2007/11/09

次世代型広告会社

考えるだけなら無害かと思い、ADKインタラクティブCOOの横山氏にインスパイアされてみる。

まず、現状の広告代理モデルに頼らないのは必須だろう。
どの広告会社も目指している方こうである。
パートナーシップモデルである。


既に欧米では定着しているのだが、日本では、まだ、広告媒体の販売が主体だ。
インターネット広告でもモバイル広告でも、やはり変わらない。


とはいえ、既存のマスメディアを取り扱う広告会社と戦っても、
ネットバブルに乗って成長したベンチャーと体力勝負しても、
無意味だ。


どちらにしても、発注する広告主にもメリットはない。


確かに知見が豊富な営業をエキスパート化する発想はあるが、
この育成はeラーニングを使っても短期養成は不可能だ。

経験を積むには時間が必要だ。
全メディアを制覇して、業務に必要な部署を一通り回るのに、
最短でも6年は掛かる。

逆に、それだけ経験を積めば一生使える人材になる。
今ですら、マーケとCRを経験している人は少ない。
MBAは多いけどね。


大手クラスだと、部門の固定化も多いというか
ジョブローテーションがないケースもあるので、
もともと無理な話だろう。


といって中小では経験自体が積めないケースが圧倒的だ。
100万円と10億円の予算の差は、担当する人間の経験からすると、
動く金額よりも人脈や情報の点で比較にならない。


ということで、全体を統括する役割を担える人材育成は困難を極める。

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