって部分修正で追いつかない事態になったのかと、想像は膨らむ。

まぁ、タイトルからして個人的には興味ないので追掛けないけど。

■追記

よろしくない風の噂を聞いたので、「ウェブ解析士®」って調べてみた。
運営は、一般社団法人 ウェブ解析士協会だそうで、ウェブ解析士は登録商標を取っているらしいので、特許庁のDBで調べてみる。
あれ、個人で登録商標を取得している。
代表理事の名義ということか。
出願日は2011/11/18、団体の設立は2012年4月とあるのだが、活動は2010年9月から記載されている。
ということは、団体設立前は個人経営だったのか。
調べていくと違うようで、一般社団法人日本WEBデザイナーズ協会(JWDA)とある。
公開日付などから、商標出願時は一般社団法人日本WEBデザイナーズ協会の組織にあって活動報告がなされていることになる。
そのあと、独立リリースが出ている。公開済み: 2012年8月22日

と調べていくと、モヤモヤする。
団体のスピンオフって・・・。
法人会員はリストがある。
あ、過労死で誤請求をした広告会社の分社された方が会員になっている。
他にも、数社入っているので何か聞けるかな~。
<・・・>
誰か事情を知っている人いるかと思ったが、国家資格でもないのに気に留める人もいない感じで情報はないようだ。
ただ、会社なら当たり前の協業禁止規定(第16条)があるそうで、これが何を意味しているのか調べると糸口があるらしい。
そこで、ある事に気がついた。
え、なんで今まで気が付かなかったんだろう。
公式サイトのヘッダーには、「 ウェブ解析士は一般社団法人ウェブ解析士協会の登録商標です。」と記載されているではないか。
しかし、特許庁のデータベースには
と個人名である。まぁ、代表理事が出願者であって、その権利を団体に付与しているんだったら問題ないか。代表理事を外されたら、商標として使用を団体に禁止すればいいんだから・・・、ふぁっ!?

今回はここまで。

■追記

ググったら何か出ないかと思ったが、参考になるのはこのくらい。

ウェブ解析士認定講座って資格商法だなwebプロからみた評判
http://www.usamofu.com/entry/2015/05/02/140530

ウェブ解析士の資格って評判はどうなの?3つの疑問とおすすめ出来ない3つの理由
http://xn--zck9ayc8av6i.com/business/freelance/595.html

他は、マスターといわれる講師や関係者のコンテンツが多い。
SEO対策として、それなりに機能しているんじゃなかろうか。
あと、某BBSにもスレッドがあったけど、古かったので参考にしない。

個人のブログでは、資格取得の難易度が上がっているという記載を見かけた。
分析ソフトの操作はアップデートで変わるし、もはや解析とは言えない領域まで範囲は広がっていくし、仕方ないよね。


2015/12/15

団体もいろいろあるもんだ

ひょんなことで閲覧した一般社団法人We●マーケティ●グ協会のサイトが、マーケティングとかけ離れた素材でページが飾られていたのでピックアップしてみた。
SEM系だと思われるが、波乗りペンギンの知らない世界を垣間見たような気がする。

まず、ざっと見て引っ掛かったのがこちら。

「バナー広告」これは知ってた。
でも「順広告」は初耳学認定だ。
きっと、「純広告」の間違いだと思いたい。思わせてくれ。頼む。お願いだ。
だとしても、概念レベルが異なる組み合わせなんだ。ゆ、許してくれ。腹が捩れる。
純広告の中に「バナー」「テキスト」「動画」とかの表現方法があるのね。
あ、「順広告」だと違うのかな~

次に目に飛び込んできたのが、媒体名+マーケティング。


















































これをマス(テレビ)メディアで言い換えると「TBSマーケティング」とか「日テレ(NTV)マーケティング」とか「テレ東(TNX)マーケティング」とかなるんだけど、どうでしょう??

