2015/01/21

ネット社会の2015年の行く末

2015年のITトレンドを探る--ウェアラブルと個人情報、「チラ見メディア」など ZDNet Japan
http://japan.zdnet.com/article/35058896/

新しい仕事や顧客を探している営業や、会社の方向性や投資などで迷っている経営企画部門の人は、見通せる未来があるなら知りたいはずだ。
残念ながら、無いんだけどね。

その代わり、シンクタンクや企業から未来予測やトレンド情報を漁って、より確度の高いものを探し出そうとするわけだ。
ソフトバンクの孫さんの様にセンス(もはや第六感とも思える目利き)があれば、良いんだけど・・・ね・・・。

さて、Facebookが日本で定着したり、LINEが登場して国産SNSはゲームプラットフォーム化して低迷したり、予測なんて不可能な展開が続いている。
でもね、社会全体からしたら一部分の話であって、世界からすると極東の一部地域の変化であって、人類への影響は大きくなかったりする。
未だ、インターネットを使わないor使えない人々は多いのだ。
え?ネット上のことだからオフラインは関係ないって!?
いやいや、o2oとかIoTとか、オフラインの取り込み段階に入ったんだ。
知らず知らずにオフラインだと思ってた世界が、オンライン上に乗っかってたという話はあるぞ。

その筆頭にセンシング技術からのインターネット世界は期待できると思う。
時計型の端末とか、身体データの計測は波乗りペンギンですら使っている。
今使っているのはディスプレイが無いけど。

はて、記事ではチラ見メディアとして時計型端末が取り上げられているが、小さい画面で情報が伝わるんだろうかと思った人は鋭い
なんと、十分に伝わる。
過去の実績事例だと「ポケベル」「ガラケーのモノクロ2値時代」があって、現在の想像を超える制限の多さと画面の小ささだった。
もはや数字を文字に置き換えてコミュニケーションするなどという暗号みたいな情報のやり取りは、人間の適応力だけでなく想像力と応用力に驚くばかりだ。
この話を続けると本一冊書けそうなので、止めとこう。
若い方たちは知らない時代だと思うので、ググってくれ。

広告関係だとメディアが深い関係にあるので、その辺りの見通しは欲しいところだ。
「揮発性メディア」とか「チラ見メディア」など翻訳者が苦労したんじゃないかという日本語があるが、「継続的注意力断片化(Continuous Partial Attention)」が起きるという話になっている。説明は記事に譲るとしよう。

状況的には、日本だと起きていると思う。
普通にある程度の企業に勤めている人なら、
・会社のパソコン(デスクトップ、ノートブック)
・会社のモバイル(ガラケー、スマホ、タブレット)
・個人のパソコン(デスクトップ、ノートブック)
・個人のモバイル(ガラケー、スマホ、タブレット)
最低でも4つ、下手すると8つの端末を日常的に使っている可能性も高い。
これに、テレビ見たりとか既存マスメディアからの情報入力も合せると、常に複数のメディアと端末から呼び掛けられている状況だろう。
それはニュース速報だったり、業務メールだったり、友人からのLINEかもしれない。

そんな消費者とどう相対すべきなのか?
このあたりの考え方なり方法論が今後出てくるだろう。

あと、某外資系企業の方とミッチリ懇親したんだが、
面倒な分析系がワトソンによって誰でも見やすく分かり易くなる可能性があるそうだ。
これくらいは言ってもいいんだっけ??
データサイエンティストの卵、統計学の分かる人たちの価値が高騰しているようだが、数年でお払い箱になるかも知れない。
大事なのは、人工知能が出来ないことをやれるスキルなんだよね。
領域的には少なくなりつつあるけど・・・。

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