2012/11/21

オープンイノベーション対談

伊藤穰一と小林弘人が語る、オープンイノヴェイション時代の個人と企業のあり方  wired_jp
http://wired.jp/2012/11/21/joi-kobahen-open-innovation/

たまには高次元、高尚な対談も読みたいと思うのだが、実際読むと脳がイカれる。
キーワードだけ並べておくと、
・コクリエイション
・アジャイル(俊敏)
・共創
・サーチャビリティ(検索可能性)
・グローバルなコンテクスト(文脈)
・Innovator’s Guild
・チーフイノヴェイションオフィサー(CIO)
・ギルド方式
・セレンディピティ(思わぬ発見)

スマホ所有率39.8%

スマホユーザーが倍増、4割は今年度から使用開始 -INTERNET Watch http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20121120_574236.html

定期的に調査しているので、肌感を掴むのに参考程度。PCネットリサーチなので、バイアスがある。
で、やはりiPhoneは強い。31.5%。作り手側からすると、一番最初に取り組むべき相手であることは間違いない。あとはフラグメンテーション・・・。

それから、スマホではSNSの中でFacebookが38.7%、twitterが37.9%と圧倒的なメディアシェア。
追随するのが、LINEが33.9%ってソーシャルにカテゴリーに入れたのは?だが、健闘しているのがmixiで27.3%。
どういう質問しているのかわからんが、amebaとか圏外なのか?
過疎っているとdisられるLINEのソーシャルサービス、調査からではわからんことも沢山あるなぁ。



2012/11/20

テストデータに使うなら著作権違反にならない

「写り込み」はどこまでOK? 文化庁、改正著作権法の新規定を解説 - ITmedia ニュース http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1211/20/news090.html

ネットに一見関係ないようで、記事を読むと「あ~」という話。
これを機会に、著作権にかかわる法律を見ておいた方がいいだろう。
http://www.bunka.go.jp/chosakuken/24_houkaisei.html

2012/11/19

吊革、ドアにタッチでキャンペーンするペプシで実験

NFCを活用した「スマートOOH」の実験がスタート。第1弾はサントリー「ペプシ スペシャル」 #販促会議 #アドタイ
http://www.advertimes.com/20121116/article94418/

電車の中でQRコードの読み込みって駄目なんですけど。
え、だって盗撮の問題があるからね。知らなかった?

まぁ、NFCでタッチというのは代替手段としてはアリだ。

しかし、別の問題がある。
そもそもタッチするのかという事。
過去に何度もデジタルサイネージと連動だとか店頭連動とか実証実験をやっているが、その後リリースされた商品で良い話を聞いたことがない。
あるなら、波乗りペンギンの勉強不足だ、すまん。

今回の実験の課題点は、
・電車内だと、基地局のインフラ。数十人が同時アクセスする分には影響ないけどね。
・混雑と羞恥心との戦い、ラッシュ時とか無理だろう。接触面まで動ければ問題ないが。
・かざす行為を後押しするだけの理由、必然性が作れるのか?
どっちにしても最後が一番問題なんだよね。
人の行動には流れがあるので、それを中断させたり変更させるのは、よほどの感動か衝撃がないと無理なんだ。
あ、お金はばら撒いちゃダメだよ。絶対効果上がるから。(笑)

キンドルは売れない!?

キンドルが売れないこれだけの理由 日本は電子書籍の「墓場」だ | 紙メディア VS ネット 最終決戦 - 東洋経済オンライン
http://toyokeizai.net/articles/-/11724

確かに、一理ある。
コンテンツ不足は目に見えて明らかだし、出版業界の構造からして、電子書籍には「壁」しかない。
たけど、既存のコンテンツを電子化するというプロセス=過去の資産の安売り、という構造はイノベーションというには中途半端。