波乗りペンギン的には「ソーシャルメディア・マーケティング」が許容限界点。
確かに、媒体個別でUIから使い方、ユーザ特性も異なるんで別にしたくなるんだろうけど、それはマーケティングというか媒体特性とか媒体勉強会のレベルの話で、マーケティングというには狭すぎるなぁ・・・と思った次第。
いや、SEO対策としてのワーディングだろうとは思うけどさ。

あとさ、書籍は出版社校正が入らなかったんだろうか・・・。
「Webマーケティング」「Webマーケッター」と表紙にあるんだけど、表記揺れの一つだよね。波乗りペンギン的には「Webマーケティング&Webマーケター」という表記を勧める。

2015/12/07

勝手にネット広告重大ニュース2015

ども、本当に首が回らなくなって治療中の波乗りペンギンだす。
4本の置き針効果で、小康状態になったので久々に書こうかと思った次第。

さて、タイトルが「重大」で「10大」ではないのは間違いではなく、駄洒落でもなく、単に10個選ぶという行為が面倒だったから。
では、偏見と妄想に基づく「重大ニュース2015」を始めよう。

■ネイティブ広告は広告なので広告表記をすべし

もうね、編集記事だから広告表記イラネーとか、PR業界の慣習だからとか、広告と書くと効果が落ちるとか、社員がJIAAでガイドライン策定してるのに周知してなかったとか、面白い記事が出るわ出るわ。
とりあえず、ガイドラインは読んどけ。
一般社団法人インターネット広告推進協議会(JIAA)ネイティブ広告に関するガイドラインを策定
といっても、読まないしスルーするし、そもそも倫理観の土台が無い世界では無意味な展開が想像される。
最悪のシナリオは
・広告規制法を整備し、広告業務を認可制にする。
これなんだけど、戦中に行われた5社統合の話を知らない人にはピンと来ないだろう。
心配しなくていい、ネット広告ベンチャーは潰れるしかないのだ。
もちろん、ネット広告を収入源とした媒体やらアプリも瀕死する。
今の政治体制だと、本気になられたら可能なだけに厄介である。
特にマイナンバーを盗もうとする連中に利用(それに広告が悪用)されるとか、クリティカルな事象があれば、業界団体も対応できないだろう。
困ったことに、オリンピックのエンブレム白紙撤回では、大手広告会社がビハインドを背負ってしまった。政治的には、18才からの選挙権とかで若者に分かり易くアピールできる材料が欲しいし、まぁ、どう転ぶか分からないが広告が悪いことにされそうな気がしないか?

■動画広告は離陸できず

一昨年から注目していたのだが、今年も飛躍の年ではなかった。
どっちかというと、動画ビジネス自体が動き始めたよね~って感じ。
Netflixが日本上陸、アマゾンとかも動画サービス始めたし、主なプレーヤーが揃った程度。え?動画広告は動画コンテンツじゃなくても出来るよねって・・・、それで盛り上がんなかったわけなんだけど、分かってるかな。
コンテンツが消費されなければ(コンテンツを媒介としなければ)、広告は伸びないのだ。

動画はテレビと違って致命的な欠点というか、ユーザー側のコスト問題があるのね。
それはデータ通信なのよ。
スマホで動画視聴が多いとは言われても、Wifi環境が整っている所という条件をクリアしないと、LTEとか使うとパケ死できる。
ゲームだけでもデータ通信の消費(バッテリーもな)が激しいんだから・・・。

ということで、放送と通信の融合は、キャリアの従量課金の復活によって、実は足踏み中。いろいろ、空洞化が見えてくるのが来年かな。
うん、逆にチャンスを掴む既存メディアが出てくるかもしれない。短時間化するか、店舗で環境を用意するか、方法は限られるけど。

