2010/08/30

王様の耳はロバの耳だよデジタルは

停滞する経済にあって、急伸するネット機器の販売、アナログからデジタルへとシフトするコミュニケーション、リアルにないバーチャルの台頭、逃げ切り態勢の偉い人たち、変化を望まない若者。
一体何処に基準をおけというのだろうか・・・。


そんな心の隙を突かれている人は少なくないはずだ。


実生活でもあるはずで、
・3D対応テレビは買いなのか。ソフトが揃うまで待つべきか。
・Windows7に買い替えるべきか。
・もうカメラもビデオもハイビジョン対応が当たり前なのか。
・車はハイブリッドか電気自動車か。
てな感じである。


問題は
・信頼できる情報
・適切なアドバイス
・将来の展望
が得られるかどうかだと思うが如何であろうか。


ネット広告やモバイル広告もまた同じだと言おう。
値引きや増量によるCTRやコンバージョンの効率追求で終わってしまっている現場と
それを高く評価することでマーケティングを放棄してしまっている役職者は
ロバの耳でしかない。

広告主も広告会社もメディアレップも媒体社も
裸の王様が不況を招いている。

2010/08/22

駅前で

 たまの日曜日、駅前のオープンカフェで冷たいものを飲みながら人物観察。
若者は音楽を聴きながら歩いている人とケータイを見ながら歩いている人が多い。
もちろん、全てではない。
一方、年代が上の方はほとんど見かけない。

カップルはケータイを片方が見せながら歩く姿をちょいちょい見る。
友達同士だろうか、同性の場合は片方は音楽を聴いているケースもあり、友人との会話も音楽越しのようだ。
自転車に乗っている人も音楽を聴いているケースが多いが、交通安全上はいかがなものか。

 さて、外出時の顧客とのコミュニケーションは、ケータイを除いて動いている間は難しいということになりそうだ。立ち止まっているのはバス停と待ち合わせで駅前にいるグループぐらいで、周囲を見渡すことがあるのは限られている。どちらかというと、外界との接触を拒んでいる印象がある。

もちろん、駅前だから目的地へ向かって移動している途中なわけで、道草を食おうなんてあまりある話ではないか。
そんな波乗りペンギンの前を、みんなスタスタと歩いて通り過ぎる・・・。

2010/08/01

盛り上がるスマートフォン、その先へ

コンシューマーではiPhone,ギークにiPad。
え、iPadはスマートフォンじゃない!?
では、kindleもスマートフォンじゃないんでしょう。

ネット業界の意見もさして固まっている様ではないが、
固定通信に対して移動体通信という観点から考えると、
iPadやkindleは通信モジュールが内蔵されてるから、スマートフォンに入る。
固定の家庭内ゲーム機に対する移動体ゲーム機も同じでだろう。
通信機能は内臓されてるし、広義の「モバイル端末」には入る。
PSPはブラウザーもあるので、さらに問題はないだろう。

仮にスマートフォン、具体的にはiPhoneとandoroid、BlackBerry、Windows Phoneだけとして、その範囲の狭さでは今後十年も持たないと思う。
製品も薄く軽く持ち歩ける技術は数年内に実現するし、広告主のマーケティングは顧客に対して行っている以上、早晩、広告代理店もメディアもターゲットと適切なコミュニケーションを築くツールとして、無視できなくなるのは自明と思う。

可能性を否定したり過小評価するのは、衰えた証拠である。
なんなら、自己保身とでも言ってやろうか。