端末さえ行き渡れば、記事にあるような展開もあるが、じゃあコンテンツなしでキンドルがバカ売れするかというと、記事に指摘されている通り。

でもね、PCもケータイも同じ道を辿って来たわけよ。
エロからね。
そう、エロから。

2012/11/16

ソフト+ハード=イノベーション by バルマーCEO

「イノベーションの機会を譲るつもりはない」:S・バルマー氏、新たなハードウェア製品を示唆  cnet_japan
http://japan.cnet.com/news/business/35024510/

モバイルはカオスである。一定の秩序は垂直統合でしかできない。
日本のフィーチャーフォンもiPhoneも、良い事例だ。

しかし、侵食するAndroidはフラグメンテーションというよりカオスを拡大させている。
そこにイノベーションはあったのか?分からないが、そもそもグーグルのイノベーションは検索にしかない。

ということで、現時点でバルマーCEOの方向性は間違っていないと思える。
かつ、多少間違っていたとしても、対応端末が絞られれば事業者側に恩恵があるので、エコシステムはまわりやすくなることが大事なポイントだろう。

まず、サプライ系は少量多種から大量生産によるコスト効果が見込めるし、その分デザインなどのバリエーションが増えるのでユーザーにも恩恵がある。
ソリューション側も端末ごとの検証や対応コストが激減するし、対応時間も短くなるため、ユーザー企業にとっては「待たされた挙句、対応漏れ端末からのクレーム」はなくなる。
広告も掲載仕様や原稿の統一がし易くなり、対応のシステムや人員の削減とスピードアップが望める。広告主と制作会社はサイト制作やら対応端末の境界で悩むこともなくなり、改修もスケジュールが組みやすくなって楽だ。
もう、端末レベルで競合してもらう必要はなくて、プラットフォーマー同士で、ガチでやりやってもらった方が良いだろう。どうせなら、キャリアも基本ソフトや端末を作って転身する方が良いかもしれない。(笑)

2012/11/15

POS事業を東芝テックに売却したIBM

「レジに並ぶ」という考えが昔話になる時代がやってくる IBMのPOS事業売却から考える「小売業の未来」:MarkeZine
http://markezine.jp/article/detail/16338

良い記事だったのでピックアップ。
そう、十年ちょっと前にIBMがテレビCMで、レジで会計しないお客さんを警備員が見送る・・・と、ゲート通貨で決済が済んでいたというものがあった。見た人、記憶していた人はいるだろうか。

参考情報: http://okwave.jp/qa/q3416411.html

まぁ、波乗りペンギンも似たようなことを別の角度でかかわっていたりするのだが、POSレジがなくなる前提は当分なくて、モバイルによる決済が一般化した時に、どう販促をするかという話だったんだけど、当時はO2Oじゃなくて「クリック アンド モルタル」ベースだったっけ。

広告とは関係ないどころか、実は大有り。
当時から、マス広告は衰退して販促などのプロモーションが主流になるという危機感からのことだった。モバイルマーケティングは、マスではないという視点で、組み立てたモデルなので矛盾しているが、大人の事情だ。何しろ、当時は一匹だけ「モバイルはマスメディアとして売るんじゃなくて、SP局がプロモーションの道具として売っていくべきだ。」というアプローチをしたんだけど、すまん、成功事例が一つしかできなくて撃沈。
今風に言い訳をすると、CMOの不在が敗因。
たぶん、ビッグデータとかアトリビューションとかインバウンドマーケティングとか、同じ課題を抱えているのも何かの因果だろう。いや、単なる構造というか組織の話より根深いのよ。商慣習とかあるしね。

【追記】2012.11.16.
室内型 GPS?― ショッピングモールや博物館内でも自分の居場所がわかる新たなサービスを Cisco が開発 - インターネットコム http://japan.internet.com/webtech/20121116/2.html

拾ってくるね~、この技術は店内で活用されれば、いろいろ分かるわけよ。
モバイル決済と相まって、売り場も変わって、ビッグデータとか言っているけど、解析ベースでやったらコスト増大で手に負えなくなるほど、集まりそうだ。
なので、そうしなくても売り上げや販促が効率化する仕組みを作らないと、ダメって話に戻ると。