それから、動画再生のプレーヤーもアドビのフラッシュからHTML5へ各サイトが切り替えを始めた。アップル(iPhone)は最初からフラッシュ対応していないが、グーグルは広告動画のフラッシュをHTML5変換するとか、ブラウザのフラッシュ再生を止めるとか、フェースブックも年末にHTML5に切り替えたという話だった。
フォーマットが統一されると制作側も楽になる(動作検証の数が減る)のだが、フラッシュが無くなるのを惜しむ声もある。(技術的に実現できることは大差ないはず・・・と突っ込まない。)

■次は(IoT)だな

ネットニュースでも新聞でも、今年結構出ていたネタなんだけど、スルーしてしまった自分に腹が立った一か月前。
IoTのプラットフォーム競争は始まっている。広告的にモナー。

ええ、うっそー!とか思った人は、
IoT推進コンソーシアム
の法人会員リストを見て見て。
主要プレーヤーは入っている。たぶん、幾つか意義があってのことだと思うが、クライアントが入っているからという視点だってあるだろう。
というか、メンバーの数が凄いな。(法人会員 1143  ※2015年12月2日現在)
逆に、入っていない広告会社ってヤバいんじゃないかと思える。
あ・・・。
個人的な気付きはともかく、IoTはデジタルマーケティングを更に進化させるツールになることは想像に難くない。広告に使ったらダメだと思うんだけど、この辺りの話は割愛しよう。

現代では国策で盛り上がったためしはないが、日本が主導権(最終的には規格なんだけどね)を握った産業分野(この際、小さくても良い)は零(ゼロではないぞ)なので、何とかしたいところ。

■業界再編の波

いつも波打っているネット業界なので、今更みたいな感じではあるが、
幾つかニュースを書き出しておくと
Microsoft、広告事業のほとんどをAOLに委託、Bingマップ事業の一部をUberに売却 - ITmedia ニュース
ベライゾン、総額44億ドルでAOL買収を完了 @cnet_japan
グーグル、組織再編を発表--新会社「Alphabet」設立、グーグルが子会社に @cnet_japan
米Yahoo!が本業のネット事業を売却? 観測強まる - ITmedia ニュース
てな感じで海外は、次のフェーズに進もうという意志が見える。
他にも、日本の広告会社も提携とかじゃなく買収を盛んにやっているので、
・電通(本体より電通イージスのリリース見た方が良い)
・HDYH
特に電通の買収攻勢は加速している。

全体の傾向として集約されてきているので、資金に余裕があるところは売り上げ増大を目指して買収を繰り返して拡大し、シナジーを生まないとか規模的に採算を取れないと判断された事業は分離されて本体の生き残りを図りはじめている。
この後は、重複部門の整理や人員削減など、人的リソースの流動化が待っている。
だが、システム化されて少ない人手で業務プロセスが最適化されつつあるので、新たなスキルを身に着けるかIT化が進んでいない業種に鞍替えするか、厳しいものになりそうだ。
いつでも、人手は余っているのだ。足りないのは「人材」なの。

この先に何が起きるのかってのが問題で、一兆円を超えたネット広告がマスメディアを飲み込んでいくだろうことは予想可能だが、今日明日にマスメディアが無くなるわけがない。(山手線の新型車両でも中吊り広告は残ったように)
併存というか共存状態は、当面継続するのね。
ネット広告の最先端とか、中心にいる見えてない人が多いけどさ、世の中の普通からすると、あんたら、まだまだ外れにいるんだからね。
広告だって、登場してから先輩諸氏の努力が百年掛けて、産業として認めてもらったのは最近のことだ。技術進化は指数関数的に上がったとしても、人の心や意識は簡単に変わる物じゃない。

■デジタルリードエージェンシー

また、新語かいなと。
IMJ、BMWのデジタルリードエージェンシーに~デジタル領域に特化したマーケティングを支援
MBOした後の展開は順調なようで、CMO啓発にも力が入っている。
この勢いでBMWのデジタルの指定広告会社を獲得。
マスとデジタルが分断しちまうじゃねぇか・・・というのは旧来広告会社の視点であって、分断した方がビジネスとしてアリなんじゃないかと思った次第。
もし、マスメディアが衰退して、予算のほとんどをデジタルに使うようになるとしたら、戦略的には分断した方が良いわな。
とか、いろいろ考えてみるきっかけになった事件なんだけど、そこまで考える人は少ないか・・・!?

