2006/02/02

年明けの活動

まず、客員教授としてモバイルマーケティングソリューション生の声を、生徒さんにお聞きいただいてます。なんか、一つでも心に残る一言や出会いがあると良いんですが。

次に、モバイル系の団体を今年4月1日付けで発足させます。
その準備に追われています。

また、モバイルビジネス展示会も必要かと思い、献身的な友人たちに支えられつつ準備中です。
今年は、来年度に向けて「シンプル」にやっていこうかと思います。
業界人の集まる上半期イベントですから、五月蝿い音楽や踊りより、飲み物片手に旧交を温めあって、次のビジネスへのヒントと新興を温め合って頂ければと思っています。

今月中に次世代ビジネス孵卵用レストランの名刺が出来るそうなので、
飲みに行きましょうね。旧知の方。

人材育成については、ここで第一弾終了です。
翌年度からは、12回の毎週講義です。
一回目は波乗りペンギンが喋り捲りましょうか。
二回目は、モバイル新規授業のタタキ案発表。
三回目以降は
プレの概論+演習 ×3回
オンの概論+演習 ×3回
ポストの概論+演習 ×3回
最終目はモバイル系企業トップの前でプレゼンしてもらおうかな。
評価段階は、「明日からベンチャーしましょう」→「エンジェルやります」→「うちで部署としてやる?」→「成功したら教えて」といった感じ。
そうだ、絶対気絶するコンプライアンス講義も入れよう。
「こんな商品は薬事法違反、特定商取り引きの広告規制」なんて如何。

2005/12/10

第一弾の報告

ということで、
某大学院で「モバ○○ビジ○○実践」をスタートしました。
続いて、某マーケティング系団体で「モバイルマーケティング研究会」もスタートアップしました。
次世代ビジネスを語り合う拠点として、お車で移動されている企業トップも安心のお店もオープンしました。

リアルでの活動は、有志の活動により次々に実現されています。
思ったより早く、物事は進んで行くようです。

時代は夜創られる。
インターネットから10年、さらに、その先へ。

2005/10/29

誰だって良いじゃない、広告業界人ということで

別に国家資格で認定されるわけではありません。
広告業界人だと、波乗りペンギンが自称しているだけです。

でも、新聞記者だから情報が集まるのではなく、新聞記者として情報を探すから、その人は新聞記者であり会社は新聞社になるのであれば、 広告業界人として情報を持つから、波乗りペンギンは広告業界人となり、活動の場が広告業界になってもいいはずです。
このブログをチェックされている方は、情報感度が非常に高い、選りすぐりの方ですから、お分かり頂ける事でしょう。

さて、広告業界人としての個人活動は、何かが欲しくてやっているわけではありません。
しかし、一般的に理解を得るのは非常に困難です。

例えば、ネット広告業界の黎明期を知る人であれば、今でも快諾してくれる媒体説明会参加も、一世代ズレると手配を忘れちゃう人が続出します。(笑)
いや、良いんですよ。
本当に出たいと思ったら、トップダウンで参加しますから・・・というか、してます。

ただ、管理職になって自分の判断が出来ないのは、何か問題があるんでしょうか。
確かに、サラリーマンですから上司や資本関係で言うところの親会社もあるでしょう。
しかし、波乗りペンギン一匹をロックアウトしても、何も変わらないわけです。
もっと大きな力が、世の中を動かしてるんですね。

すこし、俯瞰して業界を眺めてみましょう。
あなたに出来ることをしない限り、あなたは何も変えられないのです。

2005/10/01

購読者の低下を招いているのは、別の理由では?

新聞記事を読んでいると混乱する用例が沢山ある。
「マーケティング」と「広告」は同意義みたいなものが多い。
「成果報酬型広告」と「アフィリエイトプログラム」も同意義で使われている。
新聞記事の質の低下が購読者の低下を招いているのでは?と考えたくもなる。
やはり、世論を形成する報道、社会の番人たるプライドが失われているように感じる。
朝日新聞の不祥事は、非常に象徴的である。
しかも、自己保身・・・。

さて、ネット広告に携わるものとして、いや、広告業界の一員として、
問題視したいのが「成果報酬型広告」と「アフィリエイトプログラム」の方である。

「成果報酬型広告」は米国を中心に拡大した、インセンティブ契約である。
つまり、一般的なフィー設定である17.5%を基準として、
目標を達成した場合と達成しなかった場合の契約だった。
例えば、認知率45%を目標とした場合、
認知率45%以上ならば17.5%とし、50%以上なら2.5%相当を上積みする。
達成できなかった場合は、2.5%相当を返金するのである。

