2014/11/17

Webアワード2014決まる

「Web人大賞」に良品計画・奥谷孝司氏 オムニチャネルの推進実績を評価 #マーケティング研究室 #アドタイ
http://www.advertimes.com/20141114/article175116/

今年の流行語(ネット)でもある「オムニチャネル」がキーワードでのWeb人大賞受賞は良品計画「MUJI  passport」プロジェクトの推進者。奥谷さんという方だそうだ。
スマホのアプリなんだけど、実はビッグデータ解析が行われていたりと、派手な仕掛けは見えないが、会員化やソーシャルやオウンドメディアなど切り口も実にいろいろある。

このプロジェクトの前身はモバイル広告大賞(現コードアワード)受賞作品だったりするが、進化版である「MUJI  passport」も今年受賞している。
アワードは評価軸が成果であるため似通ったものが受賞する傾向にあるが、みんなが評価するものは少ないって事ね。

それはさておき。

過去にも先進的だったり評価の高い施策が沢山あったんだけど、大体3年から5年で埋もれて消えて行ってしまう。
過去の各賞を暇な人は追掛けてみると良い。
キーマンが異動や退職になったり、企業の業績が悪化したり、理由なく消えているものもある。なぜ、優秀な施策が継続され進化していかないのだろうか?

幾つか推測は出来るが、真実は分からない。
これはWebに限らずリアルでも同じだ。
これだけデータが蓄積され分析され、知見が貯まっているはずなのに・・・だ。

そう、CMOの不在とマーケターの育成が行われていないからである。
事業部で知見は留まり経営層に届かない。
異動すると俗人的な「知見」はリセットされる。
データや分析結果は資料として保管されているにしても、その読み取り方や活用の仕方は引き継がれないのである。

デジタルマーケティングを掲げるネット企業ですら、状況は変わらない。
何しろ平均勤続年数が短いのだから。


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