2016/02/08

イナモト氏新会社にDG出資

ゼロtoワンのクリエイティブ レイ・イナモト氏新会社方針 #宣伝会議 | AdverTimes(アドタイ)
http://www.advertimes.com/20160208/article217046/

世界的に有名なイナモト氏が新会社を作って、デジタル・ガレージが出資したというから、何か新しい試みが行われるはずだと記事を見る。

「デザイン・テクノロジー・データの3つを融合させて、新たなビジネスを生み出す企業にしたい」――と、レイ・イナモト氏は話す。
電通ブルーとかHDYのSIXと何が違うんだろうかと。

データから見つけた問題に、デザインとテクノロジーで、これまでになかった答えを出す。“新たな答えを出すもの”として、「これからデザインやテクノロジーの力がさらに増すのは間違いない」とイナモト氏は話す
伊藤穣一さんに聞いたら、どんな解釈が戻ってくるのか、聞いてみたい。
ここで言われている「デザイン」が構図という狭義の意味合いではないだろう。
言葉一つとっても、文字のままに読むのはキケン。

メディアや広告ビジネスの前提となっているのは、広告枠を売り、その枠に収まるアイデアを作るということだ。数十秒のCM枠や白いページ、広告看板に当てはまるモノを作るのがクリエイティビティだと唱えられてきた。
4マスの広告制作であれば確かに。
メディアニュートラルという志向もデジタル時代に出てきたんだが、これに対しての揶揄は含んでいるんだろうか。ニュートラルではあるものの、メディアを使うという意味では大差ないからね。

これからの本当のクリエイティビティはゼロから始まる必要があると思う。いずれにしても、クリエイティブであることが、生き残る術だ。クリエイティビティこそが、最後まで人間が人工知能に優る点だと思う
人工知能・・・やはり危惧はしているのね。
その、AIでは代替できない創造力は0から1であって、1から2ではないと。
0であるなら、前提はない。
うん、広告である必要もない。

広告である必要があったクリエーティブ・ブティックやホットショップとは立ち位置と成り立つ要素が異なるのだろうか。
だか、広告枠の販売を超えるという方向性は10年前から、欧米では20年前から動いていたように思う。それは、戦略とかブランドとか別のキーワードで括られているけど。
(アカウントプランナー、ブランドコンサル・・・とか、色々あったよ~)

さて、データから問題を見つけるという事でデータ・アナリスト(Webの場合はWebアナリスト)の解析一つで出発点が変わってしまう恐れがあって、優秀な分析者(データの読み方、マイニングが天才的な人)の有無で成否が分かれそうだと思う。
課題の発見と解決のビッグアイデアが必要という点では、過去と何も変わっていない。

永遠に解決しないテーマでもある。

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