「アフィリエイトプログラム」はアフィリエイトという言葉を辞書で調べると分る。
提携とか販売代理のことである。
何処にも広告なんて示唆はない。
もちろん、言葉の意味は変化するものなので、
辞書が改訂される可能性はある。
それほどに、修正が効かないほど浸透していると思われる。

この背景には何があるのか?
実は、外来語が誤訳されたケースは少なくない。
古くは、スリッパとかミシンなどがある。
広告業界的には、AE制やAPなどである。
恐らく、日本と言う海に囲まれた閉じた文化にあるのではないだろうか。

物事を判断する時に、評価軸の設定は自明の理である。
しかし、国際比較軸を持たなければ、判断は誤る。
情報がないから、当然であろう。
ずれている事すら認識できないのが普通である。

もちろん、時間地球は限りなく小さくなっている昨今。
いずれ、誤認がもたらす壁にぶつかることだろう。
楽天が海外に進出するために(できずに)、リンクシェアを買収したが、
この時もアナログ系は「ネット広告大手リンクシェア」と報じた。
さて、どう解釈すれば良いのだろうか?

2005/09/20

桃栗三年柿八年、研究助成に丸8年?

中間報告です。
部分的ですが、三年越しで仕込んできたプロジェクト(教育や研究の助成活動)が、年度内に発表されそうです。
発表は、各団体または組織体からされますので、お待ち下さいね。

言い散らかしているのは事実なので、発表があっても、どれなのか分らなかったらごめんなさい。
でも、言い続けていると夢も叶う。
そんな今日この頃。

研究プロジェクトが某先生とかの監修の下で立ち上がります。
前後して、某教育機関で講義が行われるのを皮切りに、色々始まります。
関係者で大盛り上がりして、今が一番楽しい時期です。
他にね・・・
2つか3つ、翌年度に持ち越す感じです。

どれも、波乗りペンギンの名前はありませんが、
概要とか方向性で嗅ぎ取れるハズです。(笑)
私と会ったことのある方は、その場(会合、講義)に参加すると判ると思います。
隅っこに座ってますから。
見つけたら、声を掛けて下さいね。

2005/07/22

見込み顧客って、何?

ノソノソっと、ネット広告業界に復帰中ですが、久々に某最大手ポータルサイトの媒体説明会に参加しました。
気になったのは行動ターゲティングの話。
ポイントは個人を特定しない、ブラウザー特定という所でした。
これで、静的自己申告プロファイルベースに蓄積データで動的な働きかけをしながら、絞り込んで行こうという訳らしいです。
うーん、意味のないデータマイニングやアンケート調査との違いはあるのか?と考えてしまった波乗りペンギンも意味無しかもしれない・・・と思いつつ。

そんな時に、「広告は死につつある」なんて記事を見て、こんなロジックに納得する業界関係者が沢山いるんだろうなぁ・・・と、やっぱりブログに書き込んじゃうのでした。

記事で指摘されている部分は、ほとんど「ブランド」という言葉が、広告業界でキーワードとなった背景を触っている程度だと思いますよ。
ただ、どんな有名な方か知りませんけど、

---記事より引用
Web 分析は、悪い広告だけでなく悪い営業にも効く治療薬だ。
---記事より引用

いやいや、そりゃ言い過ぎでしょう。
企業活動のすべてがオンラインで行われている、映画マトリックスのような、状態なら確かにそうでしょう。でも、どんな企業であれ、コミュニケーションはリアル(オフライン)な部分を残していますよね。
いつも例えてますけど、注文はネットで可能でも、配達は人間がやってます。食べるのはパソコンじゃなくて人間ですから、五感を通じて入ってくる情報処理は別物ですよね。

---記事より引用
従来型の広告でいまだに効果が出ているなら、実はそれは広告をしているのではなく、顧客を説得しているに違いない。
説明する前に質問させてほしい。広告/マーケティングと営業の違いは何だろう? 実のところ、ほとんど同一のものだ。両者のただひとつの違いは、原因と結果を正確に測定できるかどうかということ。
---記事より引用

まぁ、視点の違いだろうか。
広告=マーケティングは、関係性が違うと思う。
それと、営業を比較するのも、どんな相関関係図を持っているのか?一連の記事からは理解できない。

さて、話を戻しましょう。

行動ターゲティング、広告は死につつある、どちらもデータ主義なのが気に掛かるわけです。
・データの信憑性
・解析結果の解釈
・戦略的意思決定
・軌道修正のタイミング
などなど、不確実な有機体が反応する人間社会ですから、盲信や絶対視は危険ですよね。