ちょっと発想を転換してみる為に、企画発想手法の一つを使ってみる。
広告のない未来があるとしたら、どんな未来なのか。
邦訳されたSFにもあるので、それとは違った角度で考えなくちゃいけないのだが、意外と難しい・・・。
難しいという理由は
・広告って何?
という基本的なところで設定が出来ない。
いきなり定義も出来ないので、具体的に考えてみる。
・テレビのタイム(提供)は広告。
・新聞や雑誌だと、PRとか広告とか記載してあると広告。
うっ、詰まった。
・テレビのスポットは、どうやったら広告と識別できるのか。
・新聞や雑誌だと、全面などページ単位の場合は、どう広告と識別するのか。
さらに、
・番組タイアップ、協力、商品提供は広告なのか。
・記事体広告、編集タイアップ、情報提供、プレゼント情報は広告なのか。
この辺りになるとプロでも境界線は一定ではないはずだ。
媒体、広告会社、行政、司法、消費者、視聴者で見解は全く異なるはずだ。
とすると、誰の視点を持って、どう整理すればいいのだろうか。
消費者視点であると、厳しいことは予想されるが、果たして広告ではない事が重要なのかどうか、怪しい気もする。
いかん、袋小路に入った。
振り出しに戻して、主観的に設定するしかない。
※法律に詳しい人は、薬事法とか健康増進法にある広告の定義や省令による解釈、判例を持ち出すのだろうが、その議論は法廷で。
話を進めよう。
商品のラベルに事実以外の記載は出来ないし、メディアに商品名を出すこともダメで、店頭に並べるだけか、サービスならば問い合わせや来店がない限り顧客に接触してはいけない、としよう。
掲示板や口コミも、当然出来ない。する場合は、記名が原則で本人確認がされなければならない。
その発言は中央政府が管理し、言語および行動解析によって矛盾が発見された場合は、銀行口座などが凍結され財産が没収され公民権が停止される。(POSデータ、決済ID、接続ID、電子チケットやGPSの移動記録などデータは既にある)
プライバシーはない。
アンケートやテスト販売も禁止。(広告キャンペーンの紹介になるから)
さてと、どうやって消費者は商品やサービスを知る方法があるのか。
現在でもあるものを発展させて考えてみる。
国民生活センターで比較、分析したデータを参考にする。
自分で使って判断する。
なんらかの機関が認定した商品やサービスから選ぶ。
安い物を買う。
高い物を買う。
ほどほどの物を買う。
上場企業の商品を買う。
・・・。
想像力が足りないようなので、再考する。
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