一応、制作や媒体買付など、指定代理店制度はあったんだけど、これは広告主が管理できる能力を持っていることが前提だった。
これが広告主内にある時は宣伝部、外に出るとハウスエージェンシーになるんだけどね。
どんな立ち位置が有利なのかは広告主や業種によっても異なるんだけど、ヒット商品や資金がない会社は、別の方法で生き残ることも考えないとね。

以上

追記、2015.12.14.

■マーケティングオートメーション

イメージ的には統合システムだったんだが、マーケターを支援するデジタル・プラットフォームとして日本企業が使うにゃ敷居が高すぎて、イマイチな一年だった。
これはCMO不在論とオーバーラップするんだけど、モノづくりニッポンが顧客為のモノづくりではなく作るために作る・・・メーカーが、売りまくった高度成長経済期の発想そのままに組織体制(発想から経営まで)が存続してるので、「マーケティング=広告」という概念が崩されていないのが根本原因と妄想している。

アドビ、セールスフォース、マルケト、エクスペリアン、etc.
どれも組織や担当の壁を超えるのが大変そうなもので、サイト制作のついでにタグ貼ってアクセス解析するのとは難度が高すぎる訳ね。
まぁ、予算的にも?(笑)

じゃあ、他に代替できないのかっていうと、人力でやれば良いじゃん・・・という考えもアリなわけだ。社内にないものは社外にリソースを求める。
社内で使えないものは社外に切り出し売り払う。
でも、そもそも欧米と日本は経営自体が異なるわけなので、日本的な対応というか解決策みたいなものがある筈なんだけど、どうして出てこない!?
株の持ち合いやグループ経営(財閥の名残の方ね)とか独特なものが沢山あるから・・・。
本社を海外にしたり、国外から社長を招聘したり、というのは大手の一部だけにとどまっているしな。
欧米信仰(ジャパン・アズ・ナンバーワンは何処行った)の為せる習慣だろうか。

そもそも、広告主も広告会社も媒体も、社内機能がバラバラで縦割りになっているのに、システム統合だけで何とかなるってのも無理がある。
と、ここで話がCMO不在論に戻ってくるわけだ。

そんなところに「統合デジタルマーケティング」とかイミフなワードを突っ込んでくる懲りない連中も再び沸いてくる。
波乗りペンギンは勧めてないぞ。ずっと、否定派だ。
だいたい、統合アナログマーケティングとかない。(笑)
デジタル側だけ統合したマーケティングって、コンピュータ上でシミュレートされた世界ならあるかも知れないが。
ま、まさか・・・それを見越しているというのか!!
マトリックスの世界が、AIが世界を征服した後に来るというのか~
<以下、妄想が暴走したため自粛します>


2015/12/03

日本ではIMC適応組織の構築は無理

広告大量投下だけでは勝てない時代に重要な3つのテーマを、ドン・シュルツ教授の講義から考える
http://www.advertimes.com/20151124/article209957/


何とも悲しいお話を徳力さんが書いてます。
シュルツ教授に聞いて答えが戻ってきたのが凄いんだけど、まぁ、日本は日本の考え方を作れって事だと思う。
そもそもマーケティングは西洋経営学だから、日本は日本独自のものを作れって事なのかもしれない。

似たよなところで、CMOとか存在しないのでIMCが日本では浸透しなかった。
いや、CIOすら、だね。
でも日本の会社が全滅したかといえば、そんなことはない。
何とかなるのだと思う。(今回も思いたい・・・)