2015/07/27

今更のキャリア3社の決算

携帯大手3社の決算比較から考える競争力 - ケータイ Watch
http://k-tai.impress.co.jp/docs/column/mca/20150522_702981.html

もはやガラケー時代と異なり、キャリアの動向がモバイル広告に与える影響は無視できるほどである。キャリアレップも死語となり、絶滅した。
では、なんで取り上げるのかという事だが、実はソフトバンクがインモビなど海外のモバイル広告配信プラットフォーム企業を買収しているのだ。
上手く行っていないようだが、ソフトバンクは海外へ軸足を移しているので、その流れの一つだろうとは思う。
ロボット事業が将来主軸になるそうなんで、間繋ぎ程度のことかもしれないけどね。

ドコモはリアル系企業を買収しているが、本体とのシナジーは???
過去の株主説明会で5千万契約という資産を有効活用するためだと言っていた気がするが、マーケティング的に間違ってしまったような気がしているのは波乗りペンギンだけだろうか。
おそらく、ボリュームゾーンの消費行動に合せたはずだが、食材宅配とか通販とかマスを生かせるものではなく、dメニューを増強するにはコンテンツとして開発されていないし、ベンチャー投資との連動も感じられない。
やはり、総合プロデューサー不在が大きいのだろう。
これだと、ユーザのロイヤリティは下がり、アクティブなほどドコモのサービスから離脱若しくは疎遠になる。メディアとして見た場合は影響力の低下が起きる。(利用者数が大きくても影響力が無くなることがある。社会現象となるブームも、対象は数百万人程度だったりするわけで、難しいのだ。)
ここから先は言わんでも良いだろう。
対策はない。

KDDIはズルいほど上手くやっている。
iPhone取り扱いと同時に攻勢を掛けて、有線回線とのセットで離脱率を抑え、2年するとキャンペーン価格の期限が切れて収益を押し上げる。
有線契約が絡んでいるのがミソで、通常の解約と異なり面倒だ。
ちなみに、波乗りペンギンもその一人。
年収が毎年下がっているだけに、面倒とは言ってられない状況もあるので、ドコモのお帰り割りでも使おうかと考えている。
それと、ベンチャー育成はドコモに比べると成果は上がっているようだが、ソフトバンクには全く歯が立たない。
会社の設立背景や株主を考えるに、やりようは有る気がするんだが、大人の事情なので深くは突っ込まないでおこう。

で、MVNOが数年で伸びているんだけど、海外に比べると数的には足りない。
うーん、個人的にはMVNOとかMNOとか増えても、最終的なユーザ側のメリットが見えないんだよね。
一方で、企業側はメリットが見え始めているようで、DMMとか楽天とか後ろに何やら、ちらちら見え隠れしている本体事業とのシナジーが見て取れる。
こういうのが拡大すると、広告って先が無いように見えたりするんだよね。
ポイント上げるから広告見ろなんて話が始まっちゃうからさ。

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