2016/01/25

グーグルだけで7.8億件/2015年も削除した悪い広告

グーグル、2015年に悪質広告7.8億件を削除--1000人以上を投入
http://japan.cnet.com/news/service/35076730/

まず、数の多さにビックリ。全世界で掲載されている広告の数からすると少ないのだろうか?グーグルの2015年、総掲載件数が分からんので、何とも言えない。

で、記事に書いてある通りなんだけど、グーグル(ダブルクリック)のアドネットワークがブロックしても、他のアドネットワークは別なのよね。
ブラックリスト形式だと「広告主名」「ドメイン」「登録者」「代理者」なんかを変更するとイタチゴッコになって、詐欺サイトへの誘導やマルウェアの仕込を根絶できない。
もちろん、リンク先のコンテンツ(ウィルス)チェッカーの自動プログラムを走らせるとか、AI的な判定ソフトの導入で数は減らせると思うが、世界中にたくさんある広告配信業者のすべてが、コスト負担してまで運用してくれるかというと、過去を見る限りないね。

しかも、個人が広告掲載できるインターネット広告(特にグーグルの広告)は、悪質な広告を阻止しようとすると広告収入が激減してしまう。
グーグルは掲載後の対応が基本であって、掲載前の広告審査は無いのだから。
もし、事前審査すると膨大な広告審査を短時間で行わなくてはならなくなる。審査員の数も数万人単位で必要だろうし、現時点では不可能だろう。(いずれAIがやってくれるだろうが)

当面、広告表示すると悪いことが起きる=広告は悪いもの、というネガティブなイメージが拡大しているので、編集記事に見せることで誤魔化すしかないのかなぁ・・・。

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